岸和田市のお住いの皆さまこんにちは！
もうすぐ梅雨の季節を迎えますが、雨漏りなどしていませんか？

屋根は大切なお住いを雨水や外気から守る重要な役割がありますし、過酷な環境下にあるので定期的なメンテナンスが欠かせません。
特に、昔主流だった土を使用した瓦屋根は、経年で瓦がズレるなどの劣化症状が出てきてしまいます。

岸和田市H様邸の屋根葺き替えの現地調査について

H様邸の屋根は土葺き工法の屋根です。
粘土のような土を屋根の上に敷き、瓦を密着させて葺く工法のことで、釘やビスなどで固定されていません。

Q.どうして瓦を固定していないの？
A.それは地震対策の為と言われています

土と瓦を足すと屋根には相当な重さがかかっていることになります。屋根が重いと大きな揺れが発生した時に建物が左右に大きく揺れてしまいます。その時に、瓦がわざとズレ落ちるようにしていたのです。瓦が落ちることで揺れの影響を少なくして、建物が使いするのを防いでいました。
しかし、阪神淡路大震災で土葺きの瓦屋根が大きな被害受けたので、現在は瓦を固定する、軽い屋根が主流になっています。


【瓦屋根についての参考記事】
➡　4つのチェックポイントで 瓦屋根の点検・メンテナンスのタイミングを知ろう

瓦が凍て割れ（いてわれ）を起こしていました！

瓦の凍て割れとは、凍害（とうがい）とも言い、文字通り瓦が凍てて（凍って）割れる状態のことを表しています。
瓦に物がぶつかって割れたのではなく、自然に割れるのです。

瓦は水を弾くというイメージがあると思いますが、実は土でできているので経年で水分を含みやすくなります。
冬場の寒い時期に気温が下がると瓦に含まれた僅かな水分が凍り、気温が上昇すると溶ける、という一連の流れを繰り返し、水分の体積が膨張して瓦の表面が割れてしまうのです・・・！

凍て割れを起こした状態をそのままにしておくと、どんどん進行して表面だけでなく瓦が割れることがありますので、差し替えなどの修理が必要です。

H様邸は瓦の凍て割れが進行して表面は完全に剥がれている箇所がありました！

H様邸の瓦は凍て割れが進行して表面が完全に剥がれている箇所がありました！

瓦の土の素地がむき出しの状態なので、雨水を吸いこみ、脆くなってしまいます。瓦の凍て割れが少ない場合は、瓦を差替えることで修理できますが、凍て割れが多い場合は屋根を葺き替えることも検討しないといけません。

大阪はそれほど気温が低くなりませんが、寒冷地の場合だと毎年凍て割れを起こす可能性があるので吸水性の少ない屋根材に葺き替えることも視野に入れるといいでしょう。

【ご参考記事】
屋根葺き替え　➡　屋根葺き替えで不安を解消しませんか?
屋根カバー工法　➡　現在の屋根を新しい屋根で覆う、二重屋根になるのが屋根カバー工法
ガルバリウム鋼板について　➡　屋根材や外壁材の素材であるガルバリウム鋼板とは?特徴とメリットを徹底解説

谷樋（たにとい）が錆びついていました！

H様邸の屋根には谷樋がありましたが、全体的に錆びついていました！

雨樋（あまどい）とは屋根に落ちてきた雨水を受けて地上又は地下などに送る設備のことで、谷樋は屋根の谷部分に設置する雨樋のことです。
H様邸の谷樋はカラー鋼板（鉄板の表面を塗装したもの）で、経年で錆びついている状態でした。
谷樋には雨水が流れ込むので、錆が進行して穴があくとお部屋の中に雨漏りしてしまいます・・・！

特に谷樋はふたつの屋根面からの雨水が集まるので普段から雨漏りのリスクが高い箇所です。
今回の葺き替え工事では錆に強いガルバリウム鋼板製の谷樋に入替えるのでご安心ください。

【ご参考記事】
雨樋について　➡　雨樋工事でお家を雨水から守る! 雨樋の修理・交換、お任せください
谷樋について　➡　屋根で最も雨漏りしやすい部分「谷板金」の修理方法　
雨漏りについて　➡　雨漏り修理・雨漏り改修工事は街の屋根やさんへ

屋根の葺き替え工事で足場を設置します！

屋根の葺き替え工事では足場が必ず必要になります。

足場は職人が屋根まで行き来したり、作業中の足場として使用したり、落下防止のために設置されます。また、瓦や土を下ろす時に土埃が周囲に舞うのを防ぐこともできます。

【足場について詳しくはこちら】
➡　一度の足場で二度おいしい屋根・外壁工事

岸和田市H様邸の屋根伏せ図

H様邸の屋根伏せ図（やねふせず）です。

現地調査の時に屋根の状態を確認し、採寸させていただきます。
それを元に（お家の図面があれば参考にさせていただきます）屋根の図面を作成し、お見積書と一緒にお預けします。

屋根伏せ図は屋根の形状を把握することができ、職人の指示書としても活躍します。
お客様も屋根伏せ図を見ていただくと、普段は見えない屋根の形状がよく分かるのでとても便利です。

波板屋根のご相談もいただきました！

「ベランダの波板が割れてるので張り替えたいんです」H様よりご相談をいただきました。

ベランダから確認させていただくと、波板が割れていて、飛ばされないようにテープを貼って応急処置されていました。
本体はアルミ製ですが、外壁などに固定している金具が錆びついてぐらついている状態で、大変危険でした！

金具が錆びついて耐久性が低下していることはH様もご存じで、この工事で本体を入替えることになりました。


【波板屋根についての参考記事】
➡　ベランダ・バルコニーの屋根の補修・修理、防水工事、お任せください

YKKのアルミテラス屋根・ソラリアに入替えます！　

ご相談の結果、YKKapのアルミテラス屋根・ソラリアに入替えることになりました。　

屋根は平らなフラット型で、ポリカパネル（ポリカーボネート製のパネル）で色はスモークブラウンを採用されました。

屋根の葺き替えで、解体作業の時にはホコリが舞いますし、テラス屋根の上にも土が落ちます。
そのため、屋根の解体が完了した後にテラスを入替えることになりました。

次は屋根葺き替え工事の様子を順番にご紹介しますので、お楽しみに～(*^-^*)

岸和田市H様邸の現場ブログ

屋根の解体　➡　岸和田市の屋根葺き替え工事で瓦と葺き土を撤去しました！
野地板とルーフィング施工　➡　岸和田市の屋根葺き替えで野地板と改質アスファルトルーフィング施工
水切りの取付　➡　岸和田市の屋根葺き替えでケラバと軒先に水切りを取付けました！
ガルバリウム鋼板縦ハゼ葺き　➡　岸和田市の屋根葺き替えでガルバリウム鋼板を縦ハゼ葺きしました！
谷樋設置　➡　岸和田市の屋根葺き替え工事でガルバリウム鋼板製の谷樋を設置！
棟板金工事　➡　岸和田市の棟板金工事！金属屋根に葺き替えました！

屋根の葺き替えをご検討されている方へ