岸和田市で知らない間に悪徳業者の被害に遭っていませんか?
岸和田市にお住いの皆さまこんにちは!
皆さまのお家には、訪問販売の業者が急にインターホンを鳴らすことはありませんか?
「瓦がズレてるので雨漏りしますよ」
「近所で屋根の修理をしているので今ならお安く工事しますよ!」
「外壁が傷んでいるので塗装しませんか?」
など、様々な言葉でコンタクトを取ってきます。
特に、屋根や外壁は外部から見えますので、傷んでいることが分かると
訪問業者のターゲットになりやすいのです。中には悪徳業者もいるかもしれません・・・!
「瓦がズレてるので無料で点検しますよ!」と屋根の上に上がり、見えない部分で瓦をずらしたり割ったりするなど手を加え、いかにも屋根が傷んでいるかのような様子を撮影し、修理を促す、といった悪徳業者による事例も多く発生してるので注意が必要です。
訪問業者がすべて悪い業者とは一概には言えませんが、こういった事例もあるということを念頭に入れて慎重に対応しましょう。
今回の現場ブログでは、訪問してきた業者が屋根の上に上がり、後日、急に雨漏りしたので不振に思われて、街の屋根やさん岸和田店にご相談をいただいたK様邸の事例をご紹介させていただきますので、参考にしていただけたらと思います。
訪問業者が来た後、急に雨漏りが発生!岸和田市K様邸の事例をご紹介します。
岸和田市にお住いのK様より「屋根の瓦が浮いたり欠けたり、ズレていて、一部だけ雨漏りしてるんです」というご相談をいただき現地調査にお伺いしました。
K様邸は築100年以上が経過している平屋建ての住宅です。
屋根は土葺きの瓦屋根で、下から見上げた時に「全体的に老朽化しているなぁ」と感じました。
ご相談の内容を詳しくお聞きすると「ふらっと来た業者が、瓦がズレていますよ、と言って勝手に屋根に上がって点検したんです。屋根の傷んでいる箇所の写真も貰ったんですが、その後タイミングよく雨が降って、急に雨漏りしたのでびっくりして・・・。今まで一度も雨漏りしたことが無かったんですが・・・。悪徳業者だったのかな・・・」とのことでした。
K様が心配されていること、不安に感じられていることやご希望などを
お聞きしたうえで調査を進めさせていただきました。
雨漏りしたのは縁側の天井です。
訪問業者が屋根の上に上がった後に急に雨漏りしたので不振に思われていました。
お住い全体の天井などを点検させていただきましたが、他には雨水が入った形跡はありませんでした。
外部から見た様子です。
黄色い丸印の屋根の下あたりで雨漏りしている状況です。
雨漏りの原因はどこにあるのか、また、屋根全体の状態を確認するため調査を進めました。
雨漏りについて詳しくご紹介している記事です!
雨漏りしている縁側の上にある屋根を確認すると、雨漏りの原因がすぐに分かりました。
それは「瓦のズレ」です。
瓦がズレたことで隙間があき、下地の葺き土が見えていました!
屋根面は雨水が流れる経路になっているので、このように隙間があくと、
上から流れてきた雨水がどんどん流れ込んでしまいます。
「訪問業者が屋根の上に上がってから雨漏りした」ということですが、
その業者がわざと瓦をずらした可能性もありますし、そうでないかもしれません。
業者が来た時の様子を見ていなので確定できないのが現状です。
このままでは次の雨でまた雨漏りするので、瓦のズレを戻して処置させていただきました。
瓦がズレていた部分の軒天(のきてん・外壁よりも突き出た屋根の裏面のこと)を
確認すると、やはり葺き土が流れた跡が残っていました。
瓦がズレて隙間があき、そこから雨水が浸入して葺き土が雨水と一緒に流れている状態です。
他の軒天も確認しましたが、葺き土が流れた形跡はありませんでした。
K様邸のように築100年以上が経過していると、軒天に雨水が廻ったり、
葺き土が流れた形跡があることが多いのですが、K様邸はそのような目立った症状は見受けられませんでした。
軒天のメンテナンス方法などをご紹介した記事です!
雨漏りの原因の可能性が高い箇所が見つかったので、次に屋根全体の状況を確認しました。
屋根を見上げた時に感じた「老朽化」についてですが、やはり全体的に経年で傷んできている状態でした。
土葺きの屋根は粘り気のある土を下に敷いて瓦を密着させて葺いているのですが、葺き土が乾燥したり痩せたり流れることがあると、瓦の固定力が弱くなってズレてしまいます。K様邸は屋根全体にその症状が出ていて、至る所に隙間が生じていました。今まで一度も雨漏りしなかったことが不思議なくらいです。
角度を変えて確認すると、瓦がズレて隙間が大きくあいている様子がよく分かります。
これは葺き土が乾燥して痩せたことで瓦が下がってしまい、隙間があいている状態です。
吹き降りの雨が降るとこの隙間から雨水が浸入して雨漏りする危険性がありました。
K様邸は築100年が経過していることもあり、屋根全体にこのような劣化症状が出ていました。
新しい葺き土を敷いて瓦を固定しなおせばこの症状は改善されますが、想像以上に費用がかかってしまいますし、
屋根を葺き替えた方が費用対効果があります。
そのため、今回は雨漏りを止めるための工事を優先して、範囲を決めて修理するご提案をさせていただきました。
のし瓦が抜け落ちている箇所もありました。
のし瓦とは屋根の棟や壁際などで使用する四角くて平らな瓦のことです。
※棟とは屋根の頂点の水平部分のことです。
のし瓦は屋根に落ちてきた雨水や外壁を伝ってきた雨水を屋根面に排出させて内部に浸入するのを防ぐ役割があります。
K様邸は破風(はふ)と屋根面の取り合いに葺いているのし瓦が抜け落ちていました。
※破風とは屋根の雨樋が付いていない面のこと
のし瓦が抜け落ちると、大きく隙間ができるので雨水が浸入して雨漏りする可能性があるため、
きちんと固定しなおすご提案となりました。
岸和田市K様邸の屋根修理のご提案内容
岸和田市K様邸の屋根修理のご提案内容
■ 雨漏りを止めるためのご提案です
■ 瓦のズレを戻して葺き土を足して固定(幅2m・流れ5mの範囲)
■ 抜け落ちたのし瓦の固定
■ 抜け落ちたのし瓦の固定
以上の内容で屋根修理のご提案をさせていただきました。
工事の様子は施工事例にてご紹介しています!
工事の様子は施工事例にてご紹介しています!
悪徳業者にはお気をつけ下さい!
残念ながら世の中には悪いことを平気で行う人がいます。
悪徳業者につかまらないように、慎重に対応しましょう。
下記のリンクより参考の記事をご紹介していますので、是非参考にしてくださいね!
ちょっと待ってください!その点検、本当に信頼できますか? ➡ 訪問販売トラブルの事例をご紹介!
やたらと不安を煽るトークにも注意しましょう!
街の屋根やさん岸和田店について
街の屋根やさん岸和田店は屋根や建物に詳しい担当の者が現地を確認し、プロの目線でより良いご提案をさせていただいております。
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