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和泉市の陸屋根防水でウレタン塗膜防水を施工しました！
和泉市K様邸の基本情報
■ 築年数・・約50年
■ 鉄筋コンクリート造・2階建て
■ 屋根・・陸屋根
■ 1階と2階のお部屋の天井に雨漏りが発生しています
■ 雨漏りを止めるために、陸屋根とベランダを防水します
☆防水の工法は【ウレタン塗膜防水】です
既存の陸屋根は防水層の上に保護モルタルを敷いた形状でしたが、長い年月の間に全体的にひび割れが発生して防水性が低下していました。
陸屋根やベランダは外気の影響をまともに受けてしまいますので、必ず防水されており、その防水が傷むと内部に雨漏りしてしまいます。
防水を施工するまでには下地調整や躯体補修などの工程がありますが、ひとつひとつの工程を確実に行い、防水性を確保しています。
ウレタン塗膜防水とは、名前の通り塗膜防水のことです。
「塗膜防水・とまくぼうすい」と聞くとなんだか難しいですね・・・。
簡単にお伝えすると、液体状の防水材を塗装し、その塗装の膜で防水することです。
ウレタン防水は、ウレタン樹脂という液体状の防水材を塗装して防水層を形成する工法のことです。
塗装により防水層をつくることができますので、密着性が良く、段差や複雑な形状にも継ぎ目が発生しません。
継ぎ目部分はどうしても雨漏りの弱点になりやすいので、継ぎ目のない一体性のある防水層を形成できるということが最大のメリットです。また、他の防水工法に比べて比較的低価格で施工することが可能です。
ウレタン防水について詳しくご紹介した記事です
職人が手作業で施工するため、塗膜を均一につけることが難しいのです。塗膜にムラができると、塗膜がへこんだ部分に水たまりができるなど、後の不具合に繋がってしまいます！
「施工が難しいのに大丈夫かな・・」
と心配されるかもしれませんが、街の屋根やさん岸和田店の防水工事は、毎日防水工事ばかり手がけている熟練の防水職人が作業しますので安心してお任せください！
数多くの現場経験がある職人がひとつひとつの工程を確実に行い、品質のいい工事を行っています。
防水工事についての記事はこちら
前回の記事で、陸屋根の下地調整の様子をご紹介しました。
※下地調整の詳しい様子は記事の一番下にあるリンクよりご覧になって下さい
写真は下地調整後の陸屋根です。
陸屋根を防水する前に、汚れや苔、旧塗膜などを落とし、カチオンフィラーで新しい下地を形成しました。
陸屋根の修理に設けられている低い立ち上がり壁のことをパラペットと言い、この工事でパラペット部分も防水します。
パラペットと屋根面の取り合い部分となる入隅や、屋根面の目地は雨漏りの弱点になりやすいので、先にシーリングを充填して防水させていただきます。
シーリング（コーキングとも言います）は水回りや防水が必要な箇所で使用する充填剤です。
シーリングについて詳しくご紹介した記事です
パラペットについて詳しくご紹介した記事です
パラペットの取り合いと目地部分にプライマーを塗布しました。
プライマーとは一番初めに塗る下地処理材のことです。
プライマーには接着効果があり、シーリングをしっかりと密着させてくれます。
パラペットの取り合いと目地にプライマーを塗布したあと、シーリングを充填しました。
屋根目面に設けられている目地は「誘発目地・ゆうはつめじ」と言います。
コンクリートやモルタルが乾燥する過程の乾燥収縮の動きで発生するクラック（ひび割れ）を抑えたり、建物が揺れた時に力を分散してクラックを集めるための目地のことです。
パラペットの取り合い部分は「継ぎ目」になりますので、劣化してひび割れが発生すると、雨漏りの原因になってしまいます。
防水を施す前に雨漏りのリスクが高い部分を防水しておくと、防水性を向上させることができます。
充填したシーリングは、中に空洞ができないようにヘラで押さえてしっかりと密着させました。
次に、パラペットを含む陸屋根全体にプライマーを塗布しました。
プライマーは、この上に防水を施工すると隠れて見えなくなりますが、
防水層を密着させて長持ちさせるための重要な役割があります。
プライマーが薄塗りだったり塗りムラがあると、その部分の密着力が弱くなって
しまいますので、ローラーを何度も往復させて丁寧に塗布しました。
次の工程に入るとプライマーを塗布した様子が分からなくなりますが、街の屋根やさん岸和田店は
工程ごとの作業状況をカメラで撮影してご報告しておりますのでご安心ください。
パラペットと陸屋根全体にプライマーを塗布した後、ウレタン樹脂を塗布して防水層を形成していきます。
ウレタン樹脂は液体状なので、塗装により施工することが可能です。そのため、雨漏りの弱点になりやすい部分や複雑な形状にも継ぎ目なく一体性を持たせた防水層をつくることができます！
パラペットから始まり、陸屋根全体にウレタン樹脂を塗布して防水層を形成します。
ウレタン樹脂は乾くと柔軟性があるゴムのような塗膜になり、雨水の浸入をしっかりと防いでくれます。
ウレタン樹脂を塗布する際の注意点
塗膜の厚みをできるだけ均一に仕上げないとへこんだ部分に水たまりができたり、塗膜が薄い部分だけ劣化する速度が速くなることがあります！
ウレタン塗膜防水は職人が手作業でウレタン樹脂を塗布しますので、塗膜を均一に仕上げられるかは職人の腕にかかっています！
ウレタン塗膜防水を依頼する時には、数多くの実績がある信頼できる業者に依頼しましょう。
街の屋根やさん岸和田店の豊富な経験と実績の証！
塗膜に厚みを付ける方法として、1回目を塗布した後に乾燥させてもう一度塗り重ねました。
これで、塗膜が二重になり厚みをもたせることができます。
ウレタン樹脂を重ね塗りすることにはもう一つ理由があります。
塗料が乾燥する時には【セルフレベリング】という、水平になろうとする力が働きます。そうすると、へこんだ部分の塗膜が厚くなり、高い部分の塗膜が薄くなってしまいます。
セルフレベリングは防ぐことができないので、その対処として塗膜を乾燥させてから上塗りしてできるだけ均一に施工しています。
ドレン周りもしっかりと防水しました。
ドレンとは排水溝のことで、陸屋根に落ちてきた雨水が集まってきます。
ドレンが詰まると雨水が排出されなくなり、雨漏りのリスクも高くなってしまいますので、定期的に確認して必要であれば掃除しましょう。
ウレタン樹脂を2回塗り重ね、パラペットを含む陸屋根全体をしっかりと防水しました！
この状態でも防水できていますが、ウレタン樹脂は紫外線に弱いというデメリットがあります。
そのため、トップコート（一番上に塗る塗料）を塗布して保護しないといけません。
ウレタン樹脂を乾燥させてから、トップコートを塗布しました。
トップコートには防水性はなく、あくまでも防水層を保護するための塗料です。
トップコートが健全でも下に控えている防水層が劣化すると雨漏りしてしまうので注意が必要です！
今後のメンテナンスとして、5年くらいの間隔でトップコートを塗り替えて、
防水層が紫外線に直接あたるのを防ぎ、劣化を遅らせましょう。
防水層のメンテナンスは10年～13年くらいで行うことをお勧めしています。
トップコートを乾燥させると陸屋根防水工事完了です！！
陸屋根や屋上、ベランダ・バルコニーは外部に設置されていますので、必ず防水処置されています。
その防水が傷むと雨漏りしてしまいますので、定期的なメンテナンスが必要です。
陸屋根は普段はほとんど見ることがないので、あまり気にならないかもしれませんが、
紫外線や外気の影響を毎日受け続けていますので、日々劣化が進んでいます。
「まだ一度も点検したことがない」「これから防水を検討している」
という方は、いつでもお気軽にご相談くださいね！
陸屋根やベランダは雨水の浸入を防ぐために必ず防水処置されています。
その防水が劣化すると雨漏りの原因になりますので、定期的なメンテナンスが必要です。
雨漏りする前にメンテナンスすることが理想的ですが、雨漏りしてからご相談をいただくことが多いのが現状です。
雨漏りに発展すると内装の修繕費用などがかさむことがありますので、費用を抑えるためにも早め早めのメンテナンスを心がけましょう。
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