貝塚市で行ったガレージの壁の波板張替え工事の様子をご紹介します。

3年前の台風で屋根の波型スレートや雨樋、シャッターが破損してしまい、街の屋根やさん岸和田店にご相談をいただきました。
壁にはトタン波板を張っていましたが、経年で錆が進行して耐久性が低下し、見た目も悪くなっていたので現在主流になっているガルバリウム鋼板製の波板に張り替えることになりました。

貝塚市の貸しガレージについて

ご相談をいただいたガレージです。

台風でシャッターが壊れてしまい、専門の業者に工事の依頼をされたそうですが、壁のトタン波板もかなり傷んでいるので
メンテナンスの頻度が少なくなるようにガルバリウム鋼板の波板に張り替えたいというご希望です。

まずは「トタン波板」と「ガルバリウム鋼板」についてご説明させていただきます。

トタン波板ってどんな波板のこと？

トタン波板とは 

トタンとは、薄い鉄板のことです。
亜鉛でメッキ（亜鉛により表面を処理する加工のこと）されていて、屋根や壁の囲いなど、幅広く使用されています。
白や青など、着色されたトタンもあり、板状のものを「トタン板」波を打っている形状のものを「トタン波板」と言います。

トタンの寿命は約5年～7年で、劣化が進むと錆が発生するので定期的に塗装して寿命を延ばさないといけません。

ガルバリウム鋼板とは？

ガルバリウム鋼板とは？

ガルバリウム鋼板は「アルミニウム」「亜鉛」「シリコン」の素材を組み合わせてつくる耐久性・耐熱性に優れた鋼板のことです。
アルミニウムは耐食性、そして亜鉛は防食作用に優れているので、長期に渡って錆などの劣化症状を防いでくれます。
また、ガルバリウム鋼板は瓦やスレートなどの屋根材よりも軽いので耐震性にも優れているため、屋根材や外壁材としても人気があります。

ガルバリウム鋼板はトタンよりも3倍～6倍ほど長持ちし、寿命は15年～20年と言われています。

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貝塚市の貸しガレージの壁の波板張替え工事について

波板を固定したビスは「鉄下地用」で、フックを鋼材に引っ掛けてナットを回して固定します。
ビスの間にパッキンが付いているので、雨水が浸透しにくく、風に煽られた時もバタつきにくい形状になっています。

波板を固定する際に使用するビスやフックは、下地の素材に合わせて使い分けます。
鉄下地の場合は鉄下地用、木下地の場合は木下地用、また、ビスやフック、傘釘もあり、長さも合わせて選定しないといけません。

窓を2カ所撤去しました。

お部屋の窓を撤去するとなると、お部屋側をきれいに仕上げないといけないので、大工や表装の仕上げの職人が現場に入らないといけませんが、今回はガレージなので、窓を撤去した部分の内側の仕上げは不要です。
外部から波板を張ると、窓の開口部が隠れますので、その状態で完了となります。

波板の張替完了です！

こちらのガレージは3棟あり、2棟の波板を張替えました。
以前はトタン波板で、錆が進行して塗装でのメンテナンスも難しい状態でしたが、錆びに強くて耐久性のあるガルバリウム鋼板製の波板に張り替えたので安心してお使いいただけます。

ガルバリウム鋼板はトタンよりも耐久性があり、錆びにくいのでメンテナンスの頻度も少なくなります。

貝塚市の貸しガレージ修理の現場ブログ

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トタン波板の錆びや劣化が気になる方へ・・

トタン波板は、メッキが剥がれて鉄部が雨水と空気に晒されると錆が発生します。

錆を放置するとどんどん進行して穴があくなど耐久性を低下させてしまいますので、
できれば錆が発生する前に塗装して塗膜で保護することが理想的です。

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