2026.09.03
こんにちは。街の屋根やさん岸和田店です。「外壁塗装って、壁だけ塗ればいいんじゃないの?」そう思っていませんか?実は、軒天や庇、雨樋、雨戸などの付帯部も、外壁と同じように紫外線や雨風の影響を受けて劣化してしまうんです。和泉市のY様邸でも、外壁塗装工事と合わせて、こうした付帯部塗装を…

和泉市のY様邸では、台風による強風で瓦が飛散・破損し、和室では雨漏りも確認されました。
現場調査を行ったところ、大屋根の袖瓦や平瓦の欠落、軒瓦の割れ、棟瓦の浮き、漆喰の劣化など、屋根のさまざまな箇所に台風による被害が見つかりました。
さらに、屋根裏の野地板にも雨水が伝った跡が確認され、屋根から雨水が入り込んでいたことが分かりました。
今回は、破損した瓦の交換、飛散した袖瓦の積み直し・固定、水切り板金の復旧、面戸や棟のモルタル補修、屋根裏の木部保護などを行った施工事例をご紹介します。
工事費用は約65万円、工期は8日間でした。





Y様邸は瓦屋根のお住まいで、台風による強風の影響で、大屋根と小屋根の取り合い部分近くにある袖瓦と平瓦が欠落し、屋根の下地が見えている状態でした。
袖瓦は屋根の側面に取り付けられている瓦で、屋根の端を雨風から守る役割があります。
平瓦は屋根の広い面に並べて葺く瓦です。
強風によって瓦が浮き上がったりズレたりしたほか、飛来物が屋根に当たって瓦が破損した可能性も考えられます。
そこで、欠落した部分だけでなく、周囲の瓦のズレや浮き、棟瓦、漆喰、水切り板金などもあわせて確認しました🔍
続いて、Y様邸の和室で雨漏りの状況を確認しました。
押し入れの天袋を開けて屋根裏を確認すると、屋根から雨水が入り込んだ形跡が見つかりました。
雨漏りの調査では、室内の天井や壁だけでなく、屋根裏まで確認することが重要です。
室内に見えている雨染みだけでは、実際にどこから雨水が入り込んでいるのか分からない場合があるためです。
和室の天井の端には、雨水が伝った跡がはっきりと残っていました。
さらに壁にも雨水の跡が確認され、台風による屋根の破損から雨水が建物内部へ入り込んでいた可能性が考えられます。
雨漏りを放置すると、天井や壁の内側にある木材や下地が傷んだり、カビの発生につながったりすることがあります。
そのため、雨漏りが確認された場合は、室内だけでなく屋根や屋根裏まで含めて原因を調査することが大切です。
屋根裏をさらに詳しく確認すると、野地板にも雨水が伝った跡が見つかりました。
野地板は、屋根の垂木などの上に張られ、瓦などの屋根材を支える下地となる板です。
今回の調査では、この野地板にも雨水の跡が確認されたため、屋根から雨水が入り込んでいたことが分かりました。
このように、室内の雨染みだけでなく屋根裏まで確認することで、雨漏りの被害状況をより詳しく把握できます。
Y様邸の屋根で特に大きな被害が見られたのが、大屋根の袖瓦の飛散です。
袖瓦がなくなった部分では下地が露出しており、このままでは雨風の影響を受けやすい状態でした。
さらに屋根全体を確認すると、
など、複数の不具合が確認されました。
台風後は、目立つ瓦の飛散だけでなく、屋根全体にズレや浮き、割れなどがないか確認することが大切です🔍
Y様邸の降り棟では、鬼瓦と冠瓦の取り合い部分にある漆喰が劣化し、破片が落下している状態でした。
漆喰は、瓦と瓦の間などに使用される屋根材の一つで、雨水の浸入を抑える役割があります。
漆喰がひび割れたり剥がれたりすると、内部に雨水が入り込んだり、棟部分の劣化につながったりすることがあります。
そのため、今回は劣化した部分を確認し、必要な箇所の漆喰を補修することにしました。
屋根を確認していくと、Y様邸の軒先にある軒瓦にも大きな割れが見つかりました。
軒瓦は、屋根の軒先部分に取り付けられている瓦です。
軒先は風の影響を受けやすいため、台風などの強風によって瓦が浮いたり、ズレたり、破損したりすることがあります。
割れた瓦をそのままにすると、雨水が屋根内部へ入り込む原因になる可能性があるため、今回は割れた軒瓦を新しい瓦へ交換しました。
屋根点検では、棟瓦が浮いている箇所も確認されました。
棟は屋根の頂上部分にあたるため、台風や強風の影響を受けやすい場所です。
瓦が浮いた状態を放置すると、さらにズレが大きくなったり、雨水が入り込んだりする可能性があります。
そこで、浮いていた棟瓦を確認し、必要な箇所を補修して、屋根を本来の状態に整えていきます。
Y様邸では、巴瓦の下にある漆喰が劣化し、瓦がズレたことで下地の葺き土が露出している箇所も確認されました。
葺き土は瓦の下に使われている土で、長期間雨水にさらされると水分を含み、劣化することがあります。
台風後は瓦の割れや飛散だけでなく、瓦の下にある漆喰や葺き土の状態まで確認することが大切です。
Y様邸では、鬼瓦と棟の取り合い部分でも漆喰の劣化やひび割れが確認されました。
屋根は、瓦同士が接する部分や棟との取り合い部分など、複数の部材が組み合わさってできています。
そのため、台風後の屋根点検では、瓦の飛散だけを見るのではなく、漆喰や板金などの周辺部材も一緒に確認することが重要です。
今回の調査結果をもとに、Y様へ屋根修理をご提案し、後日お見積書を提出しました。
その後、工事のご依頼をいただき、実際の屋根修理を行うことになりました。
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すぐに本格的な工事を行うことができなかったため、工事までの間は破損した屋根をブルーシートで応急養生しました。
袖瓦が飛散して下地が露出していたため、雨が降ると雨水が入り込むおそれがあります。
そこで、破損箇所をブルーシートで覆い、雨水ができるだけ入り込まないようにしました。
ただし、ブルーシートによる養生はあくまで本格的な修理までの応急処置です。
Y様邸では、その後シートに緩みが見られたため、改めて養生をやり直しました。
屋根を確認すると、強風によって水切り板金が飛散している箇所も見つかりました。
水切り板金とは、屋根や外壁の取り合い部分などに取り付けられ、雨水が建物内部へ入り込まないよう外へ流す役割があります。
水切り板金がなくなった部分では、内部の木材にも雨水の跡や変色が確認されました。
そこで、傷んだ部分を確認したうえで木製下地を整え、新しいガルバリウム鋼板製の水切り板金を取り付けることにしました。
ガルバリウム鋼板とは、鉄の板にアルミニウムや亜鉛などのメッキを施した材料で、錆びにくく耐久性に優れているため、屋根や板金工事などに使用されています。
新しい木製下地を組み、ガルバリウム鋼板製の水切り板金を取り付ける準備を整えました。
ガルバリウム鋼板は、鉄をベースにアルミニウム・亜鉛などのめっき層を施した鋼板で、住宅の屋根や外壁、板金部材などに使用されています。
今回は、既存の状態に合わせて水切り板金を加工し、雨水が外へ流れるように納まりを整えていきます。
木製下地を整えたあと、透湿・防水シートを施工しました。
透湿・防水シートは、外部からの雨水の浸入を抑えながら、壁内部の湿気を外へ逃がすために使用されるシートです。
その上から水切り板金を取り付け、雨水が建物内部へ入り込みにくい状態に整えました。
屋根修理に使用する資材が現場へ搬入されました。
今回は、棟瓦・袖瓦・平瓦などの瓦と、屋根の補修に使用する防水性なんばん漆喰を準備しました。
防水性なんばん漆喰とは、瓦の固定などに使われる専用の補修材のことです。
破損した瓦を交換し、必要な箇所を補修することで、台風によって被害を受けた屋根を整えていきます。
台風の強風によって飛散した袖瓦は、下地の状態を確認したうえで一枚ずつ積み直していきます。
瓦を正しい位置に戻し、重なりや高さを確認しながら施工することが大切です。
防水性なんばん漆喰の上に、袖瓦を一枚一枚丁寧に積み直していきます。
瓦の重なりや位置を正確にそろえることが大切で、すき間があると雨漏りにつながる場合も。屋根の勾配に沿って雨水が流れるよう、高さや角度も均等に整えていきます。
こうして袖瓦積み直しの作業が完了しました。
袖瓦を積み直したあとは、ビスを使用してしっかり固定しました。
さらにビスの頭にはシーリング材を充填し、ビス部分から雨水が入り込みにくいよう処理しています。
これで、強風によって飛散していた袖瓦の修復が完了しました。
台風によって割れていた軒瓦を取り外し、下地の状態を確認しました。
下地に問題がないことを確認したうえで、新しい軒瓦を取り付けます。
軒先は風の影響を受けやすい場所なので、瓦の位置や重なりを整えながらしっかり固定しました。
これで、破損していた軒瓦の交換が完了しました。✨
面戸とは、瓦と瓦の間にできる隙間をふさぐ部分です。
今回はモルタルを使用して、面戸部分の隙間を丁寧に補修しました。
左官職人がコテを使ってモルタルを押さえ、隙間ができないよう表面を整えていきます。
続いて、屋根の頂上部分にあたる棟の補修を行いました。
棟には瓦同士の取り合いや隙間があるため、状態を確認しながらモルタルで補修していきます。
隙間を適切に処理することで、雨水が入り込みにくい状態に整えました。
屋根だけでなく、外壁にもひび割れが確認されたため、補修を行いました。
外壁のひび割れをそのままにすると、ひび割れの大きさや位置によっては雨水が内部へ入り込む原因になることがあります。
そこで、ひび割れ部分の状態を確認し、モルタルを使用して補修しました。
屋根だけでなく、雨水の浸入につながる可能性がある外壁のひび割れもあわせて補修しています。
屋根の修理が進んだところで、屋根裏の木部も確認しました。
木材の継ぎ目や隙間には、必要な箇所にコーキング材を施工しました。
コーキング材は、部材同士の隙間を埋めるために使用する弾性のある材料です。
また、木材の継ぎ目などには防水テープも使用し、雨水が入り込みにくいよう保護しました。
屋根表面だけでなく、屋根裏の下地や木部まで確認して補修することで、雨漏りによる二次的な被害を抑えることにつながります。
今回は、和泉市Y様邸で行った台風による瓦屋根の修理と雨漏り補修をご紹介しました。
現場調査では、袖瓦や平瓦の飛散・欠落、軒瓦の割れ、棟瓦の浮き、漆喰の劣化、水切り板金の飛散など、屋根の複数箇所に被害が確認されました。
また、和室の天井や壁、屋根裏の野地板にも雨水の跡があり、屋根から雨水が入り込んでいたことが分かりました。
工事では、飛散した袖瓦の積み直し・ビス固定、割れた軒瓦の交換、水切り板金の復旧、面戸や棟のモルタル補修、外壁のひび割れ補修、屋根裏の木部保護などを行いました。
台風や強風のあとは、瓦が飛んでいない場合でも、瓦のズレ・浮き、漆喰の剥がれ、棟瓦の浮き、板金の変形などが起きている可能性があります。
「屋根は大丈夫そう」と思っていても、見えない場所で雨水が入り込んでいるケースもあります。
少しでも気になる症状があれば、無理に屋根へ上らず、専門業者へご相談ください。
Y様より、「瓦屋根を修理してもらい、屋根の端の飛びやすい瓦もしっかり固定してもらったので、雨漏りや瓦が飛ばされる心配がなくなり安心しました。」
とのお喜びのお言葉をいただきました。
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