
2025.05.27
みなさま、こんにちは♪街の屋根やさん岸和田店です。もうすぐ6月!!雨☔の季節に備えて屋根や外壁の点検も気になる頃ではないでしょうか。今回は、和泉市にお住まいのH様邸で、雨漏り修繕と外壁塗装の工事を行いました。「外壁にヒビがあるけど大丈夫かな…」「コーキングって自分で…

以前雨漏り☔修繕をさせていただいた、和泉市にお住まいのH様より、「また雨漏りしているので、見に来てほしい💦」とご連絡をいただきました。
これまでの工事でも怪しい箇所を丁寧に補修してきましたが、完全には止まりきっていない状況でした。H様邸は鉄筋コンクリート造りで、雨水☔の侵入経路が特定しにくく、複雑な構造です。
今回は散水試験を実施し、再発箇所をしっかりと特定して補修工事🔨を行うことになりました。
鉄筋コンクリート造の住宅は、構造上、雨水が建物内部を伝って広がることが多く、実際に水が漏れている場所と、侵入箇所が一致しないことがほとんどです。
そのため、木造の家に比べて雨漏りの原因を特定するのが非常に難しいという特徴があります。
今回のH様邸も、前回の修繕工事からしばらくして再び雨漏りが発生してしまいました。すでに怪しい箇所は補修しているにも関わらず、再発したということは、別の経路から雨水が侵入している可能性が高いかもしれません。
そこで、今回はさらに詳細な調査のために「散水検査」を実施しました。ホースなどで水を少しずつかけていきながら、雨漏り☔の再現を行う調査方法です。
原因箇所を正確に特定し、今度こそしっかり止水できるよう、慎重に作業を進めていきました。
散水試験では、下から順番に水をかけていきます。なぜなら、上から水をかけてしまうと、雨漏りの水がどこから入ったのか分かりにくくなってしまうからです。低い位置から順番に、少しずつ場所を変えながら水をかけていくことで、正確にどこから水が入るのかを突き止めることができます。
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天窓まわりの雨漏りは、一見すると窓そのものからの漏れのように見えますが、実際は上部の外壁など別の場所からの侵入が多いのが特徴です。今回は、天窓のすぐ上にあたる3階の外壁部分に取り付けられたエアコン配線カバーのまわりにも散水を行いました。一見関係なさそうに見える場所でも、壁の隙間から水が入り、内部を伝って天窓周辺から漏れてくることもあります。
特に鉄筋コンクリート造での雨漏りは「見えている場所」ではなく「見えていない場所」が原因であることが多く慎重な調査が必要です。
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散水検査で雨水☔の侵入が確認されたベランダの笠木部分から、いよいよ修繕工事を開始します。笠木(かさぎ)とは、ベランダや手すりの一番上にある横向きの仕上げ材で、雨の侵入を防ぐ重要な部分ですが、日差しや雨風を直接受けるため劣化しやすく、すき間やひび割れができると雨水が侵入しやすくなります。
まずは、作業箇所の周辺をしっかり養生(ようじょう)します。次に「ボンドシールプライマー7」という下塗り材(あとから打つコーキング材がしっかり密着するようにするための接着剤のようなもの)を塗ります。そして、コーキングに適切な厚みを持たせるために、「バックアップ材」で溝を作ります。
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バックアップ材で溝の形を整えたあとは、コーキング材(建物のすき間に充填して水の侵入を防ぐゴムのような材料)に厚みをもたせて打ち込みました。
この「厚み」がとても大切で、しっかり厚く充填することで、ひび割れやはがれを防ぎ、長持ちする補修につながります。コーキングを打ったあとは、表面をキレイにならして仕上げます。
これで笠木部分の防水補修が完了しました。
今回の散水試験では、修理した笠木の下にある壁と、床の立ち上がり部分との境目からの雨漏りは確認されませんでしたが、将来的な雨漏りリスクを減らすために、念のためのコーキング処理を行いました。雨が入りそうな可能性がある場所はしっかりとシーリング材でふさぎました。
今回の散水試験で、もう一つの出窓の上部にある笠木(かさぎ)部分からも雨水の侵入が確認されました。さらに、すぐそばの雨樋(あまどい)の中にあるネジ穴からも、じわじわと水が入り込んでいるのを確認。実はこの笠木部分、前回の修繕でも補修していた箇所なのですが、今回範囲を広げてシーリングを充填しました。一度直したところも再確認しながら、補修させていただきました。
今回の修繕では、2階の天窓のすぐ上にあるエアコンの配線カバー周りも、シーリング(コーキング)補修を行いました。ここも、前回の工事でカバーの根元と壁のすき間に対して補修をしていた場所です。
ただ、今回の散水試験を実施したことで、目で見ただけではわからなかった“隠れたすき間”から水が入り込んでいたことが判明したので、必要カ所にしっかりとコーキング材を打ち直しました。
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