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塗装前の高圧洗浄はなぜ必要？岸和田市の事例でご説明します！

塗装のお見積書をいただいた時に、必ず記載されているのが「高圧洗浄」の項目です。

最近はよく家庭用の高圧洗浄機の紹介のコマーシャルが流れているので

「あ～、あれね！」と思われる方が多いのではないでしょうか。

高圧洗浄機は汚れを落とす機械ですが、それではなぜ塗装前に「高圧洗浄」をしないといけないのか、

岸和田市Y様邸の塗装リフォームの記事でご説明させていただきます。

◆ Y様邸は鉄骨造・3階建てで、外壁にはALC板という軽量気泡コンクリートのパネルを張った仕上げです ◆

築26年が経過し、一度外壁の塗り替えをされたことがあり、今度で2回目の塗装になります。

以前の塗り替え時には外壁の目地のシーリングのメンテナンスをしておらず、防水性が低下していたので、塗装前にシーリング工事を行いました。

Y様邸のシーリング工事の様子を詳しくご紹介！

仮設足場設置状況

2階建て以上の建物の屋根や外壁塗装、シーリング工事では足場が必要になります。

足場が無いと高所での作業で職人が危険に晒されますし、作業性が悪くなり工事の日にちがかなりかかってしまいます。

「足場の費用が思ったよりも高くつくな～」と思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、品質のいい仕事をするためにも必要不可欠なのでご了承ください。

家の周囲に足場を設置した後、メッシュシートを取付けました。

このメッシュシートは作業中の様子を見えなくするものではなく、職人や道具の落下を防ぐためのものです。シートが無いとバランスを崩した時にすぐに落下してしまいます。

また、高圧洗浄時の汚れた水しぶきや塗装時の塗料の飛散を防ぐ役割も担っています。

どうして塗装前に高圧洗浄が必要なのか？

◆◇◆ 高圧洗浄は文字通り「洗浄により汚れを落とす作業」のことです ◆◇◆

強い圧をかけた水の力で汚れを掻き落とすイメージです。洗浄すると外壁についた汚れや苔、

カビなどが落とされるので気持ちがいいものですが、ただ単に汚れを落としているだけではありません。

屋根や外壁面には汚れだけでなく、古くなった既存の塗膜があります。

塗膜が劣化すると密着性が低下して粉状になって素地から剥がれてきますので、上に塗料を塗った時に密着性が少なくなってしまいます。また、汚れたまま塗装すると、塗料に汚れが絡んで見た目が悪くなりますし、やはりしっかりと密着しないので、性能のいい塗料を塗っても剥がれる危険性があります。

★ 外壁塗装前の高圧洗浄は、汚れを落とすだけでなく、

これから塗る塗料の密着性を向上させて長持ちさせる重要な役割があるのです ★

高圧洗浄の様子

現在、通販サイトやホームセンターで様々な高圧洗浄機が販売されていますが、塗装職人が使用しているのは業務用の高圧洗浄機です。

家庭用の高圧洗浄機との違いは「耐久性」「洗浄力（パワー）」「メンテナンスができるかできないか」です。

業務用の高圧洗浄機はパワーがありますので、しつこい汚れを落とす時に役立ちます。

高圧洗浄機を配置し、バケツの中に貯めた水で洗浄作業を行います。　※水は御支給いただきます

高圧洗浄機を配置したところから洗浄する箇所まで長いホースを伸ばさないといけないので、一人が洗浄作業を行い、作業がスムーズに進むようにもう一人がホースを移動させます。

◆◆ 高圧洗浄の作業は基本的に

高い位置から順番に行います ◆◆

高圧洗浄の作業は高い位置からスタートし、下へ下へ移動していきます。下から始めると、洗浄時の汚れた水が流れてきて洗った面がまた汚れてしまうからです。

Y様邸は今回は外壁の塗装のみの工事ですので、屋根は洗浄しません。そのため、軒天から洗浄していきます。

軒天とは・・外壁よりも突き出た屋根の裏面

外壁の塗膜が劣化してくると、雨水を弾く力が低下して雨水を吸い込むようになり、汚れが付きやすくなってしまいます。

長年の間に付着した汚れや古くなった塗膜をできるだけきれいに高圧洗浄できれいに洗い落としていきます。

高圧洗浄では、塗装面だけでなく付帯部分も洗浄します。

付帯部とは・・屋根や外壁以外の部分のこと

Y様邸には2階と3階にベランダがありますが、床や手すり壁を含めてきれいに洗浄しました。

窓や雨戸、戸袋やテラス屋根などの付帯部も高圧洗浄の中に含まれます。

窓を洗う時には雨戸を動かさないといけないので、施錠しないで待機してください。ですが、足場を建てていますので、防犯面を考慮して窓はきちんと施錠していただきます。

Y様邸は1階にガレージのシャッターが3箇所あったので、きちんと洗浄しました。

上から順に洗浄作業を行うと、汚れた水がどんどん下に流れてきますので、排水溝まで流さないといけません。

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⚠ 高圧洗浄は、汚れや旧塗膜をできるだけきれいに落とす作業ですので、

ただ水をかければいいという訳ではなく、水圧を調整したり汚れが落ちるように

工夫しながら作業しますので、時間がかかります。

どんなにいい塗料で塗装しても下地が悪いと性能を発揮させることができず、

剥がれや浮きなどの不具合を引き起こしてしまいますので、

高圧洗浄により下地を整えないといけません。

高圧洗浄後、各所の養生作業を行います！

高圧洗浄後に行うのが「各所の養生」です。

建築や塗装の現場での養生の意味合いは「保護」することです。

塗装作業では、どんなに気をつけていても塗料が飛散したり、塗装面以外の部分に塗料が付いてしまうことがあります。それらを防止するために、塗装しない部分にシートを貼って保護しないといけません。

窓や雨戸などの付帯部分が多いほど養生作業に時間を要します。

雨戸や雨樋は最後にまとめて塗装することがほとんどですが、外壁を塗装する時にその塗料が付着しないように養生しています。

養生作業を怠ると、色んな所に塗料が飛散して仕上がりに悪影響を与えますし、飛散した塗料の拭き取り作業が大変になります。

★ きちんと養生するすることが塗装の作業性を良くして美しく仕上げることに繋がります。

玄関先や周囲の土間は人が行き来しますので、滑りにくくて破れにくいシートできちんと養生させていただきました。

◆◇ この段階まできてようやく塗装作業を行うことができます ◆◇

「外壁塗装」と一言で聞くと「ただ塗るだけ」と思われるかもしれませんが、

様々な工程があり、ひとつひとつ確実に行うことが何より大切です。

街の屋根やさん岸和田店は「建物の修理は大工」「防水工事は防水の職人」「塗装は塗装職人」「屋根の修理は屋根職人」と、各分野の専門の職人が作業しますので、安心してお任せください。

次は外壁塗装の様子をご紹介します。

この現場ブログの現地調査の様子はこちら（岸和田市の鉄骨造3階建てのALC外壁の塗装のご相談）　

この現場ブログのシーリング工事はこちら（岸和田市のALCパネルの目地のメンテナンス）

この現場ブログの外壁塗装はこちら（岸和田市のALC外壁をシリコン樹脂系の多彩模様塗料で塗装）

この現場ブログの付帯部分の塗装の様子はこちら（外壁塗装に含まれる付帯部分の塗装は本当に必要？）

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