皆様、こんにちは♪
街の屋根やさん岸和田店です(^^)/

今回は、泉大津市にお住まいのI様より「使わなくなった温室を撤去して、新しくお庭を活用したい」とのご相談をいただきました。
年齢とともに趣味も変化し、「今度はお庭でメダカを育てたい」とのご希望に合わせて、土間コンクリートとテラス屋根を施工いたしました。
お庭のリフォームでお困りの方や、屋外スペースの使い方に悩んでいる方にとって、参考になれば嬉しいです。
季節もだんだんと暖かくなり、屋外で過ごす時間が楽しくなる時期です。ぜひご覧ください。

泉大津市I様邸での現場調査の様子

今回ご相談いただいた現場です。I様はこれまでこの温室で、欄（ラン）の花を育てておられましたが、年齢とともにお世話が大変になってきたとのことで、「これからは奥様がお庭でメダカを楽しみたい」とご希望でした。また、同じスペースで洗濯物も干せるようにしたいというご要望もあり、温室を撤去して、土間コンクリートとテラス屋根を新設する工事をご提案させていただきました。

こちらのお庭をリフォーム

こちら撤去予定の温室です。長年、I様が丹精込めて育ててこられた欄（ラン）の花が並んでいました。
温室があった場所は、犬走りはそのまま残して土の部分をお手入れしやすいコンクリートにし、メダカの水槽を並べたり、洗濯物を干したりできる使い勝手の良い空間へリフォームします。

犬走り

建物の外壁のすぐそばに設けられた、幅の狭いコンクリートや砂利の通路

花壇の設置もご希望🌸

向かって左端にはガスメーターがあり、ガスメーターの位置を移動するには、専門のガス業者による手続きや費用がかかるため、今回はそのままの位置で残すことになりました。I様から「今後お花を植える花壇が欲しい」とのお話を伺い、ガスメーターを含む左の壁から約70センチほどのスペースは、コンクリートを打設せず、土のまま残して花壇として活用することになりました。

温室の解体・撤去

温室の撤去を始めます。しっかりとした骨組みとパネルで造られており、慎重に一つひとつ取り外して解体しました。温室の下には、基礎としてコンクリートブロックが設置されていましたので、電動工具を使って撤去していきます。基礎は地中にしっかり埋め込まれており、見た目以上に力のいる作業です。

鋤取り作業

温室と基礎を撤去した後は、土を一定の深さまで掘り下げる「鋤取り（すきとり）」作業に入ります。鋤取りとは、電動ハンマー🔨などを使って土をしっかりと取り除き、コンクリートを厚く打てるように地面を整えていく作業の事です。コンクリートが薄すぎると、将来的にひび割れたり、沈んだりする恐れがあるため、適切な深さを確保することがとても重要です❢　2枚目の写真を見ると、地面がしっかりと掘り下げられているのが分かりますね。鋤取り（すきとり）作業で出た良質な土は無駄にせず、そのまま花壇🌸部分へ移して再利用しました。

転圧する

鋤取りが終わったあとは、転圧（てんあつ）を行います。地面をしっかりと押し固めて平らにする工程で、「プレートコンパクター」と呼ばれる機械を使って地面を締め固めていきます。転圧をきちんと行うことで、コンクリートが沈んだりひび割れたりするのを防ぐ効果があります。

型枠を設置する

コンクリートをきれいな形に仕上げるためには、「型枠（かたわく）」と呼ばれる囲いを設置する作業が欠かせません。型枠とは、コンクリートがまだ柔らかい状態のときに、流し込んだ形をきれいに整えるための板のことです。
今回は、お庭全体をコンクリートにするのではなく、水はけを考えて周囲10センチ程を土の部分を残す設計にしました。

砕石を敷く

コンクリートを打つ前に、まずは地面をしっかりと安定させるために砕石（さいせき）を敷き詰めます。砕石とは、岩を細かく砕いた石のことで、地面の下に敷くことでコンクリートの沈みやひび割れを防ぐ役割を果たします。

テラス屋根の設置🔨

いよいよテラス屋根を設置します。柱の位置をきちんと決めてからコンクリートを打設することで、見た目もきれいに仕上がり、強度も高まります。
メダカの飼育スペースとしても使用されるとのことでしたので、屋根材には「熱線遮断ポリカーボネート」を使用し、夏場の直射日光による温度上昇を和らげられるようにしました。また、洗濯物を干せるスペースも欲しいとのご希望がございましたので、テラス屋根に物干し金具を取り付け、外から視界を遮るための側面パネルも併せて設置しました。

熱線遮断ポリカ

正式には「熱線遮断ポリカーボネート板」と呼ばれる素材で、日差しの中の暑さの原因となる赤外線（熱線）☀をカットしてくれる屋根材

【関連記事】
➡泉大津市で飛んで行ってしまった２階テラスパネルを修復しました！
➡泉南市の2階建てのお家で1階テラス屋根のパネルを1枚脱着！
➡貝塚市でカーポートの平板張替えと伸縮ゲート取付けを行いました

ワイヤーメッシュを敷く

コンクリートを打設する前に、ワイヤーメッシュ（鉄筋を格子状に組んだもの）を地面に敷きます。コンクリートの中に入れることで、ひび割れを防ぎ、強度を高める事が出来ます。ワイヤーメッシュ同士は、「番線（ばんせん）」という針金でしっかりと結束して固定します。

コンクリート打設・金鏝仕上げ

いよいよ土間コンクリートの打設作業です。生コンクリートをミキサー車で運び、一輪車で現場まで運んで、丁寧に流し込んでいきます。コンクリートの表面が乾きすぎないようスピーディーかつ慎重に進める必要があり、職人の技が光る工程でもあります。

コンクリートを流し込み、表面を大まかに整えた後は、左官職人さんが「金鏝（かなごて）」という道具を使って仕上げ作業を行います。「金鏝仕上げ」とは、コンクリート表面を滑らかに、美しく仕上げるための作業のことです。表面にツヤが出て、ひび割れしにくく、掃除もしやすい平らな仕上がりになります。

【関連記事】
➡泉大津市　陸屋根やバルコニーの床、水はけが悪くなっていませんか？

お庭リフォームの完成🏠

土間コンクリートとテラス屋根が完成しました。もともと土だったお庭が、お手入れしやすく使い勝手の良い空間に生まれ変わりました。テラス屋根の下にはメダカの水槽が並べられ、新たな趣味を楽しめる素敵なお庭になりました。

I様にも「庭がすっきりして、すごくよくなった！」と喜んでいただき、後日お伺いした際には、ご近所の方もメダカを見に来られていて、ちょっとした交流の場にもなっているようでした。

「今あるものを撤去して新しいスペースをつくりたい」「趣味を楽しめる快適なお庭にしたい」といったご希望も、ぜひお気軽にご相談ください。街の屋根やさん岸和田店では、お客様一人ひとりの暮らしに合わせたご提案を大切にしています。どんなことでもまずはご相談ください(^_-)-☆

お庭のリフォームは街の屋根やさん岸和田店にお任せください！！

泉大津市　I様邸に関するブログはこちら

【泉大津市　I様邸の施工事例ブログ】
➡泉大津市でコンクリート打設・テラス屋根設置で快適なお庭に整備
【泉大津市　I様の声】
➡泉大津市で玄関横におしゃれで機能的なテラスを作られたI様の声