岸和田市の劣化して飛んだ波板の現地調査/門扉の塗装のご相談もありました
このカーポートはI様のお父様のお手製で、骨組みが鉄製で、波板を固定する桟木は木製でした。
波板が傷んでは部分的に張り替えていたそうですが、カーポート自体が傷んできているので屋根に上るのが不安だということで業者に依頼することにされたそうです。
塩ビ製の波板は、昔はカーポートやテラス屋根などの屋根材の定番として多くの住宅で用いられていましたが、劣化しやすいので長期の使用には不向きと言えます。
実際、街の屋根やさん岸和田店でも、波板の飛散でご相談が多くございます。
塩ビ波板は柔らかくて加工しやすいというメリットがありますが、お伝えしたように、劣化で割れやすくなったり、変色してしまいますので長期での使用にはお勧めできません。
ですので、街の屋根やさん岸和田店では、ご指定がなければ塩ビ波板よりも強度・耐久性があるポリカーボネート素材の波板への張り替えでご提案させていただきます。
今回ご相談があったカーポートはI様のお父様が手作りされたもので、本体が鉄製で波板を固定する桟が木製です。
木部は湿気や雨に濡れたりすると腐食して傷んできます。このカーポートの木部も傷んできており、枠に留め付けている部分が外れていました。
波板をすべて張替える時は梯子を立てて端から順に張っていけますが、一枚だけ張り替える場合は屋根の上に乗らなくてはいけません。これでは強度的に心配が残るので、波板張替えの際にきちんと補修します。
錆が進むと腐食して穴が開いてきますので、今後、塗装での改修も視野に入れたほうがいいでしょう。
この門扉は鉄製で、お父様が定期的に塗装されていたそうですが、その塗膜が剥がれてきてボロボロになっているのが気になる、とのことです。
鉄部は水と酸素に晒されると酸化して錆びつくので、必ず塗装して保護しています。言い方を変えると、鉄部には錆がつきものなので、錆つかせないように塗装するのです。
また、写真のように剥離してきた塗膜は密着力が弱くなっている状態なので、全て剥がしてから塗装することが大切です。
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