2026.06.16
忠岡町にお住いの皆様こんにちは。街の屋根やさん岸和田店です。「地震が多いから、重い屋根がずっと気になっていて…」「下屋の瓦の色が変わってきた気がする…」屋根のことが頭の片隅にありながら、なかなか相談できずにいる方は多いのではないでしょうか。今回は、そん…

岸和田市にお住まいのT様より、「台風のあとから2階と1階の天井で雨漏りしているので、一度見に来てもらえませんか」とご相談をいただきました。
現地調査を行ったところ、屋根には大きな瓦のズレや破損は見られませんでしたが、瓦屋根の棟(むね)の内部に雨水が浸入している形跡を確認しました。
棟とは屋根の頂部にある瓦の取り合い部分で、T様邸では和瓦の棟瓦が積まれていました。
調査の結果、棟瓦の勾配がわずかに狂ったことで、雨水が棟の内側へ回り込み、雨漏りにつながっていると判断しました。
棟全体に雨水が浸入した形跡はありましたが、ご予算も考慮し、雨漏りの原因となっていた降り棟のみを解体・積み直しする工事をご提案しました!
既存の瓦は再利用し、新しい葺き土で勾配を調整しながら降り棟を積み直したことで、その後は雨漏りも止まり、安心してお過ごしいただけるようになりました✨
「雨漏りの原因が分からない」「何度修理しても雨漏りが再発する」という方は、今回の施工事例もぜひ参考にしてください。





岸和田市 T様邸では、2階の洋室の天井に雨漏りが発生していました。
お話を伺うと、このお部屋は以前にも雨漏りしたことがあり、その際に別の業者で降り棟の積み直し工事を行ったそうです。
しかし、今回の台風のあとに再び同じお部屋で雨漏りが発生し、「根本的な原因を調べてほしい」とご相談いただきました。
雨漏りは一度止まったように見えても、原因が解消されていなければ再発することがあります。
そのため、屋根全体の状態を詳しく調査しました。
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今回の台風では、2階だけでなく1階の洋室の天井にも雨漏りが発生していました。
1階のお部屋の上には下屋があり、現地調査の結果、下屋と外壁の取り合い部分から雨水が浸入している可能性が考えられました。
複数箇所で雨漏りが発生していたため、それぞれの原因を確認しながら、最適な修理方法をご提案しました。
現地調査を行うと、T様邸の土葺き瓦屋根では棟の内側へ雨水が浸入していた形跡を確認しました。
写真のように屋根面へ黒い筋が残っている場合は、棟の内部に入った雨水が瓦の隙間から流れ出ているサインです。
この筋は、葺き土のアクや瓦の成分が雨水と一緒に流れ出した跡で、屋根面を流れる雨水だけではこのような汚れ方にはなりません。
このような跡は、棟内部へ雨水が回っているかどうかを判断する重要なポイントの一つです。
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調査を進めると、雨水が浸入していた形跡は降り棟だけではなく、水平棟にも確認できました。
棟の内部へ入った雨水は、すぐに室内へ雨漏りするとは限りません。
浸入量が少ない場合は、小屋裏の木材や断熱材を濡らしながら内部にとどまり、表面化するまで時間がかかるケースもあります。
今回は2階・1階ともに雨漏りが発生していましたが、屋根全体に雨水が回っている形跡が見られたため、雨漏りの原因となっている降り棟を優先して積み直す工事をご提案しました。
屋根全体を確認すると、棟の周辺を中心に黒い雨染みの筋が広範囲に見られました。
このような跡は、棟の内部へ浸入した雨水が少しずつ流れ出ていたことを示すサインで、屋根全体に雨水が回っていたと判断できます。
本来であれば、すべての棟を解体して積み直すことで根本的な改善が期待できます。しかし今回は、ご予算とのバランスも考慮し、雨漏りの原因となっていた降り棟のみを積み直す工事をご提案しました。
必要な箇所に絞って補修することで、費用を抑えながら雨漏りの改善を目指します!
こちらが、今回の雨漏りの原因と考えられた降り棟です。
一見すると瓦の割れや大きなズレはなく、外観だけでは異常が分からない状態でした。しかし、棟の内部では雨水が回っている形跡が確認できたため、雨漏りを改善するには降り棟を一度解体して積み直す必要がありました。
今回の工事では、状態の良い既存の棟瓦は再利用し、新しい葺き土で勾配を調整しながら積み直しています。
見た目だけでは判断できない雨漏りもあるため、屋根内部の状態まで確認したうえで修理方法を決めることが大切です。
1階のお部屋で発生していた雨漏りは、調査の結果、下屋と外壁の取り合い部分から雨水が浸入している可能性が高いと判断しました。
この部分には、降り棟や地瓦(屋根面の瓦)、のし瓦の取り合いを保護するために漆喰が施工されています。
しかし、過去のメンテナンスの際にこの漆喰がやや前面に盛り出されてしまっており、その形状が雨水を受けやすい状態になっていました。
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漆喰は本来、瓦の隙間を埋めて雨水の侵入を防ぐ重要な役割がありますが、施工方法によっては逆に雨水を呼び込む原因になることもあります。
今回のように漆喰が手前に出過ぎている場合、雨水が直接当たりやすくなり、吸水・劣化が早まり、結果として雨漏りにつながるケースが実際に見られます。
このような状態は見た目だけでは分かりにくいため注意が必要です。
そこで今回は、壁際からの雨水侵入を防ぐために、上から大きな板金(水切り板金)を被せて雨仕舞を改善する工事を行うことになりました。
既存の棟瓦を一度めくり、降り棟の解体作業を行いました。
棟内部には瓦を固定するための葺き土(ふきつち)が使用されていますが、経年劣化により乾燥や崩れが進んでいるため、そのまま再利用することはできません。
今回も劣化した葺き土はすべて撤去し、新しい材料へと入れ替えを行います。
また、瓦の撤去後に発生する土は産業廃棄物として適切に処分しています。
下地からやり直すことで、瓦をしっかりと密着・固定できる状態に整えます。
降り棟の頂部には、水平棟と交わるかき合いと呼ばれる複雑な取り合い部分があります。
この部分は棟同士が干渉し合う構造となっており、雨水が集中しやすく、施工精度が低い場合には雨漏りの再発リスクが高い箇所です。
そのため、降り棟を正しく積み直す際には、必要に応じて水平棟側の一部も解体し、干渉部分を整理する必要があります。
このように、単に瓦を積み直すのではなく、屋根全体の構造と雨水の流れを考慮したうえで下地から調整することが、雨漏りの再発防止につながります!
新しい葺き土を使用し、のし瓦を一段ずつ積み上げていきます。
土葺きの屋根では、粘り気のある葺き土によって瓦をしっかりと密着・固定しながら施工します。
棟に流れてきた雨水が屋根面へと自然に排水されるよう、のし瓦は左右の屋根面に合わせて適切な勾配をつけながら丁寧に積み上げていきます。
また、棟は屋根の中でも最も高い位置にあるため、風圧や地震の揺れの影響を強く受けやすい部分です。
さらに和瓦の棟は複数の瓦を積み上げて構成されているため、わずかなズレでも崩れや雨水の侵入につながるリスクがあります。
そのため、施工時には瓦の安定性を確保する目的で内部に太い銅線を仕込み、最終的にしっかりと緊結することで、耐風性と耐久性を高めた棟へと仕上げています。
水平棟ののし瓦も新しい葺き土を使用し、しっかりと密着させながら復旧しました。
棟と棟が交わる部分は棟のかき合いと呼ばれ、複数の棟が合流することで形状が複雑になり、雨仕舞(雨水の侵入を防ぐ処理)が特に難しい箇所です。
この部分は雨水の流れが乱れやすく、施工精度が低いと雨漏りの原因になるため、隙間が生じないように注意しながら丁寧に施工を行っています。
既存と同様にのし瓦を4段積み上げた後、一番上に冠瓦を設置して棟を仕上げます。
施工時には葺き土をしっかりと盛り付け、隙間を埋めるように均しながら固定することで、棟全体の安定性を高めています。
そのうえで冠瓦は銅線で緊結し、強風や地震の揺れによるズレや飛散を防止しています。
棟の一番上に冠瓦を設置し、あらかじめ仕込んでおいた銅線を冠瓦の穴に通したうえで、頂部でしっかりと巻き固定しました。
棟部分は屋根の中でも特に風圧や地震の揺れを受けやすく、瓦のズレや飛散が発生しやすい箇所です。
そのため、銅線による緊結やシーリング補強を併用することで、棟全体の耐風性・耐震性を高め、被害を最小限に抑える施工としています。
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棟のかき合い部分や、鬼瓦の取り合い、棟同士の接合部の隙間には、現状の仕様に合わせてシーリング材を充填し、防水性と固定力を確保しました。
本来この部分は漆喰で仕上げる場合もありますが、T様邸では既存の仕様がシーリング仕上げであったため、同等の工法で復旧を行っています。
既存の施工方法に合わせて補修することで、見た目と機能の両立を図っています。
面戸漆喰(めんどしっくい)とは、棟ののし瓦と屋根面の地瓦の間にできる隙間を埋めるために施工される漆喰のことです。
形状の違いによってどうしても隙間が生じるため、この部分をしっかり塞ぐことで雨水の浸入を防ぎ、棟まわりの防水性を保っています。
棟の解体・積み直し工事では、この面戸漆喰も一度撤去したうえで再施工するため、漆喰補修はセットで必要になります。
面戸漆喰が劣化して剥がれてしまうと、下地の葺き土が雨風にさらされて徐々に痩せ、棟瓦のズレや不安定化、さらには雨漏りの原因につながることがあります。
そのため、定期的な点検と補修が重要です。
今回の工事では、降り棟を積み直す際に新たに太い銅線を仕込み、棟瓦をしっかりと緊結・固定しました。
これにより、台風時の強風や地震の揺れによる瓦のズレや崩れを抑え、棟全体の安定性を高めています。
今回の降り棟の積み直し工事後、数回の降雨を経ても雨漏りの再発はなく、岸和田市 T様にも安心していただける状態となりました。
街の屋根やさん岸和田店では、雨漏り調査や棟の補修・積み直し工事などのご相談を随時承っております😊
「原因が分からない雨漏り」でも、屋根内部の調査で解決できるケースが多くあります。
繰り返す雨漏りや瓦の不具合でお困りの際は、お気軽にご相談くださいね!
まずは現地調査・お見積りだけでも大歓迎ですので、お気軽にお問い合わせくださいね。
屋根修繕工事
工期 1日間
工事価格 約31万円(税込)
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