岸和田市にお住いの皆さまこんにちは！街の屋根やさん岸和田店の小南です(^-^)/
いつも街の屋根やさん岸和田店のホームページをご覧いただきありがとうございます。

皆さまの中に屋根瓦のことでお困りの方はおられますか？
瓦がズレたり、割れたり、落下すると心配になりますよね・・・。

岸和田市にお住いのⅠ様より「屋根の端の瓦が2～3枚落ちてるので修理費用をおしえてもらえますか？」というご相談をいただき、屋根修理を行なうことになりましたので、現地調査の様子からご紹介させていただきます。

土葺きの瓦屋根のことでお困りの方は是非参考にしてくださいね。

岸和田市Ⅰ様邸の屋根の現地調査について

下屋の瓦屋根のご相談です

下屋の瓦が落ちそうになっていました！

瓦が2～3枚落下しているとのことで確認すると、ケラバの瓦が数枚ない状態で、ズレて落ちそうになっていました！
ケラバとは、屋根の雨樋が付いていない面の端のことで、そこに葺く瓦を「ケラバ瓦」と言います。

「3年前に引っ越ししてきた時は1枚瓦が落ちていたんですが、最近になって3枚くらい落ちてきたので相談しました」というお話です。


Ⅰ様邸の下屋は土葺きで、粘土のような土を敷いて瓦を葺いています。
釘やビスを使用していないので、土が乾燥して痩せると強風や地震の揺れで瓦がズレやすくなってしまいます。


【瓦葺きの屋根についての参考記事】
➡　4つのチェックポイントで 瓦屋根の点検・メンテナンスのタイミングを知ろう

鉄板で応急処置した形跡がありました

下屋を確認すると、ケラバ瓦の上に葺いている素丸瓦（すまるかわら）もいつくか無くなっていて、一番上には鉄板をのせて応急処置した形跡がありました。

お庭には落下した素丸瓦が残っていました

雨樋（軒樋・のきどい）に砂が溜まっていました！

ズレていたケラバ瓦付近をよく確認すると、軒樋（のきどい・横方向の雨樋）に砂が溜まっていました！

瓦がズレて、雨水が瓦の内側に浸入したことで葺き土が流れてしまったようです。
葺き土が痩せたり雨水に流されると瓦の固定力が低下してズレたり落下する可能性が高くなってしまいます・・・！
また、雨樋に砂が溜まると雨水をきちんと排出できなくなり、雨水が溢れてしまうので、屋根修理の際には雨樋も掃除させていただきます。


【雨樋についての参考記事】
➡　雨樋工事でお家を雨水から守る! 雨樋の修理・交換、お任せください

軒天（のきてん）に雨水が廻っていました！

落下した瓦の下の軒天を確認すると、雨水が廻って変色していました。

軒天とは外壁よりも外側に飛び出した屋根の裏面のことです。
Ⅰ様邸の軒天は、昔ながらの屋根の構造部分が見える形状で、変色しているのは屋根の野地板（のじいた）となります。
野地板は屋根の下地なので、雨水が廻って劣化すると耐久性が低下して瓦を支えることができなくなってしまいます。


【関連記事】
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軒天を下から確認すると、瓦ズレて隙間があいている箇所がありました！

瓦がズレただけでは光が漏れることはありませんが、葺き土も流れてしまっているので光が入ってきています。
隙間があるということは雨水が直接流れ込んでくるということなので、木部の劣化を進めてしまいます。

野地板の耐久性が低下していると屋根をしっかりと支えられないので、傷んでいる木部は交換することになりました。

岸和田市Ⅰ様邸の屋根修理の工事内容

屋根を修理した場合と、葺き替えた場合の見積もりをお預けして今回は修理の方で工事のご依頼をいただきました。

瓦のズレを戻して、落下した瓦を復旧します。また、瓦のズレを防ぐためにシーリングで補強することになりました。
軒天の傷んだ木部も交換します。

I 様邸の工事が始まりましたら現場ブログでご紹介させていただきます。


【岸和田市Ⅰ様邸の現場ブログ】
野地板などの交換　➡　岸和田市の屋根修理で野地板と広小舞・破風板を部分的に交換
屋根修理　➡　岸和田市で瓦の葺き直し工事を行い棟瓦も積み直しました！

施工事例　➡　岸和田市の屋根修理で構造部分を交換して瓦を葺き直しました

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