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施工事例
貝塚市のオーバーフローを防ぐ！谷樋交換工事の手順をご紹介！

工事のきっかけ

貝塚市の雨漏り修理で谷樋（谷板金）を交換しました！

風を伴う雨が降った時に2階の天井から雨漏りして1階まで濡れてしまい、街の屋根やさん岸和田店にご相談をいただき雨漏り修理工事に至ります。

屋根を確認すると、谷樋の落ち口に木の板が挟まり雨水がオーバーフローを起こしていたことが分かりました。
今後、落ち口に何かが詰まった時に同じように雨漏りしないよう、大きいサイズの谷樋に交換して雨水のオーバーフローを防ぐ工事です。

貝塚市

ビフォーアフター

工事基本情報

施工期間: 1日（工場製作日数省く）

使用材料: 葺き土・ガルバリウム鋼板製谷樋・コーキング

築年数: 約42年

保証年数: 2年

工事費用: 約38万円（税込）

貝塚市K様邸の雨漏りの状況

「雨水が2階から入ってきて1階まで濡れてしまったんです」貝塚市にお住いのK様よりご相談をいただきました。

早速雨漏り箇所を確認させていただくと、2階の天井に雨水が入った形跡が残っていて、その真下のお部屋にも雨水が浸入している状況でした。

増築部との取り合いで雨漏りしていました！

K様邸の雨漏りの原因を調査するため、屋根に上がりました。

K様邸は増築した建物があり、その取り合いには谷樋（谷板金）が設置されています。
雨樋とは雨水を受けて流す設備のことで、谷樋とは屋根の谷部分に設ける雨樋のことです。

谷樋の下には増築部と本宅の取り合いの室内があるので、谷樋に不具合が生じると部屋内に雨漏りしてしまいます・・・！
K様邸は黄色い丸印の下あたりで雨漏りしていました。

【雨漏りについての参考記事】
➡　雨漏り修理・雨漏り改修工事は街の屋根やさんへ
➡　確実な漏水箇所の特定のための散水検査

谷樋の落ち口に木の板が挟まっていました！

雨漏り箇所付近の谷樋を確認すると、樋の中に木の板が挟まっていました！

お話をお聞きすると、台風の後からたまに雨漏りするようになったとのことでしたので、台風時に木の板が飛ばされて雨樋を塞いでしまったのかもしれません。

木の板が落ち口を塞いでいました！

木の板を取り除くと、谷樋の落ち口を塞いでいました・・・！

落ち口とは谷樋に流れてきた雨水を排出させる排水口のことです。
落ち口が詰まったり何かで塞がれることがあると、雨水がきちんと排出されなくなりオーバーフロー（溢れること）を引き起こして雨漏りしてしまいます。K様邸の雨漏りの原因は谷樋のオーバーフローの可能性が高いことが分かりました。

瓦をめくって谷樋のサイズを確認しました！

オーバーフローを起こしても谷樋が大きければ雨水が室内に流れこむのを防ぐことができるので、瓦をめくって確認しました。

やはり谷樋のサイズが小さく、屋根面側へののみこみが少なかったので、雨水が溜まった時に内側に流れ込んでいる可能性が高い状況でした。

瓦を1列撤去して大きいサイズに谷樋に交換します！

雨水をきちんと受けることができるように、そして万が一オーバーフローを起こした時に雨漏りのリスクを低減するために大きいサイズの谷樋に交換することになりました。

大きいサイズの谷樋を設置するために、瓦を1列撤去して軒先瓦を一段上に上げて葺き、新しい谷樋を設置するご提案をさせていただきました。瓦を1列撤去するので、その分谷樋のサイズを大きくすることができます。

貝塚市K様邸の谷樋交換工事の様子

それでは貝塚市K様邸で行った谷樋交換工事の様子をご紹介します。

大きいサイズに谷樋に交換するために、軒先瓦とその上の瓦をめくり、1列を撤去していきます。

【雨樋についての関連記事】
➡　雨樋工事でお家を雨水から守る! 雨樋の修理・交換、お任せください

瓦をめくって葺き土を撤去しました！

軒先瓦とその上の瓦、合計2列をめくり、葺き土も取り除きました！

K様邸は土葺きの瓦屋根なので、瓦を土で固定しています。
谷樋交換後は新しい葺き土を敷いて瓦を復旧させていただきます。

【瓦屋根についての関連記事】
➡　4つのチェックポイントで瓦屋根の点検・メンテナンスのタイミングを知ろう

ガルバリウム鋼板を加工して谷樋を製作しました！

谷樋交換工事は板金職人が行います。

事前の調査でK様邸で設置する谷樋の大きさや形状を確認し、工場で加工しました。
ガルバリウム鋼板は錆びに強くて耐久性があるので、雨水がたくさん流れてくる谷樋で使用しても安心です。

【ガルバリウム鋼板について詳しくはこちら】
➡　屋根材や外壁材の素材であるガルバリウム鋼板とは?特徴とメリットを徹底解説

谷樋の裏面にコーキングを充填して既存の谷樋の上に接着して貼り付けます。
既存の谷樋を残すことで雨水が谷樋が二重になり防水性も向上します！

【コーキングについて詳しくはこちら】
➡　屋根工事と雨漏り補修に必要なシーリングやコーキングの種類と使用法

谷樋の継ぎ目はコーキングで防水！

谷樋には長さがあるので、谷樋を繋げて設置します。

谷樋の継ぎ目から雨水が入ると元も子もないので、コーキングを充填してきちんと防水させていただきました。
屋根面に接する部分には水返し加工を、そして壁に接する部分には水切り加工を施しています。

水返しとは雨水が入らないように受ける加工のことで、水切り加工とは雨水を適切に流す加工のことです。
これらの加工を施すことで雨仕舞（あまじまい）のいい仕上がりになります。

【雨仕舞について詳しくはこちら】
➡　雨漏りをさせないために、雨水を積極的に誘導して排水させる雨仕舞い

土留めを設置して葺き土を敷き軒先瓦を復旧します！

谷樋を設置した後、土留めを設置してから葺き土を敷き、軒先瓦を復旧します。

土留めを設置することで、葺き土が流れ出るのを防ぐことができます。
谷樋には大量の雨水が流れてきますので、雨水で葺き土が流されないようにするための工夫です。

外壁との取り合いにコーキングを充填しました！

最後に外壁との取り合いにコーキングを充填して防水しました！

外壁から伝ってきた雨水が谷樋の内側に内らないように取り合い部分にコーキングを充填しています。
事前に水切り加工を施しているので、板金がコーキングを受ける形状で充填できるので、厚みを持たせることができます。

谷樋交換完了です！

既存の谷樋の上に新しい谷樋をかぶせて取付けました！

瓦1枚分の幅が谷樋になったので、雨水が大量に流れてきてもオーバーフローを起こすことなくしっかりと受けることができます。雨水が入りそうな箇所をきちんと処置したので以前よりも防水性が向上し、雨漏りの心配もなくなりました。

「雨水がたくさん入ってきてどうしようかと困っていたので、早く工事してくれて助かりました」
工事後のK様の声です。

K様が安心して暮らせるようになり、私たちも嬉しいです。
また何かお住いのことでお困りのことがありましたらいつでもご相談くださいね(*^-^*)

貝塚市K様邸の現場ブログ

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