はじめに・・

貝塚市にお住いの皆さまこんにちは！

この記事をご覧いただいている方の中に「波型スレート」のことでお困りの方はおられますか？
波型スレートは、主に工場や倉庫の屋根や壁で使用されています。
波型スレートは耐久性がありますが、永久的に続くわけではありません。
例えば台風などで波型スレートが破損して雨漏りでお困りの方もいるのではないでしょうか。


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この記事のポイント！ 

■波型スレートとは？その性能は？
■波型スレートを部分的に修理する方法
■波型スレートの部分修理で活躍するエポライトについて

上記の内容を分かりやすくご紹介させていただきます。
まずは「波型スレート」について一緒に見ていきましょう！

波型スレートとは？その性能は？？

波型スレートとは？その性能は？

波型スレートはセメントに繊維素材を混ぜ込んで補強した波を打った板状の建材で、波の大きさで「大波スレート」「小波スレート」があります。
2003年よりも前の波型スレートにはアスベストが含有されていましたが、人の健康を害することが判明し、
2004年以降は使用されなくなっています。

波型スレートは耐久性が高く遮音性、耐火性に優れているので、火事の危険性がある工場や倉庫などの屋根や外壁材として使われています。また、価格が比較的安価で耐用年数が約25年以上とされていて、メンテナンスの頻度が少ないことも特徴のひとつです。

波型スレートは丈夫で長持ち！そして耐火性や遮音性がある優秀な建材ですが、どんな建材にも必ずデメリットがあります。

波型スレートのデメリットは？

波型スレートのデメリットは？

波型スレートの表面はザラザラしていて凹凸があります。そのため、凹んだ部分に砂やホコリなどの汚れが入り込みやすく、雨でも流れにくいので見た目が悪くなってしまいます。
企業などの建物の場合、屋根や壁が汚れていると会社にもあまりいいイメージを与えないので注意しましょう。また「割れてしまうことがある」というデメリットもあります。
そして「アスベスト問題」です。
アスベストが含有されたスレートは撤去や処分費用がかかるので、そのことも踏まえてメンテナンスを検討する必要があります。

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波型スレートの劣化症状について

次に波型スレートの劣化症状をいくつかご紹介させていただきます。
これらの劣化症状を見つけたらメンテナンスを検討しましょう。

波型スレートの劣化症状：ひび割れ

波型スレートの劣化症状でよくあるのがひび割れです

波型スレートは耐久性がありますが、経年で脆くなり割れやすくなります。
台風時に物が飛んできて割れてしまったり、メンテナンスの際に人が乗って割れることも・・！
目に見えないほどのひび割れでもじわじわと雨漏りすることがあります。

波型スレートの劣化症状：汚れ・苔の発生

波型スレート屋根における劣化症状：金具の錆び

貝塚市の貸しガレージで行った波型スレートの修理

貝塚市の貸しガレージの修理のご相談をいただき現地調査を行うと、台風で屋根の波型スレート（小波）が割れたり飛ばされて、ガレージ内に雨漏りが発生していました！借りていただいている方も不便な思いをされているとのことで、早急に工事に取り掛かりました。


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貝塚市のガレージの屋根の被害状況

3年前に関西方面に上陸した大型の台風の影響で、ガレージの屋根の波型スレートが割れてしまい、内部に雨漏りしている状況です。
このように波型スレートが破損している箇所がいくつかあり、張り替えと部分補修で修理することになりました。


台風での飛散物や強風で屋根や建物が被害を受けることがあります！
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台風の強風で破損したのは屋根だけではありません。
ケラバや水上の役物もめくれ上がったり割れて飛ばされている状態でした！

ケラバとは・・屋根の傾斜になっている部分の一番端のこと
水上とは・・屋根の一番高い水平部分のこと

ケラバや水上の役物にはサイズがあるので、事前に確認して同サイズの役物を準備しました。

貝塚市のガレージの屋根修理の様子

それでは貝塚市のガレージで行った波型スレートの修理の様子をご紹介させていただきます。

割れて屋根に残った波型スレートと水上の役物を剥がして、新しい波型スレートを固定しました。
水上の役物は波型スレートの上に被せて取付けるので、先に波型スレートを復旧、その後順番に水上の役物を取付けました。

波型スレートは屋根に落ちてきた雨水が内部に入らなように軒先から順番に水上に向かって固定されています。
この部分は水上なので、一番上の波型スレートとなり、スムーズに交換することができました。
中途半端な部分を部分的に張り替える場合は、上に重なっている波型スレートをめくらないといけないのでその分作業時間がかかります。

破損した波型スレートを交換した後、水上の役物を取付けました。
古い役物と新しい役物、それぞれ新旧の差が出てしまいますが、今回は破損した部分だけの修理ですのでご了承いただいております。

水上の役物はL型で、屋根と外壁の隙間を覆うように取り付けられています。
水上の役物が破損したり飛ばされてしまうと隙間が露になるので雨水が入ってきてしまいます。

エポライトってなに？

ここで、波型スレートを部分的に補修する際に使用する「エポライト」についてご説明させていただきます。

 エポライトってなに？

エポライトはFRP素材の採光材料です。
ガラス繊維強化プラスチック（FRP）素材なので、軽量です。また、防水性や耐久性、耐候性にも優れています。
エポライトは透明なので、暗くなりがちな倉庫や工場の屋根や壁に用いることで光を取り込むことができます。

エポライト波板は、波型スレートの大波や小波の形状と同じなので、部分的に補修する際にも活躍します！
例えば、割れた面積が少ない場合、エポライトを波型スレートの隙間に差し込んで取付けることで雨水の浸入を防ぐことができるのです。

ガレージの屋根全体を確認すると、シーリングで補修できるひび割れの他にも少し幅が広いひび割れがあったので、その部分はエポライトを差し込んで補修させていただきました。

波型スレートは厚みが約6mm弱あるので、隙間に差し込むことができませんが、エポライトは厚みが薄いので隙間に差し込んで上張りすることができるのです。また、透明なので塗装された波型スレートを補修する際にも補修箇所が目立ちません。

今回は、波型スレートについて性能や部分修理の方法をご紹介させていただきました。
この記事をご覧いただいた方のお役に立てると嬉しいです。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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