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岸和田市のお寺の棟に生えた雑草の除去作業で棟を解体しました

岸和田市のお寺の屋根に生えた雑草の除去工事を行いました。
屋根の数カ所で雑草が生えていましたが、この記事では大棟（おおむね・一番高い屋根の棟）の雑掌除去の様子をご紹介します。

屋根に雑草が生えると次第に根を張り、屋根の中を這います。そうすると、雨が降った日に雑草から値を伝って室内に雨漏りすることがあります。

【雨漏りについての参考記事】
➡　雨漏り修理・雨漏り改修工事は街の屋根やさんへ
➡　確実な漏水箇所の特定のための散水検査

雑草が若いと根も短く柔らかいので取り除きやすいですが、成長すると根も太く硬くなるので作業が困難になります。

屋根に雑草が生えているのを見つけたらできるだけ早めに対処することをお勧めします。

それでは岸和田市のお寺で行った雑草の除去作業の様子をご覧ください。

岸和田市のお寺の屋根に生えた雑草除去作業の様子

ご相談をいただいたお寺の屋根は近くに山があり、雑草の種が飛散しやすく、被害に合いやすい状況下におかれていました。

屋根の数カ所に雑草が生え、経年で瓦のズレなども見受けられたので屋根全体を修理することになりました。
屋根工事で足場が必要なので建物の全周に設置させていただくことになりました。

足場を設置しました！

屋根に生えた雑草の除去作業と屋根修理で使用する足場を設置しました。

屋根工事で数日間かかることを想定し、作業性を踏まえてステージを設置しています。
ステージは職人の足掛かりとなり、道具や荷物、資材などを仮置きできるのでとても便利です。

足場は工事の内容や用途に合わせて設置することが可能です。

【足場についての関連記事】
➡　一度の足場で二度おいしい屋根・外壁工事

屋根足場を設置します！

今回は建物の周りに足場を設置しましたが、屋根が急こう配でしたので、屋根職人が作業するための足場を組んで設置しました。

写真のように長い木の板を組み合わせて設置することで、その上にのって作業することができます。
急こう配の屋根の上で作業すると、滑って落ちる危険性がありますし、瓦が抜け落ちることもあります。

金属の単管で足場を設置することもありますが、今回のように木の板で設置することもあります。

大棟（おおむね）に生えた雑草を除去します！

棟とは屋根の頂点のことで、屋根面同士の継ぎ目になります。ご相談をいただいたお寺の大棟（おおむね・一番高い屋根の棟）に生えた雑草は成長して高く伸びていました。

まだ若い雑草なら簡単に取り除くことができますが、成長しているので幹が太く、ほとんど木のようになっています。
根も棟の中で成長している可能性があるので、棟を一部解体しないと取り除くことができません！

棟を解体すると太くて硬い根が張っていました！

雑草が生えている箇所の棟瓦を解体すると、太くて硬い根が張っていました・・・！

雑草も、知恵があるかのように、土がある棟の中を横ばいに張っています。外部からは見えませんでしたが、根はかなり伸びている状態でした！

このことを知らずに雑草をいきなり引っ張って抜こうとすると、棟瓦が崩れていたでしょう。

棟を解体して根を取り除きます！

根を取り除くために、棟瓦をどんどんめくりました。

屋根職人も根を見た瞬間にとても驚いていました(;^_^A
根を取り除くには瓦をめくらないといけないので、少しずつ確認しながら作業を進めました。

棟はこのように部分的に積み直すことができます。
大夫などで棟が崩れた場合でも、部分的に補修できますので安心してお任せくださいね。

根を取り除き棟を復旧します！

根を取り除いた後、棟瓦を復旧しました。

既存の棟は葺き土（ふきど）を敷いて葺かれていましたが、今回は漆喰（しっくい）を使用しました。
漆喰とは瓦の隙間を埋めたり瓦を固定したり、葺き土を守る役割があります。一般的に白い漆喰が多いのですが、黒もあります。

漆喰は瓦をしっかりと密着させくれますし、雨水にも流れにくいので積み直した部分の棟は以前よりも耐久性が向上します。

漆喰とは屋根の棟に詰められる材料で、土台の土を雨風から守る役割があります。
【漆喰についての関連記事】
➡　傷んだ漆喰の詰め直し、棟瓦の取り直しで瓦屋根を健全に保つ

棟瓦の復旧完了です！

雑草の根を取り除き、仮撤去していた棟瓦を復旧しました。

棟瓦は屋根面よりも高く積み上げられているので、風をまともに受けますし、地震で建物が揺れた時に瓦がバラバラに飛散しやす箇所です。
もともと銅線を仕込んで棟瓦を固定していましたが、この工事で錆に強いステンレス線でしっかりと固定・補強しています。

シーリングを充填して補強しました！

更に、瓦の継ぎ目にシーリングを充填して補強しました。この作業を「ラバーロック」と言います。

シーリングとは防水工事や水回り、雨漏り修理などで使用される防水効果がある充填材です。
瓦の継ぎ目に充填することで瓦が連結するのでバラバラに飛散しにくくなりますが、間違った箇所に充填してしまうと雨水が溜まって雨漏りすることがあるので、ラバーロックを依頼する場合は信頼できる業者にお願いしましょう。

街の屋根やさん岸和田店は屋根の構造に詳しい屋根職人が作業しますのでラバーロックも安心してお任せくださいね(*^-^*)

【関連記事】
➡　屋根工事と雨漏り補修に必要なシーリングやコーキングの種類と使用法
➡　地震と強風に強くなる!?瓦屋根のラバーロック工法のメリットとデメリット

剥がれていた漆喰（しっくい）を詰め直しました！

棟の取り合いに詰められていた漆喰が剥がれていたので詰め直しました。

漆喰は瓦を固定したり隙間を埋めたり防水する役割があります。
漆喰が剥がれると瓦の隙間が露になり雨漏りすることがあります。また、瓦の固定力が低下してズレやすくなってしまうのできちんと詰め直しました。

【漆喰についての関連記事】
➡　傷んだ漆喰の詰め直し、棟瓦の取り直しで瓦屋根を健全に保つ

棟の雑草除去完了です！

雑草撤去後の棟の様子です。

屋根から伸びていた雑草を撤去したので、すっきりしましたね。
棟を解体して根まで取り除きましたが、裏山があるのでまたどこからか生える可能性があります。
またお困りのことがありましたらいつでもご連絡いただけたらと思います。

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現地調査　➡岸和田市で屋根に生えた雑草除去の現地調査を行いました！
隅棟の雑草撤去　➡　岸和田市の隅棟に生えた雑草が瓦の内側に根を張っていました！

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