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岸和田市で強風で飛ばされる前に剥がれた軒天を撤去しました！
■■ 軒天とは、外壁よりも外側に飛び出している屋根の裏面のことです ■■
外壁よりも突き出ている屋根部分全体を「軒」と言い、その裏面が「軒天」になります。
呼び方が異なりますが「軒天井」「軒裏天井」「軒裏」も軒天と同じ箇所を表す言葉です。
そして、軒天の下のスペースを「軒下」と言います。
軒天は屋根の下地や垂木などを隠す「美観性」、「雨風を防ぐ」
「火事の際の延焼を防ぐ」「結露対策」などの役割を担っている部分になります。
● 軒天は屋根や外壁に比べて雨や風、紫外線などの影響を直接受けにくいので、異変に気付いても
「少しくらいなら大丈夫かな」と、修理を先送りにすることがあるかもしれません。
ですが、軒天が剥がれると下記のような被害を受ける危険性があります。
1．雨漏り
雨水は建物の構造部分などを伝ってあらゆる箇所で発生します。
軒天から浸入した雨水の影響で建物の木部を腐食させることもあるので注意が必要です。
2．鳥獣被害
剥がれた軒天の隙間から「鳥」「イタチ」などの小動物が入り込み、
巣をつくって住処にしてしまいます。また、
ノミやダニを持ち込んだり、糞尿の被害で人の体に悪影響を与えることも・・・！
3．風が吹き込み、屋根を傷める
軒天から強風が吹き込んで、内部から破損することもあります。
また、剥がれかかった軒天が強風により飛ばされて、ご近所の方の車や建物にぶつかり、
傷をつけてしまってトラブルに発展した事例もあります。
⚠ このような被害を受けないためにも、適切なメンテナンスをお勧めしています ⚠
下記のリンクより軒天の剥がれによる被害や修理方法などを詳しくご紹介しています！
↓↓↓↓
「落下して近所の方に怪我をさせたり、家や車を傷付けたらいけないので撤去してほしい」
とのご希望で、工事のご依頼をいただいた後、早急に工事に取り掛かりました。
T様邸の軒天は重い鋼板で、長さが4m程あります。
留め具を外した時に鋼板が勢いよく下がると、梯子がぐらついて危険なので本来は足場が必要なのですが、梯子を窓の手すりにしっかりと固定できたので、今回は梯子での作業が可能でした。
※梯子を安全に立てられない場合は、足場が必要です！
4m程ある鋼板をそのまま外すと、留め具を外して支えを失った時に、一気に荷がかかり下に落としてしまう可能性があるので、二つにカットして撤去する方法をとります。
片方の手で鋼板をしっかりと持って作業します。
両手が塞がるので、落ちないように慎重に作業を進めました。
電動工具で切りきってしまうと、鋼板が急に落下するので危険です。
片方の手で鋼板を支えて、様子を見ながら切断しました。
● 無事、鋼板を切断できたので地上に下ろします。
「落ちかかった軒天を剥がして撤去する」
言葉でいうと簡単に聞こえますが、足元が悪い中、常に危険が付きまとう作業です。
事前に作業の方法を検討し、必要な工具を準備して、当日は作業の流れを頭で繰り返しながら万全を期して挑みました。
T様邸の軒天は、留め具により固定されています。
その留め具が経年で傷んで、強風の影響で外れている状態でした。
部分的にまだ固定されている箇所があったので、軒天が落下せずに済んでいましたが、この先落ちる可能性があるので、留め具を切断して1枚分の軒天を撤去します。
硬い鋼板なので、ジョイントを外すにも時間がかかりました。
手の力では鋼板を曲げて外すことができないので、金物を曲げる工具を併用して作業を進めました。
● 軒天の継ぎ目だけを残して外すことができました。
あと一息です！
このままでは継ぎ目の留め具を切断することができないので、梯子を横に移動させないといけません。
今回は、被害箇所付近に窓と手すりがあったので、手すりに梯子を固定でき、尚且つ工具類を窓の淵に置くことができたのではしごでの作業が可能になりました。
軒天の継ぎ目部分の留め具を切断し、鋼板を撤去します。
鋼板は背の高さよりも大きいサイズで、とても重く、角も鋭くなっています。
強風で落下する前に撤去ができて本当に良かったです。
● T様邸は周囲の軒天も以前の台風の時に落下していました。
落ちた軒天の鋼板を庭に置いていたので、この工事ですべて廃棄処分させていただきました。
私も（女性）この鋼板を持ちましたが、とても重くて荷台に積み込むのが大変でした。
落下した時のことを考えると血の気が引きました・・・。
風が吹くたびに大きな音がして不安だったそうです。
周囲の軒天も同じように傷んできているので、今後同じように落下する可能性があることと、軒天が無いと次の被害を受けることをお伝えして工事完了です！
軒天が落下して、事故が発生する前に撤去できて良かったです。
今後は修理も視野に入れられるとのことで、またお力になれることがありましたらお気軽にご相談くださいね。
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