岸和田市にお住いの皆さまこんにちは！

皆さまの中に雨漏りでお困りの方はおられますか？
お部屋の中に雨水が入ってくると不安になりますし、嫌な気持ちになりますよね・・・。

中には「屋根の修理を行なった後、雨漏りした」という事例もあります。

岸和田市Ｉ様邸の雨漏りの現地調査について

縁側で発生した雨漏りの状況

雨漏り調査にお伺いして、早速雨漏り箇所を見させていただきました。

雨漏りしているのは縁側の天井と洋室の収納の天井です。
まずは縁側の雨漏りの状況を見ていきましょう。

I様邸の縁側は約10m程あり、2カ所で雨漏りしていました。
3年前の台風で屋根に被害があり、その時に屋根専門外の業者に修理を依頼したところ、その後雨漏りが発生したそうです。

雨漏りを何度も繰り返すうちに天井板が傷んで浮いてきている状態でした！

洋室の収納の中の雨漏りの状況

屋根の状況

I様邸の屋根は土葺きの瓦屋根で、屋根に「腰上げ」という部分があり段差になっています。

腰上げ部分には「青海瓦・せいがいかわら」を葺いていました。
小さな瓦を何枚も積み上げて葺き、腰上げ部分に意匠性を持たせている形状です。

青海瓦部分には継ぎ目となる隙間がたくさんあるため、実は雨水が入りやすい箇所なのです。
例えば吹き降りの雨が青海瓦に直接あたると、内部に入ってしまうことがあります。

街の屋根やさん岸和田店にも腰上げの青海瓦部分が原因で雨漏りしたお家を修理したことがあります。

青海瓦は隙間がたくさんあります。
葺き土で瓦を葺いた後、表面に漆喰（しっくい）を詰めることで雨水の影響を受けにくくしているのです。

写真左は、青海瓦の表面に漆喰が詰まっている状態ですが、雨漏り箇所の上にある青海瓦部分の漆喰は剥がれて、葺き土も流れている状態でした！

青海瓦部分に雨水が直接たたきつけた時には、雨水が内部に廻っている可能性があります！


【漆喰ってなに？詳しくはこちら】
➡　傷んだ漆喰の詰め直し、棟瓦の取り直しで瓦屋根を健全に保つ

台風の時に屋根専門外の業者に修理してもらったそうですが、その時に青海瓦にシーリングを充填していました。

おそらく、この部分の瓦がズレていて、シーリングで固定されたと思うのですが、これでは僅かな隙間から入った雨水が内部に溜まって雨漏りを誘発させてしまいます。当時の業者は、屋根専門外だということで知識が少なかったかもしれませんが、良かれと思ってのことで、シーリングは丁寧に充填されています。

【シーリングについてはこちら】
➡　屋根工事と雨漏り補修に必要なシーリングやコーキングの種類と使用法

I様邸の雨漏りの原因は腰上げ部分の青海瓦にある可能性が高いとの見解で、青海瓦部分を端から端までガルバリウム鋼板で覆うご提案をさせていただきました。I様邸の縁側で発生した雨漏りは一カ所ではないですし、部分的に修理しても今後別の箇所で雨漏りが発生する恐れがあるため、雨漏りのリスクを少なくするためにも端から端まで処置することをお勧めしました。

Ｉ様邸の雨漏りの原因について

I様邸の雨漏りの原因の可能性がある部分は他にもありました。

それは桟瓦（さんかわら・屋根面に葺く瓦のこと）です。
台風被害の修理を行なった業者が瓦が飛ばないように「ラバーロック」されたそうです。

ラバーロックとは、強風や地震で瓦がバラバラに飛散しないようにシーリングで瓦を固定する工法のことです。
ラバーロックする場合は、瓦に下端にはシーリングを充填してはいけないのですが、I様邸は瓦の四方すべてにシーリングが充填されていました！

I様邸は屋根の桟瓦すべてを四方ラバーロックされた状態でした。

ラバーロックが原因で雨漏りした場合、不適切なシーリングを撤去すると雨漏りを防ぐことができるのですが、すべての桟瓦のシーリングを撤去するとなると時間と費用がかかってしまいます。そのため、今回は雨漏りに関係している箇所のシーリングのみ撤去するご提案をさせていただきました。

お見積書をお預けして、後日雨漏り修理を行なうことになりましたので、工事が始まりましたらご紹介させていただきます。


【岸和田市I様邸の雨漏り修理はこちら】
➡　岸和田市の雨漏り修理で屋根の腰上げにガルバリウム鋼板取付

【施工事例はこちら】
➡　岸和田市の雨漏り修理で不具合箇所にガルバリウム鋼板を取付！

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