岸和田市で屋根に生えた雑草除去の現地調査を行いました！ | 岸和田、和泉市で屋根の補修・リフォームなら街の屋根やさん

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岸和田市で屋根に生えた雑草除去の現地調査を行いました！

岸和田市のお寺の担当者様より「屋根に雑草が生えてるんです」というご相談をいただき現地調査にお伺いしました。

お話を聞きすると、今まで修理などをしてくれていた大工さんが高齢になり、高所での作業は危険になってきたとのことです。以前から雑草のことは気になっていたそうですが、成長してきたのでそろそろなんとなしないと・・・、と街の屋根やさん岸和田店にお声かけくださりました。

岸和田市の屋根の雑草撤去の現地調査

それでは現地調査の様子をご紹介させていただきます。

まず初めに目に飛び込んできたのが大棟（おおむね・一番高い屋根の頂点）に生えた雑草です。
立派な屋根から大きな雑草が（ほとんど木です）伸びていました・・・！

屋根に雑草が生えると屋根内部に根を張り、雨水が根を伝って雨漏りしてしまいます！

【雨漏りについての参考記事】
➡　雨漏り修理・雨漏り改修工事は街の屋根やさんへ
➡　確実な漏水箇所の特定のための散水検査

数カ所に雑草が生えていました！

屋根全体を確認すると、数カ所で雑草が生えてることが分かりました。そのほとんどが棟です。

棟には漆喰（しっくい）が詰められていて、外部にむき出しの状態になっています。そのため、植物の種子が風で飛ばされて漆喰に付着すると、根付くことがあるのです。

漆喰とは屋根の棟に詰められる材料で、土台の土を雨風から守る役割があります。
【漆喰についての関連記事】
➡　傷んだ漆喰の詰め直し、棟瓦の取り直しで瓦屋根を健全に保つ

大棟の雑草は成長して幹が太くなっていました！

一番目立っていた大棟の雑草を近くで確認すると、成長して幹が太くなっていました・・・！
こいうなると、ほとんど木ですよね・・。

棟の瓦の隙間から出てきた状態で成長しているので、棟の中に根を張っている可能性が高いです。
そうなると、無理に抜くと棟が崩れてしまうので、棟の積み直し作業が必要になります。

屋根から雑草が生えているのを見かけることがあると思いますが、早めに除去作業を行なうことをお勧めします。

長期間放置すると、成長して根を張るので、簡単に取り除くことができないからです。修繕費用を抑えるためにも早め早めの対処が必要です。

瓦の隙間には土や枯れ葉が詰まっていました！

お寺の屋根の形状は複雑で、棟が重なり合っている箇所があります。
その瓦の隙間にも土や枯れ葉がびっしりと詰まっていました。

写真をよく見ていただくと、植物の太い幹が顔を出していることが分かります。
この部分も太い根が張っている可能性があるので、棟の積み直し作業のご提案をさせていただきました。

雑草が成長していなければ、抜いて漆喰を補修する作業ですみますがここまで大きくなっていると、棟を解体しないと根を取り除くことができません。

瓦の下には苔が生えていました！

この面は雑草の被害は少ないですが、屋根面の瓦の下端に苔が生えていることが分かりました。

瓦の下端は、万が一雨水が瓦の内側に入った時に流れ出る箇所なので、苔が生えると雨水が溜まって雨漏りする可能性があります。また、苔は水分を含むため、屋根にとっていい影響を与えません。

屋根全体的に枯れ葉や土が溜まり、苔が生えている箇所もあったので屋根の清掃作業も行わないといけません。

屋根のトンネルが詰まっていました！

更に調査を進めると、屋根のトンネルが詰まっている箇所がありました。

屋根のトンネルとは、瓦の隙間をわざと開けて雨水が流れる経路にしている箇所のことです。（黄色い矢印部分に雨水が流れます）
トンネルが詰まると雨水がきちんと排出されなくなり、オバーフロー（溢れること）を起こして雨漏りしてしまいます。

周りの雑草や土の除去作業に加えてトンネルの開通作業も必要です。