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施工事例
岸和田市の築100年が経過した屋根の修理で瓦のズレを戻して固定！

工事のきっかけ

岸和田市にお住いのK様より「訪問業者に屋根の点検をしてもらった後に、急に雨漏りしだしたんです」というご相談をいただき、屋根修理を行ないました。K様邸は築100年が経過した木造・平屋建ての住宅です。建ててから100年以上が経ち、屋根自体の劣化が進んでいましたので、修理が必要な箇所がたくさんありましたが、費用面を踏まえて雨漏りを止める範囲での修理のご提案をさせていただき工事に至ります。

岸和田市屋根補修工事,雨漏り修理

ビフォーアフター

工事基本情報

施工内容: 屋根補修工事,雨漏り修理

施工期間: 1日

使用材料: シーリング・なんばん・葺き土

築年数: 約100年

保証年数: 無し

工事費用: 約18.5万円（税込）

建坪: 約48坪

岸和田市にお住いの皆さまこんにちは！街の屋根やさん岸和田店の小南です。
いつも現場ブログや施工事例などを見ていただきありがとうございます。

さて、今回の施工事例は屋根の修理についてお伝えしたいと思います。岸和田市K様邸・築100年以上が経過した木造住宅の事例になります！
土が載った古い瓦屋根で、室内に雨漏りが発生したことがきっかけで街の屋根やさん岸和田店にご相談をいただきました。

K様のお話では、訪問業者に屋根を点検してもらった後、雨が降った時に急に雨漏りしたということで、不審に思われていました。

すべての訪問業者が悪いことをすると一概に言えませんが、実際に悪質な訪問業者の被害に遭った事例もありますので「すぐに終わるので点検しませんか？」「点検は無料ですよ！」と言われても軽い気持ちで応じず、冷静に判断しましょう。

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K様邸の現地調査を行うと、雨漏りしていた縁側の上にある瓦がズレており、そこから雨水が入っている可能性がありました。
応急的に瓦のズレを戻すと「雨漏りしなくなりました」というご連絡をいただきましたので、そこが雨漏りの原因だということが判明！
今後、瓦がズレないように本工事に取り掛かることになりました。

それでは、岸和田市K様邸の屋根修理の様子をご紹介させていただきますね！
瓦屋根からの雨漏りや瓦のズレでお困りの方は、是非参考にしていただけたらと思います。

岸和田市K様邸の雨漏りの現地調査とご提案内容について

岸和田市K様邸の基本情報

■築100年以上が経過

■木造・平屋建て

■土葺きの瓦屋根

■縁側の天井から雨漏りが発生

☆訪問業者に屋根を点検してもらった後、雨漏りが発生し、街の屋根やさん岸和田店にご相談をいただきました。

雨漏りしているのは黄色い点線部分あたりの縁側の天井です。

「今まで一度もなかったのに、雨水がダーッと流れてきてびっくりしたんです」K様のお話です。

屋根を確認すると雨漏り箇所の上にある屋根面の瓦がズレて抜けていて、隙間があき、そこから雨水が入っている状況でした。

屋根面に葺いている瓦は雨水が瓦の上を流れるように軒先から順番に重ね代を取って葺いています。瓦がズレて重ね代部分に隙間があくと、上から流れてきた雨水がどんどん流れ込んで雨漏りしてしまいます！

雨漏りについて詳しくご紹介した記事です
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雨漏りの原因は、瓦のズレだということが判明しましたが、K様邸は築100年以上が経過していて屋根全体の老朽化が進んでいました。

全体的に瓦がズレて、隙間があいている状態です！
今まで雨漏りしなかったことが不思議なくらい、瓦のズレが発生していました。

土葺きの瓦屋根は、瓦を固定するために粘土のような粘り気のある土を敷きます。その土が月日とともに乾燥したり痩せてくると、瓦との間に隙間が生じて固定力が低下してしまいます。瓦の固定量が弱くなると、風や地震の揺れなどで瓦が動いてしまい、ズレが発生するのです。

瓦屋根について詳しくご紹介した記事です
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瓦の固定力を復活させるには、葺き土を入れ替えないといけません。
葺き土を入れ替えるとなると瓦をめくって葺き直すことになりますので、たくさんの費用がかかってしまいます。

シーリングで瓦同士を繋いで補強する「ラバーロック工法」を用いることもありますが、それでも屋根全体となるとそれなりに費用が掛かってしまうため、K様邸では修理範囲を決めて屋根の修理を行なうことになりました。

先ほどお伝えしましたが、K様邸は築100年以上が経過していて、屋根全体の老朽化が進んでいます。

屋根の葺き替えをお勧めしたいところですが、今回のご相談箇所以外で雨漏りは発生していないので、

費用面を踏まえて範囲を区切って修理するご提案をさせていただきました。

岸和田市K様邸の雨漏りに伴う屋根修理の様子

岸和田市K様邸の屋根の修理範囲です

雨漏り箇所の上の屋根の修理で、間口2500mm　流れ5000mmの範囲の瓦のズレを戻して、シーリングで固定させていただきます。

雨漏りを止めるために必要な範囲のみの修理となります。

また、玄関側の屋根の修理も行います。

K様邸は平屋建てで、屋根の上に上がるために安全に梯子を立てるスペースがありましたので、梯子作業になりました。

屋根の修理では作業で必要な足場を設置させていただくことがほとんどです。足場は、職人が作業する足掛かりになりますし、落下を防止するためにも必要です。
足場の有無は事前の現地調査で確認できますので、必要であればご提案させていただきます。

足場についての記事はこちら
➡　一度の足場で二度おいしい屋根・外壁工事

K様邸の屋根は全体的に老朽化が進んでいますので、作業時にも注意を払わないといけません。
固定力が弱くなった瓦の上を歩くと、瓦がズレて抜け落ちることもあります。

雨漏り箇所の上の屋根の瓦は割れている箇所はありませんでしたがズレが生じています。ゴムのハンマーで叩いて、1枚1枚瓦のズレを戻しました。
※工事範囲以外でも、瓦のズレがひどい箇所は修正させていただいております。

瓦のズレを戻してラバーロックしました！

瓦のズレを戻してから、シーリングで瓦同士を繋いで固定・補強しました。

シーリングとは、水回りや防水が必要な箇所、屋根修理や雨漏り補修工事で使用される充填剤です。
シーリングで瓦同士を繋いで固定すると、瓦がズレにくくなりますし、強風や地震の揺れでバラバラにあるのを防ぐこともできます。

シーリングで瓦を繋ぐ工法のことを「ラバーロック工法」と言い、屋根を補強する際に有効な工法ですが、瓦がまとまってズレたり飛ばされる可能性もあるため、メリットとデメリットをよく理解して依頼しましょう。

シーリングについて詳しくはこちら
➡　屋根工事と雨漏り補修に必要なシーリングやコーキングの種類と使用方法について

ラバーロックについて詳しくはこちら
➡　地震と強風に強くなる！？瓦屋根のラバーロック工法のメリットとデメリットについて

間口2500mm×流れ5000mmの範囲で瓦のズレを戻し、シーリングでラバーロックしました。

瓦のズレを戻すと隙間が少なくなり、雨水が入りにくくなりますし、見た目も整頓されて美しく見えます。

今回、範囲を決めて作業しましたが、シーリングで瓦を固定していますので、以前よりもズレにくくなっています！

続いて玄関側の、のし瓦の修理を行ないました！

玄関側の「のし瓦」が抜け落ちていたので、この工事できちんと固定させていただきます。

のし瓦とは、棟や壁際（かべきわ）で葺かれる四角くて平らな瓦のことです。

棟とは・・屋根の頂点の水平になった部分のこと

のし瓦は棟に落ちてきた雨水や、壁を伝ってきた雨水を受けて屋根面の方に流す水切りの役割がある瓦のことです。

のし瓦を葺く時にも葺き土を使用していますが、屋根面の瓦と同じように土が乾燥して痩せてくると瓦が動いて抜けてしまうことがあります。

今回は、葺き土のかわりに「なんばん」を詰めてのし瓦をしっかりと固定させていただきました。

周囲に瓦との隙間もなんばんで埋めていますので、雨水が入るのを抑えることもできます。

なんばんとは・・漆喰に油脂や粘土、土などを混ぜたもので、葺き土の代わりにも使えます

漆喰とは・・屋根瓦を固定したり、隙間を埋めて防水するための資材

割れた瓦の差し替えも行いました！

雨漏り箇所以外で、瓦が割れている箇所があったので、この工事で差し替えました。

屋根面の瓦が割れると、そこから雨水が流れ込んで内部に浸入してしまいます！

K様のお姉さまの家を解体するご予定があり、その時に瓦を数枚保管していただいていたので、その瓦を使用させていただき復旧することになりました。

瓦の差し替えを行った箇所

左の画像の赤い丸印部分、合計7枚の瓦を差し替えました。

解体したお姉さまの家の瓦の形状が同じでしたので、差し替え作業もスムーズに進み、

瓦の風合いも似ていたのでよく馴染んだかたちで復旧できました。

※瓦の在庫があり、使用できる場合はその瓦で屋根を修理することも可能です

裏鬼の漆喰を詰めました！

棟の裏鬼部分に詰められていた漆喰が剥がれて、葺き土が流れている状態でしたので、漆喰を詰めて復旧することになりました。

裏鬼とは、棟の端にの鬼瓦を葺いていない部分のことです。専用の部材を取付けることもありますが、K様邸のように漆喰を詰めている住宅が多いです。

裏鬼の漆喰が剥がれると棟の断面が露になります。そこに雨水があたると葺き土が流れて、

棟瓦（棟に積み上げる瓦）のバランスが崩れ、雨漏りに発展することがあります！

この工事で漆喰を厚めに詰めてしっかりと防水させていただきましたので、ご安心ください。

岸和田市K様邸で行った屋根修理の内容について

岸和田市K様邸の屋根修理内容

■雨漏りを止めるために2500mm×5000ｍｍの範囲の瓦のズレを戻してシーリングでラバーロック

■玄関側ののし瓦の固定

■割れた瓦の差し替え

☆以上の内容で工事を行い、屋根修理完了となりました！

岸和田市K様邸の現地調査の詳しい様子はこちら
➡　岸和田市で知らない間に悪徳業者の被害に遭っていませんか？

岸和田市で雨漏りに伴う屋根修理を行なったK様の声

「工事中、仕事で立ち合えなかったですが、工事の作業内容の報告をいただいて安心しました。丁寧に工事してくれてありがとうございます。次は内装のことで相談したいことがあるので、また調査に来てもらえますか？」

K様との工事後のお話です。
街の屋根やさん岸和田店は屋根のことはもちろん、お住いのことなら何でもご相談を承っております！この後、調査のお日にちを決めさせていただきました(*^-^*)

雨漏り修理・屋根修理をご検討されている方へ

「雨が降ると度々雨漏りするので困っている」
「屋根の瓦がズレているように見える」
「屋根が古いので一度点検してほしい」

等、雨漏りや屋根のことでお困りの方は街の屋根やさん岸和田店にお気軽にご相談くださいね！

雨漏りや屋根のことに詳しい担当のスタッフがお伺いして、しっかりと調査をしたうえでより良いご提案をさせていただいております。

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