2025.12.15
こんにちは。街の屋根やさん岸和田店です。一戸建てにお住いのお客様で、屋根の上に朝日ソーラーを取り付けているお客様はいらっしゃいませんか。朝日ソーラーは、屋根の上にあるので、太陽の直射日光や雨風にさらされて、知らないうちに老朽化してしまっていませんか。朝日ソーラーは、老朽化すると、…

家が強風の被害にあい、門長屋の屋根にも被害が発生していました。
強風被害で門長屋の修理をするので、門長屋の外壁がめくれたりしていて、丁度塗り替えの時期もきていたので、外壁の塗り替えも一緒にすることにしました。





阪南市で強風被害にあったY様邸の工場や2階建ての母屋の現場調査が終わり、次は門長屋の調査になります。
門長屋とは、敷地の入口に建てられた伝統的な建物で、門と居住空間が一体となった長屋形式の建築様式のことを言います。
歴史ある建物だからこそ、強風の影響を受けやすく、丁寧な調査が必要になります。
阪南市で強風被害にあったY様邸の門長屋の外壁を確認すると、漆喰(しっくい)の表面が一部剥がれている状態でした。
漆喰とは、石灰(せっかい)を主成分にした、昔ながらの自然素材の塗り材のことです。
漆喰は瓦屋根の瓦を固定したり防水したりする目的で使われることが多いのですが、実は外壁の仕上げ材としても使われています。
白く美しい仕上がりが特徴で、調湿効果や防火性にも優れた日本の伝統的な建材です。
この漆喰が剥がれてしまうと、見た目だけでなく建物の保護機能も低下してしまいます。
阪南市で強風被害にあったY様邸の外壁の漆喰が剥がれていた箇所の近くで、剥がれ落ちた破片を見つけました。
強風によって、漆喰が外壁から剥離してしまったようです。
このような破片が落ちているということは、他の部分も劣化が進んでいる可能性があります。
放置すると被害が広がってしまうため、早めの対応が大切です。
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阪南市で強風被害にあったY様邸の門長屋の側面部分を確認すると、こちらも外壁が剥がれている状態でした。
Y様邸の門長屋の外壁は「真壁作り」という伝統的な工法で作られています。
真壁作りとは、柱や梁などの木材の構造材を壁の表面に見せる日本建築の代表的な工法です。
柱と柱の間に土壁を塗り、その上に漆喰などで仕上げます。
見た目の美しさだけでなく、木材の調湿効果も活かせる優れた工法です。
阪南市で強風被害にあったY様邸の門長屋の反対側の側面を確認すると、外壁の表面が剥がれて、下地の土壁が見えている状態でした。
外壁の表面が剥がれると、雨水が直接土壁に染み込んでしまい、内部から建物が傷んでしまいます。
最悪の場合、外壁から雨漏りが発生し、室内に水が入ってくることもあります。
そのため、Y様には漆喰の塗り替え工事をご提案させていただきました。
強風被害にあった阪南市Y様邸の門長屋は、外壁の漆喰(しっくい)が剥がれたり、ひび割れが目立つ状態でした。
今回は、白色の漆喰を使って美しく塗り直していきます。
漆喰とは、消石灰を主成分とした日本の伝統的な塗り壁材料です。
『漆喰には、白色と黒色があります。
白色の漆喰は、表から見える部分に使用し、黒色の漆喰は、表から見えない内部に使用します。
白色の漆喰は、黒色の漆喰と比べれると割高になります。』
白色は消石灰本来の自然な白さで明るく清潔感のある仕上がりに、黒色は炭などを混ぜた重厚感のある仕上がりになります。
今回は明るい印象の白色の漆喰を選びました✨
阪南市で強風被害にあったY様邸の現場に搬入した粉末状の白色の漆喰を、職人が丁寧に水と混ぜ合わせて、塗りやすい適度な硬さに練り上げていきます。
この練り作業がとても大切で、水加減や練り具合で仕上がりの美しさが変わってくるんです。
熟練した作業員が適度な硬さを見極めます。
漆喰が完成したら、角コテと中塗りコテという2種類の道具を準備します。
角コテとは狭い場所や角の部分を塗るための小さめのコテです。
中塗りコテとは広い面を平らに仕上げるための標準サイズのコテです。
経験豊富な作業員が、用途に応じて道具を使い分けることで、美しい仕上がりを実現できます。
阪南市で強風被害にあったY様邸の外壁への漆喰塗り替え作業を行う為、作業員が梯子に上がり、コテを使って外壁に白色の漆喰を丁寧に塗っていきます。
職人の熟練した技術で、均一な厚みになるよう慎重に作業を進めていきます。
塗装する部分以外に漆喰が付着しないよう、周囲の外壁や建具をブルーシートでしっかりと養生しています。
養生とは、工事中に汚れや傷がつかないように保護する作業のことです。綺麗な仕上がりには欠かせない大切な工程になります。
阪南市で強風被害にあったY様邸の外壁の一面に漆喰を塗り終わりました。
真っ白で美しい外壁に生まれ変わりましたね✨
強風で傷んでいた外壁が、職人の手仕事によって新築のような輝きを取り戻しました。
漆喰は塗りたては柔らかいですが、乾燥していくにつれて硬化していきます。
完全に固まると耐久性が高くなり、阪南市のような海に近い地域でも風雨からしっかりと建物を守ってくれる頼もしい外壁材になります。
阪南市で強風被害にあったY様邸の一面目が完了したら、次は反対側の外壁にも漆喰を塗っていきます。
作業員がまず手板に漆喰を取ります。
手板とは、コテに塗り材を取り分けるための小さな板のことで、職人が片手に持ちながら作業することで効率が上がります。
手板に取った漆喰を、中塗りコテに適量取ります。
一度にたくさん取りすぎると塗りムラの原因になってしまうので、経験豊富な職人が最適な量を見極めながら丁寧に作業を進めていきます。
阪南市で強風被害にあったY様邸の反対側の外壁への漆喰塗り替え作業を行う為、作業員が梯子に上がり、中塗りコテを使って反対側の外壁にも漆喰を塗っていきます。
コテの角度や力の入れ具合を微調整しながら、平らで滑らかな美しい仕上がりを目指して作業を進めます。
熟練の職人だからこそできる、ムラのない均一な塗り方で、見た目にも美しく、耐久性も高い外壁に仕上げていきます。
一塗り一塗りに職人の技術と経験が活きています。
全ての外壁面に漆喰を塗り終えたら、門長屋の外壁漆喰塗り替え工事は完了です。
強風で傷ついて心配だった外壁が、真っ白で美しい姿に生まれ変わりました。
お客様より、「こんなにきれいになるなんて思っていませんでした!(^^)!」とY様にも大変喜んでいただけました。
これで雨風からもしっかり守られて、安心して暮らしていただけますね。
外壁修理や外壁塗装は、街の屋根やさん岸和田店にお気軽にご相談ください!
外壁漆喰塗装
工期 2日間
工事価格 約41万円(税込)
(漆喰塗り,諸経費含む)
次回のブログは、門長屋の瓦屋根修繕の様子をご紹介します。
是非、次回のブログもご覧下さい。
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