
2025.03.14
こんにちは。街の屋根やさん岸和田店です。 最近、雨の日☔が多いですが、お住まいの雨漏り対策は大丈夫でしょうか?「天井にシミがある」「雨が降るとポタポタ音がする」といったお悩みをお持ちの方は、ぜひ参考にしてくださいね。今回は、和泉市のS様から「部屋の中が雨漏りしている。先日の台風の…

こんにちは!
街の屋根やさん岸和田店です。
今回は和泉市のS様邸で行った雨漏り修理☔の様子をご紹介します。
「雨漏りで壁紙が剥がれている」「雨の日に部屋の中が湿っぽい」など、お住まいの雨漏りでお困りではありませんか?
今回の現場では、増築部分の屋根の板金が剥がれ、軒天や破風板にも劣化が見られました。このまま放置すると建物内部にまで雨水が入り、被害が広がる可能性があります💦
屋根や外壁は普段見えない部分だからこそ、知らないうちに傷んでしまうことも。少しでも気になることがあれば、早めに点検をすることが大切です❢
それでは、今回の工事の様子をご紹介していきます!
まず、作業員が安定して動けるように、しっかりとした足場を設置します。
今回は屋根の修繕工事なので、特に高さがあるため、安全対策を万全に行います。
足場は金属製の支柱と板で組み立て、揺れやぐらつきがないか確認します。その後、職人が安心して移動できるように、手すりや落下防止用のネットも取り付けました。
足場を組むことで、スムーズに作業できるだけでなく、周囲への安全確保にもつながります。しっかりと準備を整えて、次の工程へ進みます!
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スレート屋根は、一枚ずつ固定されているため、専用の工具を使いながら慎重に取り外します。
今回は、屋根の下にある防水シートが剥がれていたため、スレートを傷つけないように丁寧に作業を進めました。
撤去作業では、割れたスレート片や釘が落ちないように注意しながら進め、取り外したスレートは安全な場所にまとめておきます。また、スレートの下にある野地板(屋根の下地)に傷みがないかも確認し、必要に応じて補修を行います。
スレート屋根とは!?
薄い板状の屋根材を使用した屋根のことです。一般的に「スレート」と呼ばれるものは、「化粧スレート」(または「カラーベスト」「コロニアル」)といわれる人工素材の屋根材を指します。軽量で耐耐震性が高い・デザインが豊富・比較的安価などのメリットがあります。
こちらが今回使用する防水シート「モラサン改質アスファルトルーフィング」です。
一般的な防水シート(ルーフィング)と比べて、耐久性や防水性能が高く、長期間にわたって雨水の侵入を防ぐことができます。特に屋根🏠の防水層は、雨漏りを防ぐための重要な部分なので、しっかりとした材料を選ぶことが大切です❢
この防水シートは、特殊な改質アスファルトが使用されており、寒暖差による伸縮にも強く、破れにくいのが特徴です。
既存のスレート屋根を一度撤去した後、新しい防水シートを丁寧に敷設していきます。
防水シートを屋根全体に広げ、下から上に向かって順番に貼ることで、雨水☔が隙間から入り込まないようにします。
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ケラバ板金を外すと、板金の下にある木材が水を含んで割れているのが確認できました。
これは、長期間雨水が木材に浸透していたためで、放置しておくと木材が腐食してしまう可能性があります。
ケラバ板金は屋根の端部分を覆い、雨水の侵入を防ぐ役割を持っていますが、屋根の防水シートが剥がれていたことで雨水が侵入していました。
水分を含んだ木材は、強度が弱くなり、屋根の構造に支障をきたすことがあります。このままだと、屋根の耐久性が大きく低下してしまうため、早急に交換や補修が必要です💦
ケラバ板金とは!?
屋根の端(ケラバ)に取り付ける金属製の板で、屋根全体を守るための重要な部材の事
防水シートを屋根に敷いた後は、シートの端が建物の形にぴったり合うように余分な部分をカットします。
このカット作業は、防水性を保つために非常に重要です。余分な部分が残っていると、シートが膨らんだり、引っ張られて密着しない箇所ができる可能性があるため、しっかりと調整を行います。
また、カットした部分は必ず隙間なくしっかりと接着し、雨水☔が入り込まないように密封します。
防水シートをしっかり敷設した後、さらにケラバ板金を屋根の端に取り付けることで、雨水の侵入を防ぎ、屋根の美観を保つ役割を果たします。
ケラバ板金は屋根全体を守るためのとても重要な部材であり、この作業が完了すると、屋根の保護が一層強化されます!
スレート屋根は、あらかじめ釘穴が開いているため、決められた位置に釘を打ち込んで固定していきます。
釘を打ち込む際は、強く打ちすぎず適度な力加減で固定することが重要です。強く打ちすぎるとスレートが割れる原因になり、逆に弱すぎると風で浮いてしまう可能性があるため、慎重に作業を行います。
また、スレートは下から順番に重ねながら葺いていくことで、雨水☔が隙間から入り込まないように設計されています。
また今回、S様とご相談の上、再利用できるスレート屋根は再利用させていただきました。
軒天は屋根の下部にあたる部分で、外部の風雨から建物の内部を守る重要な役割を果たしています。しかし、屋根の板金が剥がれてしまっていた事が原因で、雨水が軒天の内部に入り込んでしまっていたことが分かります。
赤線で囲っている部分が破風板といい、屋根の妻側(三角形に見える側面)に取り付けられる板のことです。
破風板と軒天の間に隙間が出来てしまい、その隙間から雨水が内部に侵入。
その結果、木材が水分を吸収して腐食し、強度が落ちてしまっています。このまま放置すると、木材の腐食が進行し、屋根の構造全体に悪影響を与える可能性があるため、早急に修繕する必要があります💦
今回は、この部分も修復し、再び雨水が内部に侵入しないようしっかりと対策をしました。
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既存の木材が腐食していたため、加工した木材を必要な部分に補填し、しっかりと固定しました。
木材の継ぎ目には隙間ができないように調整し、ビスや釘でしっかり固定することで、強度を確保しています。
また新しく補填する木材は、現場のサイズに合わせてカット・加工しています。
屋根の形状や取り付ける位置にピッタリ合うように、ミリ単位で丁寧に調整しながら加工することが大切です。
また、長期間使用できるように、防腐処理を施した木材を使用し、耐久性を向上させています。
これで、破風板と軒天の修繕作業が無事完了しました!
これからも長く安心してお住まいいただけるよう、しっかりと施工させていただきました。
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