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高石市の屋根葺き替えで下地の構造用合板とルーフィングを施工

高石市にお住いの皆さまこんにちは！街の屋根やさん岸和田店です。

今回の現場ブログでは高石市K様邸で行った屋根葺き替え工事の中の「野地板張り」と「ルーフィング敷き」の様子をご紹介させていただきます。

野地板とは・・屋根を支える下地板のこと
ルーフィングとは・・屋根に敷く防水シートのこと

「野地板」「ルーフィング」についても分かりやすくご説明します(^-^)/

高石市K様邸で行ったカラーベストめくりのビフォーアフター

まずは前回の記事でご紹介した既存の屋根材の撤去前と撤去後の写真をご覧ください。

K様邸の既存の屋根はカラーベストで、新しく葺く屋根材もカラーベストです。
カラーベストは「スレート」「コロニアル」とも呼ばれる薄い板状の屋根材のことです。

【カラーベストって？詳しくはこちら】
➡　スレート屋根（コロニアル、カラーベスト）のチェックポイントとメンテナンス方法

K様邸の屋根はカラーベスト葺きで、一度塗装でメンテナンスされていましたが、今回は今後のメンテナンス頻度を少なくしたいとのことで葺き替えることになりました。

カラーベストを1枚1枚めくって撤去し、黒い防水シートはそのままの状態で残した上に新しい野地板を設置していきます。

【屋根葺き替え工事について詳しくはこちら】
➡　屋根葺き替えで不安を解消しませんか?

野地板（構造用合板）を張ります！

屋根葺き替え工事で野地板（屋根を支える下地板）を交換することもできますが、ほとんどの場合、そのまま残した状態で上から新しい野地板を張ります。（既存の野地板を残すと撤去と処分費用がかからない為）

屋根の野地板で使用するのは厚み12mmの構造用合板です。

構造用合板は建物の構造で重要な部分に用いられる（床や壁など）強度のある合板のことです。
床や壁だけでなく、屋根の野地板としても使用されます。

【野地板について詳しくはこちら】
➡　野地板は屋根材と防水紙の下の超重要部分、張り替えと増し張りでより強く

既存の屋根と一体化させるため垂木（たるき）に向かって固定します

構造用合板は、既存の野地板に向けて釘留めすることもできますが、台風時などの暴風を受けた時にめくれ上がらないように屋根の構造部分の垂木に向かってしっかりと固定します。

垂木とは・・屋根の小屋組の一部で、屋根の頂部の棟木（むなぎ）から桁（けた）にかけて斜めに取付ける部材のこと

【小屋組について詳しくはこちら】
➡　屋根の内部の構造ってどうなっているの？
【垂木について詳しくはこちら】
➡　垂木は屋根の斜面を支える重要部分、そのサイズや基本的な知識をお教えします

墨ツボという水平のラインを標す道具を使用して垂木のラインを引き、そこに向かって構造用合板を釘留めします。

エアー釘打ち機を使用して垂木に向かってしっかりと釘留めして構造用合板を固定しました。

構造用合板は屋根の形状に合わせて加工します

屋根は必ずしも真っすぐではありません。棟（屋根の頂点の水平部分）や谷（屋根の凹んだ部分）が設けられているので、形状に合わせて構造用合板を加工して張っていきます。

構造用合板の継ぎ目はあえてずらし、互い違いになるように張ることで地震などの揺れを受けた時に破損しにくくなります。

改質アスファルトルーフィングを敷きます

続いて屋根の防水の為、防水シートを敷き込んでいきます。

K様邸で使用するのは「改質アスファルトルーフィング」という防水シートです。

改質アスファルトルーフィングは通常のアスファルトルーフィングに天然アスファルトなどを加えることで性能を向上させた丈夫な防水シートです。

屋根を雨水から守っているのは屋根材ではなく防水シートなので、性能が良く耐久性や防水性などに優れた改質アスファルトルーフィングを使用させていただきます。

【ルーフィングについて詳しくはこちら】
➡　雨漏りを防止する屋根の防水紙の重要性とお薦めの「アスファルトルーフィング」をご紹介

改質アスファルトルーフィングを軒先から順番に敷いていきます

雨水は上から下へと流れていくので、雨水を受けないようにルーフィングを敷かないといけません。

軒先（屋根の一番低いところ）から順番に敷き、上に重ね代を取りながら棟まで敷きます。

棟部分は改質アスファルトルーフィングをまたいで敷きました

棟は屋根面と屋根面との取り合い部分で隙間があるのできちんと防水しないと雨漏りしてしまいます。

棟の隙間を覆うように改質アスファルトルーフィングをまたいで敷き、しっかりと防水しました。

改質アスファルトルーフィング敷き完了です

屋根全体に改質アスファルトルーフィングを敷きました。これで雨が降っても雨漏りすることはありません。

ルーフィングなどの防水シートは屋根材の下に隠れているので、交換するとなると屋根材をめくらないといけません。そのため、頻繁に交換することが現実的ではないので、耐久性のある防水シートを使用することをお勧めします。

ルーフィング敷きが完了したらカラーベストを葺きます。

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