貝塚市にお住いのM様より塀のクラックのご相談をいただきました。

クラックとは建築用語で、簡単にお伝えするとひび割れのことです。

N様邸の塀は地面からの立ち上がり部分に大きな石を積み上げた擁壁（ようへき）があり、その上にブロックで塀を設置されていました。塀に大きなクラックが発生して地震で倒れないか心配されていて、修理のお見積書が欲しいとのご相談です。

それでは貝塚市M様邸で行った塀のクラックの現地調査の様子をご覧ください。

貝塚市M様邸で行った塀のクラック補修の現地調査について

M様邸の外観です。

お庭の周りに大きな石を積み上げた擁壁があり、その上にブロックで塀を設置している形状です。
「塀に大きなひび割れがあって、地震で倒れないか息子たちが心配してるので修理の見積もりをもらえませんか？」
M様よりご相談をいただきました。

ブロック塀に大きなクラックが発生していました！

早速調査を始めると、塀に発生した大きなクラックが目に飛び込んできました。

クラックは大きく分類して「ヘアクラック」「乾燥クラック」「構造クラック」「縁切れクラック」に分けられます。
クラックの種類によっては早急に対応しないといけないケースがあります。

ヘアクラック・・幅が0.3mm以下
乾燥クラック・・コンクリートやモルタルが乾燥する過程の収縮で起こるひび割れのことで、乾燥しきるとそれ以上広がりません
構造クラック・・幅が0.3mm以上で深さが5mm以上
縁切れクラック・・補修をした時や塗装作業を中断するなど部分補修した際に起こるひび割れ

M様邸の塀には構造クラックが発生していました！

M様邸の塀には構造クラックが発生していました！

構造クラックは建物自体の構造的な欠陥、不動沈下、建物に歪みが生じることで発生します。
そのままにしておくと、壁の内側に雨水が浸入して雨漏りしたり、内部の重要な木部を腐食させてしまうことがあります。また、耐久性が低下するので、大きな地震が発生したら塀が倒壊する危険性がありました。

では、M様邸の塀にはどうしてクラックが発生したのでしょうか・・。

塀に発生したクラックの主な原因は？

M様邸の塀の内側はお庭になっていて、塀の一番上まで土があります。
そのため、雨が降ると土の中から水が出てきて塀に染み込み、劣化を早めた可能性がありました。
また、この塀は大量の土を支えていますので、長い年月をかけて圧迫されてクラックが発生したという見解です。

M様邸は道路よりも高い位置に建物があり、土や塀を撤去するとなると現実的ではないので、クラックを補修してしっかりと補強するご提案をさせていただくことになりました。

深刻な構造クラックの他にも補修が必要な箇所がありました。

「高い位置に塀があるので、もし倒れて通行人にぶつかったらと考えると・・」
M様、息子さまも大変心配されていたので早急にお見積書をお預けさせていただきました。

貝塚市M様邸の塀修理のご提案内容

クラックをUの字にカットしてエポキシ樹脂モルタルという強度のある補修材で補修します。
（クラックUカットエポキシ樹脂モルタル充填工）
その後、塀全体の下地を調整し、塀の補強でファイバーシートを貼ります。そして、モルタルを塗装して最後に骨材入りの塗料で塗装して仕上げる内容です。

同時に玄関の門の木製建具のご相談もいただきました

塀のクラック補修のご相談の時に、玄関の門の木製建具の修理のお話もありました。
木製建具の枠の足元が雨水の影響で腐食していたので、部分的に交換することになりました。


お見積書をお預けして、工事のご依頼をいただきました！
M様邸の工事の様子は追って現場ブログでご紹介させていただきますね(*^-^*)

【貝塚市M様邸の現場ブログ】
塀のひび割れ補修　➡　貝塚市のブロック塀に大きなひび割れが！倒れないように補修しました！
塀の下地調整　➡　貝塚市のブロック塀修理で下地調整の様子をご紹介します！
塀のモルタル塗装　➡　貝塚市の塀修理で聚楽調砂壁材を塗装するためにモルタルを塗装！
外装用の聚楽調砂壁材塗装　➡　貝塚市の塀に外装用の聚楽調砂壁材を塗装し和風の外観に！

施工事例　➡　貝塚市の塀にひび割れが！地震が心配で塀の修理を行ないました！

塀や外壁に発生したクラックのご相談は街の屋根やさん岸和田店へ