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泉大津市の雨漏り修理でケラバ水切りの下に補足の板金を取付！

泉大津市で行った雨漏り修理の様子をご紹介します。

O様邸は木造・2階建ての住宅で、雨漏りしているのは1階の収納部屋と和室二間の天井です。
以前から雨漏りしていて、天井板にカビが生えている状態でした。
現在もバケツを置いて対応されています。

雨漏り調査を行い、屋根のケラバ水切りが短く、外壁の取り合いから雨水が入り込んでいる可能性が高いとの見解で、補足の水切りを取付けることになりました。

「ケラバ」「水切り」についてはこの現場ブログで分かりやすくお話させていただきます。

それでは泉大津市O様邸の雨漏りの状況から一緒に見ていきましょう。

泉大津市O様邸の室内の雨漏り状況

泉大津市O様邸の基本情報 ●建物詳細・・木造・2階建て（一部増築しています）
●築年数・・約49年
●屋根・・スレート葺き
●外壁・・モルタル壁の上に外装板を張ってリフォームされています
●雨漏り箇所・・1階の収納部屋の天井

雨漏りしているのは1階の収納部屋の天井です。

和室の天井の雨漏りは止まっていると思っていましたが、工事に取り掛かるまでの長雨で雨漏りが再発したのできちんと修理することになりました。

収納部屋の天井は雨漏りを繰り返してカビが生えている状態です！

O様邸の雨漏りの原因について

雨漏り調査を行うと、雨漏りの原因の可能性が高いのは屋根の「ケラバ水切り」ということが分かりました。

では、ケラバとはどの部分を指すのでしょうか。

ケラバとは？？
ケラバとは、屋根の雨樋が付いていない、三角になった部分のことです。
ケラバ水切りとは？？
水切りとは雨水が内部に浸入するのを防ぐ金物のことで、ケラバに取り付ける水切りを「ケラバ水切り」と言います。

ケラバ水切りはL字型の板金です。
O様邸は軒天（外壁よりも突き出た屋根の裏面）がない形状で、ケラバと外壁が面一になっています。
ですので、屋根と外壁との取り合いを覆うようにL字型のケラバ水切りを取付けていました。

ですが、外壁側のケラバ水切りの長さが短い為、吹き降りの雨水が取り合い部分から入り込んでいる可能性がありました！

【ケラバとは？お住いの各部位の名称はこちら】
➡　知っておきたいお住まいの各部位の名前

雨漏りしているのはこちらの外壁面側のお部屋ですので、雨漏りの原因の可能性が高いと判断し、雨漏りを止めるために、既存のケラバ水切りの下に新たに捕捉の板金を差し込んで取付けるご提案をさせていただきました。

水切りの長さが延長されることになるので、吹き降りの雨水が入りにくくなります。

ケラバ水切り以外にも雨水が入る箇所がありました。それは「外壁の目地部材」です。

O様邸の外壁はもともとモルタルの塗り壁でしたが、上に外装板を張ってリフォームされていました。
外装板は横張りで、継ぎ目から雨水が入らないようにするために専用の目地部材を取付けていたのですが、その先端に充填されているシーリングが割れて隙間があいている状態でした！

目地部材の先端なので面積が狭く、雨水は入りにくいように思えますが、ケラバ水切りを伝った雨水が目地部材に直接落ちている可能性があるため、シーリングを充填してきちんと防水させていただくことになりました。

【シーリングについて詳しくはこちら】
➡　屋根工事と雨漏り補修に必要なシーリングやコーキングの種類と使用法

雨水は、建物のあらゆる箇所から浸入します！
雨漏りを止めるためには怪しい箇所を一つ一つ処置しないといけません。

【雨漏りについての関連記事】
➡　雨漏り修理・雨漏り改修工事は街の屋根やさんへ
➡　確実な漏水箇所の特定のための散水検査

泉大津市O様邸の雨漏り修理の様子（ケラバ水切りの修理）

それではO様邸の雨漏り修理の様子をご紹介します。

既存のケラバ水切りの下に新たに捕捉の板金を差し込んで固定し、雨水の浸入を防ぐ内容です。
使用した板金は「ガルバリウム鋼板」です。
あまり目立たないようにするため、外壁に近い色を使用しました。

【ガルバリウム鋼板について詳しくはこちら】
➡　屋根材や外壁材の素材であるガルバリウム鋼板とは?特徴とメリットを徹底解説

既存のケラバ水切りの下に補足の板金を差し込んで外壁に向かってビスでしっかりと固定しました！

これにより、水切りの長さが延長されて吹き降りの雨水が入るのを防ぐことができます。
修理後の写真を見ると、ケラバと外壁の取り合いがきちんと覆われていて安心感がありますが、以前は補足の板金が無い状態でしたので、心許ないですね・・・。

雨水は建物の思わぬところから入り込みます！
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➡　施工事例をご覧ください

補足の板金を固定したビス頭にはシーリングを充填してきちんと防水しています。

このビスは外壁を貫通している為、ビスの周辺から雨水が染み込むと内部に雨水が入ってしまいます。
シーリングを充填しておくと雨水の浸入を防ぐことができますし、ビスが緩んで抜けてくるのも防ぐことができます。

外装板の目地部材の先端にもシーリングを充填してきちんと防水しました。

O様邸の雨漏り修理はこれで完了です！
後日、雨が降った時に様子を見ていただき、雨漏りしていないようでしたので、内部の修理を行ないました。

泉大津市O様邸の室内の修理のビフォーアフター

O様邸は以前から収納部屋の天井で雨漏りしていて、天井板にカビが生えていました。

「天井がすごいことになってるので張替てほしい」というご相談をいただき室内の修理に至ります。
既存の天井には「ジプトーン」という、化粧板が張られていたので、模様は少し異なりますがジプトーンで復旧することになりました。

天井板をすべて張替えることもできますがカビが生えていない部分はきれいな状態でしたので、部分的に張り替えました。

雨漏りを繰り返していたので、天井にシートを張ってバケツを置いて対処されていましたが、今後はすっきりと気持ちよくお使いいただけますね！

泉大津市O様邸の現場ブログは下記のリンクよりご覧になって下さい！

現地調査　➡　泉大津市で行う雨漏り修理と軒天修理などの工事内容について

軒天張替え　➡　泉大津市の合板仕上げの軒天をケイカル板とケイカル有孔ボードに張替

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雨漏りでお困りの方、雨漏りのご相談をどこに依頼したらいいか分からない方へ

実はO様邸と同じような雨漏りの事例がいくつかあります。
取り合い部分は隙間が生じるため、雨漏りのリスクが高くなってしまいます！

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