岸和田市にお住いの皆さま、いつも街の屋根やさん岸和田店の現場ブログをご覧いただきありがとうございます。

今回は岸和田市U様邸で行った屋根の漆喰（しっくい）の詰め直し工事の様子をご紹介させていただきます。
漆喰が剥がれたり、汚れが目立ってきている方は是非参考にしてくださいね(*^-^*)


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まずは漆喰についてご説明します。

屋根の漆喰ってなに？どんな役割があるの？

漆喰とは？その役割について 

漆喰の主成分は石灰です。漆喰は屋根の頂部にある棟（写真の黄色く囲んだ部分）の土台を守るために使用されています。屋根の棟と瓦の隙間を埋めて、下に控えている葺き土が雨水に晒されるのを防いでいるのです。また、瓦同士の隙間を埋めたり、瓦を固定する役割も担っています。

漆喰の寿命は約20年と言われていて、次第にポロポロと剥がれてくるようになります。そうなると雨水が浸入して雨漏りしたり、瓦がズレやすくなるため修繕しないといけません。

岸和田市U様邸の屋根の漆喰の状況

岸和田市U様邸は3年前の台風で屋根に被害があり、瓦が割れたりズレてしまいました。
現地調査で鬼瓦の取り合いなどの漆喰も剥がれていることが分かり、防水性を向上させるためにきちんと詰め直すことになりました。

写真は鬼瓦（棟の端に葺く装飾の瓦のこと）の様子です。
鬼瓦の取り合いに詰められている漆喰が剥がれ落ちていました。


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岸和田市U様邸の漆喰工事の様子

漆喰は上から詰めることもできますが、劣化した漆喰が下に残っている状態のまま上塗りすると、しっかりと密着せずすぐに剥がれてくる可能性があります。漆喰を上塗りすると見た目はきれいになりますが、耐久性のことを考えると古い漆喰を取り除いてから新しい漆喰を詰めることをお勧めします。

U様邸で行う漆喰工事は、既存の漆喰を剥がしてから新しい漆喰を詰めさせていただきます。

漆喰を数回に分けて塗り重ね、厚みを持たせて仕上げました。

写真のように、漆喰を美しく仕上げるには経験と技術が必要です。
小さな金鏝を使用して漆喰を押さえながら形を整えました。


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裏鬼の漆喰の詰め直し完了です！

漆喰が剥がれて棟の断面が露になっていましたが、見た目もきれいに、そして防水性も向上しました。
漆喰を詰めた当初は真っ白できれいですが、経年で汚れが付着したり苔が生えてくることがあります。それらは美観性の問題だけですが、漆喰が剥がれてくると雨水の浸入を許して屋根の寿命にも影響を与えてしまうので、放置せずきちんとメンテナンスしましょう。


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棟の漆喰も剥がしてから詰め直しました！

棟の漆喰工事で気をつけないといけないのが「漆喰の詰めすぎ」です。
漆喰が手前に出過ぎていると、雨水が直接あたってかえって雨漏りすることがあるので、漆喰の上の四角いのし瓦よりも3㎝ほど奥に控えて詰めることが理想的です。既存の漆喰を剥がさずに漆喰を上塗りすると、漆喰が手前に出てきてしまうので、漆喰を剥がしてから詰めることをお勧めします！

岸和田市U様邸では、割れた瓦の差し替えや袖瓦の固定などの工事も行いました。
次の現場ブログでその様子をご紹介させていただきますね(*^-^*)


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