貝塚市でブロック塀のひび割れを補修して塗装仕上げすることになりました。

M様邸の外部には石の擁壁（ようへき・土留めの目的で積み上げられた塀のこと）の上にブロック塀があり、そのブロック塀も土留めの役割りがありました。塀に大きなひび割れが発生して倒れないか心配されてご相談をいただき、工事に至ります。


【M様邸の塀のひび割れ補修の様子はこちら】
➡　貝塚市のブロック塀に大きなひび割れが！倒れないように補修しました！

貝塚市M様邸の塀の下地調整の様子

ひび割れの補修箇所を目立たなくするため、そして塀を少しでも丈夫にするためにモルタルを塗装するのですが、その前に行った下地調整の様子をご紹介します。

写真はひび割れ補修後の様子です。
ひび割れを補修すると、補修した箇所がどうしても目立ってしまいます。
塗料を塗って仕上げることもできますが、お家の外観と塀のデザインに合わせて外部用の仕上げ材（聚楽・じゅらく）で仕上げるご提案をさせていただきました。

ファイバーシートを貼って塀全体の下地を調整します

外装仕上げ用の聚楽を塗装する前に、塀全体的に下地を調整します。

ファイバーシートというメッシュ状のシートを貼ることで今後のひび割れを抑えることができます。
メッシュシートの貼り方は、カチオンフィラーという下地調整材を塗装する時に一緒に塗り込んで貼り付けます。

ブロック塀と石の擁壁の隙間にモルタルを詰めました

下地を調整する前に、ちょっとした補修を行いました。
経年でブロック塀と石の擁壁との取り合いに隙間ができていたので、モルタルを詰めて補修しています。

モルタルを詰めても補強されるわけではありませんが、隙間があると全体的な美観性を損ねてしまうのでモルタルを詰めて補修させていただきました。

塀全体にシーラーを塗装します！

続いて塀全体にシーラーを塗装しました。

シーラーは塗装面の下地整えて、上塗り塗材をしっかりと密着させる役割があり、屋根や外壁塗装工事でも一番初めに塗装する塗料です。
刷毛にたっぷりと染み込ませて丁寧に塗装しました。

カチオンフィラーを塗装してファイバーシートを貼り付けます

続いて、カチオンフィラーという下地調整材を金鏝（かなごて）でしごき塗りするのですが、その時にファイバーシートを壁にあてて一緒に塗り込んで貼り付けて施工します。

カチオンフィラーはカチオン性樹脂を含んだ下地調整材で、あらゆる下地に対してしっかりと密着して一体化させることができます。

ファイバーシートを一定の長さにカットして端から順番にカチオンフィラーを塗装して貼っていきます。

M様邸のブロック塀は石の擁壁の上に積み上げられているので、簡易足場を設置して作業しました。

シートの継ぎ目は重ねて補強します

シートの継ぎ目になる箇所はシートを重ねて補強しました。

この作業は左官職人が作業していますので、鮮やかに金鏝を扱い、美しく仕上げることができます。
塗料を塗装する場合は、塗装の職人が作業することになります。

塀の下地調整完了です！

塀の下地調整完了です！

乾燥さえてからモルタルを塗装し、その上に外装仕上げ用の聚楽を塗装して仕上げます。

モルタル塗装や聚楽塗装等の様子は次の現場ブログでご紹介します。


【貝塚市M様邸の現場ブログ】
現地調査　➡　貝塚市の塀に構造クラックが発生！石積みの擁壁もありました！
塀のひび割れ補修　➡　貝塚市のブロック塀に大きなひび割れが！倒れないように補修しました！
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