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現場ブログ
泉大津市の割れたセメント瓦をシーリングで補修しました

泉大津市にお住いの皆さまこんにちは！
皆さまの中に瓦のひび割れのことを心配されている方はおられますか？

屋根の下地に防水シートを敷いていて、健全であれば瓦が割れても雨漏りすることはありませんが、屋根面は雨水が流れる経路になっていますので、雨漏りのリスクが高い箇所です。
実際に瓦が割れて雨漏りした事例も数多くありますので、「雨漏りしていないから」と放置せず、必ず修理しましょう。

今回の現場ブログでは泉大津市で行った割れた瓦の補修工事の様子をご紹介したいと思います。

T様より天窓からの雨漏りのご相談をいただき、屋根を点検すると、セメント瓦が数カ所でひび割れていることが分かったので、工事の際にシーリングを充填して防水しました。

雨漏りについての記事はこちら
➡　雨漏り修理・雨漏り改修工事は街の屋根やさんへ

セメント瓦ってどんな瓦のこと？ セメント瓦はセメントに川砂を混ぜてつくられた屋根材のことです。
比較的に価格が安く施工もしやすい、そして耐火性能があり、色んなデザインがあります。

デメリットとしては、衝撃に弱いので台風時の飛来物や大きな地震の揺れで割れてしまう可能性があるということです。
また、表面を塗装することで着色していますので、月日とともに塗膜の剥がれや色褪せが目立つようになります。

セメント瓦の表面の塗膜が傷んで剥がれてくると、雨水などの水分を吸い込むようになり、苔や汚れが付着しやすくなってしまい、美観性を損ねるだけでなく、防水性が低下してしまうので、定期的な塗り替えが必要です！

また、雨水を吸い込むようになると瓦が水を含み、天気のいい日に乾燥します。その「膨張」と「収縮」の動きを繰り返すうちに瓦が割れることもあります。瓦が割れると雨漏りの原因になりますので、新しい瓦に差し替えるか、シーリングを充填して補修しないといけません。

泉大津市T様邸の基本情報 ■建物詳細・・木造・2階建て
■築年数・・約19年
■建坪・・約25坪
■屋根・・セメント瓦葺き

☆天窓からの雨漏りのご相談をいただき屋根を点検するとセメント瓦が数カ所でひび割れていることが分かったので、天窓修理の際に足場を設置しますので、同時に瓦を補修することになりました。

上の写真はT様邸の屋根で、数カ所でセメント瓦が割れていました！
今回の雨漏りは天窓でしたが、瓦が割れたまま放置すると今後の雨漏りの原因になる可能性があるため、応急的にはなりますが、シーリングを充填して割れた瓦を補修することになりました。

足場を設置するタイミングで高所での作業をまとめて行いましょう！
➡　一度の足場で二度おいしい屋根・外壁工事

シーリングは雨漏り修理や防水工事などで使用する充填剤です！
➡　屋根工事と雨漏り補修に必要なシーリングやコーキングの種類と使用法

割れたセメント瓦を見落とさないように、事前に点検して割れた箇所に

マスキングテープを貼って印を付けました。

セメント瓦の端が欠けて落ちそうになっている箇所があったので、

破片をなくさないようにテープで固定しています。

補修の際は破片をシーリングでくっつけて処置させていただきます。

割れたセメント瓦の補修の様子です。

シーリングを充填する箇所を刷毛できれいに掃除しました。
セメント瓦は表面がザラザラしていますので、汚れや苔が付着しやすいのです。シーリングを充填する箇所に汚れが付いていると、シーリングがしっかりと密着せず剥がれてくる危険性があるため、先に汚れを落としています。

刷毛で汚れを落としてから割れた部分にシーリングを充填して補修しました。

セメント瓦の下（屋根材の下）に控えている防水シートが傷んでいなければ瓦が割れても雨漏りすることはありませんが、防水シートは永久的ではないので、瓦の割れを放置してはいけません。

防水シートについて詳しくご紹介した記事です
➡　雨漏りを防止する屋根の防水紙の重要性とお薦めの「アスファルトルーフィング」をご紹介

シーリングを充填した後はヘラで押さえて仕上げました。

ひび割れの奥までシーリングが行き届いた方が防水性が向上しますし、シーリングを充填しただけではしっかりと密着しません。
シーリングを素地に密着させて剥がれを防ぐためには「ヘラ押え」の工程が欠かせません！

T様邸は以前にも瓦の補修をされたことがあるようで、その時のシーリングが傷んできていたので、この工事で打ち替えさせていただきました。

古いシーリングを剥がしてから新しいシーリングを充填することで防水性が向上します。
このように、屋根のメンテナンス時期を揃えておくと、足場を設置するタイミングも揃います。

お住まいのメンテナンスについての記事です
➡季節別・築年数別知っておくべき住まいのメンテナンスサイクル完全版

以前補修していた箇所のシーリングもきちんと打ち替えました。

シーリングもいつかは劣化してきますので、将来的にはシーリングを打ち替えるか、割れたセメント瓦を交換しないといけません。ですが、現時点での雨漏りを防ぐことはできています。

棟の冠瓦も大きく割れて隙間があいている箇所がありました。

棟とは、屋根の頂点の水平部分のことで、棟の一番上に葺く瓦のことを「冠瓦・かんむりかわら」と呼びます。

棟に直接あたる雨水の量は少ないですが、棟が原因で雨漏りした事例もありますので、割れた瓦はきちんと補修した方がいいでしょう。

割れた冠瓦もシーリングを充填して補修しました。

瓦が割れて大きく隙間があいていましたが、シーリングで隙間が塞がれたので雨水の浸入を防止することができています。

T様邸は築19年を過ぎてセメント瓦の塗膜が傷んでいますので、今後は屋根塗装のメンテナンスを視野に入れられるとのことです。

次は、雨漏りしている天窓の修理の様子をご紹介しますね(*^-^*)

泉大津市T様邸で行った現場ブログは下記のリンクでご紹介しています

現地調査　➡　泉大津市の天窓から雨漏りが発生！雨漏り調査に伺いました

天窓修理の施工事例　➡　泉大津市の天窓の雨漏り修理でシーリングを用いて補修しました！

雨染みがついたクロスの貼替　➡　泉大津市で雨漏りの影響で雨染みがついた壁のクロスを貼替

屋根の瓦または屋根材のひび割れが気になっている方へ

近年、勢力の強い台風が頻繁に発生し、いつ上陸してもおかしくない状況下に置かれています。

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