貝塚市の雨漏りしていたガレージの屋根修理で波型スレートを使用！

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貝塚市の雨漏りしていたガレージの屋根修理で波型スレートを使用！

工事のきっかけ

「台風で貸しガレージの屋根が飛ばされて雨漏りしてるんです」貝塚市にお住いのN様よりご相談をいただきました。ガレージの屋根には波型スレートを張っていて、台風時に飛散縁がぶつかったのか割れて穴化あいている状態で、ガレージ内部に雨漏りしていました。割れが大きい部分は波型スレートを張替えて割れが小さい部分はエポライトを差し込んで修理しました！

貝塚市屋根補修工事,雨漏り修理,台風

ビフォーアフター

工事基本情報

施工内容: 屋根補修工事,雨漏り修理,台風

施工期間: 2日間

使用材料: 波型スレート（小波）、フックボルト、水上役物、ケラバ役物、エポライト、シーリング

築年数: 約40年

保証年数: 2年

工事費用: 約26.8万円（税込）

貝塚市の貸しガレージで行った屋根修理の様子を施工事例でご紹介します。

3年前の台風でガレージの屋根に被害を受け、街の屋根やさん岸和田店にご相談をいただきました。
屋根に使用しているのは波型スレートで、台風の時飛散物がぶつかって割れて穴があいていたりスレートが飛ばされている箇所がありました。

この工事で割れたスレートを差替えて、部分的な修理ではエポライトを使用しました。
まずは、波型スレートについてご説明させていただきます。

波型スレートとは？その特徴は？？

波型スレートはセメントに繊維の素材を混ぜて補強した波を打った形状の建材です。波の大きさで「大波スレート」「小波スレート」に分かれています。

2003年よりも前の波型スレートにはアスベストが含有されていましたが、人の健康に害を及ぼすことが判明し、2004年以降は使用されなくなっています。

波型スレートは耐久性が高く、遮音性、耐火性に優れているという特徴があります。
耐火性に優れていることから主に火事の危険性がある工場や倉庫などの屋根や外壁材として使われています。
そして、価格が比較的安く耐用年数が約25年以上とされていて、メンテナンスの頻度が少ないことも特徴のひとつです。

貝塚市の貸しガレージの台風での屋根の被害について

貝塚市の貸しガレージの修理のご相談をいただき現地調査を行いました。

台風で屋根の波型スレートが割れたり飛ばされている状態で、波板を差し込んで応急処置されていました。
応急処置していましたが、ガレージ内部に雨漏りが発生している状態です！
借りていただいている方も不便な思いをされているとのことで、早急に工事に取り掛かりました。

【雨漏りについての関連記事】
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➡　確実な漏水箇所の特定のための散水検査

台風の強風でガレージの屋根の波型スレートが割れてしまい、飛ばされていました！
応急処置できていない部分はガレージ内部に雨漏りしている状況です。

このように波型スレートが割れたり飛ばされている箇所がいくつかあり、張り替えと部分補修で修理することになりました。

台風の強風で破損したのは屋根だけではありませんでした。

水上（屋根の一番高い部分）の役物もズレたり割れて飛ばされている箇所がありました！

水上の役物にはそれぞれサイズがあるので、事前に確認して同じサイズの役物を準備しています。

ケラバの役物も飛ばされていました！

ケラバとは・・屋根の傾斜になっている部分の一番端のこと

ケラバに取り付けられている役物は屋根と外壁の取り合いを覆って雨水が入るのを防ぐ役割があるので、破損すると風を伴う雨が降った時に内部に雨水が浸入してしまいます！

貝塚市の貸しガレージの屋根修理の様子

屋根の修理の御見積書をお預けし、工事のご依頼をいただいたので早速工事に取り掛かりました。

割れて屋根に残った波型スレートと水上の役物を剥がして、新しい波型スレートを固定していきます。

水上の役物は波型スレートの上に被せて取付けるので、先に波型スレートを張って、その後に水上の役物を取付けました。

波型スレートは屋根に落ちてきた雨水が内部に入らなように軒先（屋根の傾斜の一番低い箇所）から順番に水上に向かって固定されています。
修理する部分は水上なので、一番上の波型スレートとなり、スムーズに張り替えることができました。
中途半端な部分を部分的に張り替える場合は、上に重なっている波型スレートをめくらないといけないのでその分作業時間がかかります。

波型スレートを固定している金具をご紹介します。それは「フックボルト」です。

フックボルトは鉄骨造で使用する金具で、C型の鋼材にフックを引っ掛けてナットを回して締め付けて固定します。
フックボルトにはパッキンが付いているので屋根面との取り合いから雨水が浸入しにくい形状になっていますが、月日とともにでパッキンが痩せてくるとどうしても隙間ができてしまいます。そうなると雨水が浸入しやすくなってしまいます！また、フックにサビが発生しても雨漏りの原因になるので金具だけでも定期的なメンテナンスが必要です！

割れて飛ばされた波型スレートを交換した後、水上の役物を取付けました。

水上の役物のそれぞれ新旧の差が出てしまいますが、今回は破損した部分だけの修理ですのでご了承いただいております。

水上の役物はL型で、屋根と外壁の隙間を覆うように取り付けられています。
水上の役物が割れたり飛ばされてしまうと隙間がむき出しになり雨水が入ってきてしまうので、早めに修理しましょう。

軒先（屋根の流れの一番低いところ）の波型スレートが割れてポリカ波板を差し込んで応急処置されている箇所は新しい波型スレートに張り替えました！

ここは欠損している面積が広いので、1枚交換することになりました。（ひび割れならシーリングで処置することができます）

軒先の波型スレートを交換するには、上に重なっているスレートをめくったり金具を緩めて持ち上げたりしないといけないのでその分時間がかかります。逆に水上のスレートは一番上のスレートなので作業をスムーズに行うことができます。

【関連記事】
➡　屋根工事と雨漏り補修に必要なシーリングやコーキングの種類と使用法

波型スレートの部分的な修理はエポライトを使用しました！

波型スレートを補修する時に使用する「エポライト」についてご説明させていただきます。

エポライトはFRP素材の採光ができる材料のことです。

エポライトはガラス繊維で強化したプラスチック（FRPと言います）素材なのでとても軽いです。透明ということが最大の特徴で、暗くなりがちな倉庫や工場の屋根や壁に用いることで光を取り込むことができるので重宝します！
また、防水性や耐久性、耐候性にも優れているので安心してお使いいただけます。

エポライトの波板は、波型スレートの小波や大波の形状と同じ形状なので、
上に被せることで部分的に補修する際にも活躍します！
例えば、割れた面積が少ない場合、エポライトを波型スレートの隙間に差し込んで取付けることで雨水の浸入を防ぐことができるのです。

ガレージの屋根全体を確認すると、シーリングで補修できる箇所もありましたが、少し幅が広くシーリングで補修できない箇所がありました。シーリングで補修できない箇所はエポライトを差し込んで補修しました。

波型スレートは厚みが約6mm弱あるので、隙間に差し込むことができませんが、エポライトは厚みが薄いので波型スレートの隙間に差し込んで上張りすることができるのです。色も透明なので、補修箇所があまり目立ちません。

ケラバの役物も割れて飛ばされていたので交換することになりました。

ケラバの役物は屋根の端部分を覆って雨水が入るのを防ぐ重要な役割があります。無くなってしまうと雨水が内部に入ってしまうので早急に工事に取り掛かりました！

外壁の錆びついた波板をガルバリウム鋼板に張り替えた後、ケラバの役物を交換しました。

屋根を修理してケラバの役物も取付けたので雨水が入る心配がなくなりました！

ガレージの屋根の被害状況に合わせて適切な修理をして工事完了です！

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