2025.12.16
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泉佐野市にお住いの皆様、こんにちは。
街の屋根やさん岸和田店です。
最近、ご自宅の擁壁をチェックされたことはありますか?
泉佐野市は坂道や高低差のある土地が多いため、擁壁(ようへき)が傷んでいるお宅が増えています。
大きなひび割れや傾きを見つけたら、それは危険な状態かもしれません。
この記事では、擁壁改修がなぜ必要なのか、どんな工事をするのか、費用はどれくらいか、そして信頼できる業者の見分け方まで、わかりやすくご説明します。
ご家族の安全を守るために、早めに対策を考えてみませんか?
泉佐野市の坂道や段差のある土地では、土が崩れないように支える「擁壁(ようへき)」が欠かせません。
擁壁とは、高い場所の土を下に落ちないように支える壁のことで、多くのお宅で使われています。
しかし、泉佐野市内でも築30年以上経ったお宅が増え、擁壁の老朽化が深刻になっています。
コンクリートは永久に持つものではなく、雨風や地震の影響で少しずつ劣化します。
「まだ大丈夫だろう」と擁壁の劣化を放置すると、大変なことになります。
擁壁が崩れると、土砂が一気に流れ出し、家の基礎を傷めたり、隣の敷地に土砂が流入したりします。
最悪の場合、家が傾いたり、人命に関わる事故につながることもあるのです。
特に台風や大雨、地震のときに被害が大きくなってしまいます。
台風の季節になる前に、擁壁の調査をしませんか。
泉佐野市のお客様のお家の擁壁に、こんな症状は出ていませんか?
✅幅が5mm以上ある大きなひび割れがある。
太いひび割れは、擁壁の内部まで達している可能性があります。
✅擁壁の表面が前に出っ張っている。
これは、擁壁の背面の土が擁壁を押して、擁壁が耐えきれなくなっているサインです。
✅擁壁が手前に傾いていたり、左右にズレている。
土圧に負けて、擁壁が動き始めている状態です。
✅水抜き穴から土が出ている。
擁壁には「水抜き穴」という小さな穴が開いています。
これは背面の雨水を外に逃がすための大切な穴です。
この水抜き穴から土砂が流れ出ていたら、擁壁の裏側で土が流出している証拠です。
このまま放置すると、土がどんどん減って、擁壁が支えを失ってしまいます。
✅擁壁が少しずつ下がってきたり、隣の擁壁とずれたりしていませんか。
これは地盤が沈下したり、擁壁の基礎が弱くなっているサインです。
✅鉄筋が見えていませんか。
コンクリートの中から鉄筋が見えていたり、錆びて茶色くなっていたら、かなり劣化が進んでいます。
鉄筋が錆びると膨張してコンクリートを内側から壊し、擁壁の強度がどんどん落ちていきます。
擁壁の劣化は、表面は大丈夫そうでも、内部が傷んでいることがあります。
だからこそ、専門家による診断が重要です。
泉佐野市にお住いの皆様、擁壁に種類があるのはご存じでしょうか。
実は、擁壁には主に3つの種類があります。
①コンクリート擁壁:鉄筋入りのコンクリートで作られた、最も一般的な擁壁です。強度が高く、高さのある擁壁に使われます。
②ブロック擁壁 コンクリートブロックを積み上げて作る擁壁です。比較的低い擁壁に使われますが、古いものは地震に弱いことがあります。
③石積み擁壁 自然石を積み上げた昔ながらの擁壁です。見た目は風情がありますが、老朽化すると崩れやすくなります。
擁壁改修工事では、まず既存の擁壁の状態を詳しく調査します。
専門家が現地で、ひび割れや傾き、鉄筋の状態、地盤の様子などを確認し、必要に応じてコンクリート強度の検査を行います。
劣化が軽度で構造に問題がない場合は、ひび割れ補修や表面補強、水抜き穴の清掃などの部分補修で対応できることがあります。
早めに対処すれば、費用や工期を抑えられます。
一方、大きなひび割れや傾き、膨らみが見られる場合は、擁壁を解体して作り直す全面改修が必要です。
費用はかかりますが、安全性を確保するために欠かせない工事です。
まず、専門の技術者が、お客様のお宅を訪問し、擁壁の状態を調査します。
調査内容は・・・
調査結果をもとに、どんな改修方法が最適か、どれくらいの費用がかかるかを判断します。
※1レーザー測量機とは、擁壁の高さ・水平・傾き・位置を正確に測るための機械のこと。
※2 コンクリートの中に入っている鉄筋の位置・深さ・間隔を壊さずに調べる機械のこと。
この段階で詳細な見積書を作成します。
業者に擁壁工事の依頼をして、現場調査に来ないとか、詳細な見積もりがでない業者には、要注意です。
擁壁改修工事の見積もりを受け取ったら、以下の点を確認しましょう。
✅工事内容が具体的に書かれているか(「一式」ばかりではないか)複数の業者から見積もりを取り、内容を比較することも大切です。ただし、極端に安い見積もりには注意が必要です。
擁壁の高さが2メートルを超える場合や、擁壁改修工事の規模が大きい場合は、建築確認申請が必要になることがあります。
建築確認申請とは、工事が建築基準法に適合しているかを自治体にチェックしてもらう手続きです。
申請から許可が下りるまで、通常2週間から1ヶ月程度かかります。
泉佐野市にお住いの皆様、本格的な擁壁解体・改修に入る前に、安全を確保するための仮設工事が必要になります。
仮設工事は、擁壁を解体したり、擁壁改修工事を安全にするために最も重要な工事になります。
最初にする仮設工事は、土留め工事(どどめこうじ) になります。
土留め工事とは、既存の擁壁を解体すると、背後の土が崩れてくる危険があります。
そこで、土が崩れないように仮の壁を設置します。
仮の板には、鋼製の矢板(やいた)という板を地中に打ち込んだり、H鋼という鉄骨で支えを作ったりします。
矢板とは、土が崩れないように地面に打ち込んで使う、鉄でできた板状の建設資材。
この仮設の壁が、工事中の安全を守る命綱になります。
擁壁の解体工事中は、どうしても騒音や粉塵が発生してしまいます。
近隣への影響を最小限にするため、防音シートや防塵ネットで工事エリアを囲みます。
防音シートとは、 工事中に出る音・ホコリ・飛散物を抑え、周囲への影響を少なくするためのシートのこと。
防塵ネットとは、工事中に発生するホコリや粉じんが、周囲へ飛び散るのを防ぐためのネットのこと。
また、隣地との境界には保護パネルを設置し、作業中の飛び石などから守ります。
通路には養生マットを敷いて、重機が通っても傷つかないようにします。
次に、工事中に雨が降ったときや、地中から湧き水が出たときのために、仮設の排水溝や排水ポンプを用意します。
水が溜まると作業ができないだけでなく、地盤が緩んで危険になります。
これらの仮設工事だけで、通常2〜3日かかります。
一見地味な作業ですが、安全な工事のためには絶対に欠かせない工程です。
仮設工事完了後、既存擁壁の解体を行います。
作業前にライフラインを再確認し、安全ミーティングを実施します。
フェンスや手すりなどの付属物を撤去後、擁壁は上から下へ油圧ブレーカーで少しずつ解体します。
油圧ブレーカーとは、油の力を使って、コンクリートや岩・アスファルトなどを強く叩いて壊す重機のアタッチメントのこと。
鉄筋はガス切断機で切断し、散水しながら粉塵対策を行います。
ガス切断機とは、 酸素と可燃性ガスの炎を使って、鉄や鋼材を高温で溶かしながら切断する機械のこと。
発生したコンクリートがれきは産業廃棄物として適正に処分し、基礎部分まで撤去後、整地します。
解体期間は3日〜1週間程度です。
解体後は、新しい擁壁の基礎を施工し、鉄筋・型枠を組んでコンクリートを打設します。
養生後に型枠を外し、水抜き穴と裏込め材を施工します。
最終確認後、仮設材を撤去・清掃して工事完了です。
気になる擁壁改修工事の費用、皆さん気になりますよね。
擁壁改修工事の費用は、工事内容により大きく変わります。
部分補修の場合ーひび割れ補修や表面補強など:5万円〜30万円程度
補強工事の場合ーアンカー工法による補強:50万円〜150万円程度
全面改修の場合ー既存擁壁の解体と新設:100万円〜500万円以上
擁壁が高くなるほど、費用は上がります。
高い擁壁ほど土圧が大きいため、より強固な構造が必要になるからです。
また、長さが長い場合や、複雑な形状の場合も、費用は高くなります。
高さが2メートルを超える擁壁の場合、足場の設置が必要になります。
足場代は、約10万円〜30万円程度が相場です。
また、重機が入れない狭い場所では、手作業が増えるため、人件費が上がります。
逆に、重機が十分に使える広い現場では、費用を抑えられることもあります。
自治体によっては、擁壁改修工事に補助金や助成金が出る場合があります。
制度の内容は自治体によって異なり、年度ごとに予算が決まっているため、早めに確認することをおすすめします。
市役所の建築指導課や都市計画課に問い合わせてみましょう。
擁壁改修工事のタイミングで、他の外構工事も一緒に行うと、コストを抑えられます。
新しい擁壁ができたら、その上に安全のためのフェンスや手すりを設置しましょう。
特に高い擁壁の場合、転落防止のために必要です。
擁壁工事と同時に設置すれば、足場を共有できるため、別々に行うより費用が安く済みます。
擁壁の劣化原因の多くは、水の問題です。
雨水が適切に排水されないと、擁壁に負担がかかります。
擁壁改修のタイミングで、雨樋の設置や地面の勾配調整、側溝の整備なども一緒に行うと、擁壁が長持ちします。
高低差のある敷地では、階段や通路が傷んでいることも多いです。
擁壁を新しくするなら、アプローチも一緒にきれいにしませんか?
階段の段差を歩きやすく調整したり、手すりを追加したり、滑りにくい素材に変えたりすることで、安全性と快適性が向上します。
新しい擁壁の前に、花壇や植栽スペースを作ると、見た目が美しくなります。
緑があると、擁壁の圧迫感も和らぎます。
これらの外構工事を擁壁改修工事と同時に行うメリットは、大きく分けて3つあります。
擁壁改修工事は大規模なため、信頼できる業者選びが重要です。
擁壁工事には専門知識が必要なため、施工実績が豊富かを必ず確認しましょう。
また、建築基準法を理解し、適切な施工や申請ができる業者であることも大切です。
信頼できる業者は、現地調査を丁寧に行い、正確な見積もりを提示します。
近隣への配慮や事前説明、工事後の保証やアフターフォローがあるかも確認ポイントです。
南大阪で擁壁改修工事の業者をお探しの場合は、街の屋根やさん岸和田店にご相談下さい。
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