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岸和田市のベランダと下屋の取り合いから雨漏り？！調査を行いました

岸和田市にお住いのY様より「和室の天井で雨漏りしてるんです」というご相談をいただき雨漏り調査にお伺いしました。

Y様邸は木造・2階建ての住宅で雨漏りしているのはベランダの下にある和室です。
雨漏り調査を行うとベランダと下屋の取り合いから雨水が入った可能性が高かったので板金を取付け、防水性が低下していたベランダを防水するご提案をさせていただきました。

それではY様邸の雨漏り調査の様子をご覧ください(^-^)/

岸和田市Y様邸の雨漏り調査の様子

雨漏りしているのはベランダの下にある和室です。

ベランダは外部に設置されているので防水処置されていますが、防水が傷むと雨漏りの原因になりやすい箇所です。また、下屋との取り合い部分も継ぎ目となるので、普段から雨漏りのリスクが高いと言えます。そのことを踏まえて位置関係を確認して調査を進めました！

【雨漏りについての参考記事】
➡　雨漏り修理・雨漏り改修工事は街の屋根やさんへ
➡　確実な漏水箇所の特定のための散水検査

雨漏りしている和室

雨漏りしている和室を確認させていただきました。

腰窓の上の天井から雨漏りしていて、雨染みが残っていました。

このように雨漏り箇所を確認すると、雨水がどこから入ってきたかおおよその見当が付きます。
続いて雨漏りの原因を探るため外部から調査を行っていきます。

外部の調査の様子

雨漏り箇所はベランダの下のお部屋で、雨水が入ってきているのは向かって左側の腰窓の上です。

位置関係を確認して、雨漏りの原因の可能性がある箇所を重点的に調査していきます。
「ベランダ」「ベランダと下屋の取り合い」を確認しました。

ベランダと下屋の取り合いの状況

Y様邸は瓦葺きの屋根です。
ベランダの向こう側に下屋がある形状で、ベランダの手すり壁が下屋との取り合いになっています。

手すり壁と下屋の取り合いにはのし瓦という四角い瓦が葺かれていて、雨水の浸入を防ぐために壁際水切り（かべきわみずきり）が取り付けられていました。

壁際水切りが短いので、風を伴う雨が降った時に隙間から雨水が入る可能性がありました。また、のし瓦は、雨水が屋根の方へ流れるように勾配をつけて葺いていますが、その勾配が狂うと内側に雨水を呼んでしまいます・・・！
更に漆喰（しっくい）も出過ぎていたので、雨水を吸い込んでいる可能性がありました。

【関連記事】
瓦屋根について　➡　4つのチェックポイントで瓦屋根の点検・メンテナンスのタイミングを知ろう
漆喰について　➡　傷んだ漆喰の詰め直し、棟瓦の取り直しで瓦屋根を健全に保つ

ベランダと下屋の取り合いから雨水が入るのを防ぐ方法は？

ベランダと下屋の取り合いから雨水が入るのを防ぐためのご提案は、既存の壁際水切りとのし瓦、漆喰を覆う大きさの板金を上にかぶせて取付ける内容です。

板金をかぶせることで取り合い部分に雨水が直接あたるのを防ぐことができ、雨漏りのリスクが少なくなります。

雨漏り箇所の上の外壁にひび割れがありました！

雨漏り箇所の上の外壁にはひび割れがありました。この部分はベランダの手すり壁の外側になります。

外壁のひび割れから雨水が入り雨漏りすることもあるので、シーリングを充填して補修することになりました。
雨漏りの原因はなかなか特定するのが難しいので怪しい箇所を潰していく方法を取ります。

【シーリングについて詳しくはこちら】
➡　屋根工事と雨漏り補修に必要なシーリングやコーキングの種類と使用法

ベランダのウレタン防水も傷んでいました！

次に怪しいのがベランダです。

ベランダは外に設置されているので防水処置されており、Y様邸はウレタン防水という塗膜防水のベランダでした。
防水部分が劣化すると雨漏りに直結することがありますし、Y様邸は防水が傷んでいる可能性があったので雨漏り修理として防水工事のご提案もさせていただきました。防水の工法は現状と同じウレタン防水です。

【ウレタン防水について詳しくはこちら】
➡　ウレタン防水とは？メリット・デメリットとバルコニー・ベランダや陸屋根(屋上)への施工工程

ベランダの手すり壁の内側にもひび割れがありました！

ベランダの手すり壁の内側にもひび割れがいくつかありました。

手すり壁の下には防水層がないので、雨水が浸入すると雨漏りすることがあります。

手すり壁に防水効果のある塗料を塗装することもできますが、手すり壁自体に問題があるわけではないので、今回はひび割れを補修するご提案をさせていただきました。

ベランダの手すり壁の笠木も防水します！

Y様邸のベランダの手すり壁の笠木（かさぎ）はモルタル仕上げで、その上に鉄製の小さな手すりが取り付けられていました。笠木とは手すり壁や立ち上がり壁の天端（一番上）の仕上げのことです。

鉄製の手すりは笠木に直接埋め込まれているので、その部分から雨水が入り込む可能性がありました。
また、笠木は天を向いているので雨水を受ける形状です。普段から雨漏りのリスクが高いので、笠木も防水することになりました。鉄製の手すり壁の取り合いはシーリングできちんと防水します。

【笠木についての関連記事】
➡　意外と多い笠木が原因のベランダ・バルコニーからの雨漏り

岸和田市Y様邸の雨漏り修理について

岸和田市Y様邸の雨漏り修理のご提案内容 ①ベランダと下屋の取り合いに板金取り付け
②ベランダのウレタン防水
③ひび割れ補修
④ベランダの窓周りのシーリング打ち替え

☆上記の内容でお見積書をお預けして雨漏り修理を行ないました！

Y様邸の雨漏り修理の様子は次の現場ブログでご紹介させていただきますね(*^-^*)

岸和田市Y様邸の現場ブログ

ベランダ防水の下地調整　➡　岸和田市の防水工事のケレン・清掃！カチオンフィラーで調整！
ウレタン防水　➡　岸和田市のベランダ防水工事・ウレタン防水を施工！
板金取り付け　➡　岸和田市でベランダと下屋の取り合いに板金を取付けた雨漏り修理
ベランダ防水の施工事例　➡　岸和田市の雨漏り修理で傷んだベランダにウレタン防水施工！