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泉佐野市の軒天の雨漏り修理で壁際水切りを取付けました！

皆さまこんにちは！街の屋根やさん岸和田店の小南です。

皆さまの中に雨漏りでお困りの方はおられますか？
雨漏りは必ずしもお部屋の中で発生するとは限りません！例えば、雨樋の不具合で雨樋から雨漏りしたり、
ベランダの防水が傷んで床の裏面に雨染みができることもあります。

今回の現場ブログでは軒天（のきてん）に発生した雨漏り修理で壁際水切り（かべきわみずきり）を取付けた事例をご紹介します。
※軒天とは外壁よりも突き出した屋根の裏面のことで、壁際水切りとは雨水が入るのを防ぐ金物のことです

■軒天に雨染みが付いていませんか？
■軒天が剥がれていた目が悪くなっていませんか？
■軒天から雨水が落ちてくることはありませんか？

雨漏りは発生する箇所や原因によって修理方法が変わってきます。
軒天に発生した雨漏りを止めるためにどのような工事を行ったか一緒に見ていきましょう！

まずは軒天についてご説明させていただきます。

軒天とは？軒天にはどんな役割があるの？？

軒天とは、建物の外壁よりも外側に伸びている屋根の裏面のことです。
「軒裏・のきうら」「上裏・あげうら」「軒天井・のきてんじょう」「軒裏天井・のきうらてんじょう」とも呼ばれます。

軒天の役割りは？ 軒天の役割りは3つあります。
1．美観性を整える・・軒天が無いと、屋根の垂木などの構造部分がむき出しになります
2．火事の延焼を防ぐ・・火事が発生した時に炎が屋根に燃え広がるのを防ぎます
3．屋根裏の換気・・軒天に屋根裏換気口を設けることで通気性を向上させます

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泉佐野市Ｉ様邸の軒天の様子

「軒天から雨漏りしてるみたいなんです」泉佐野市にお住いのＩ様よりご相談をいただきました。

現地を確認すると、軒天の軒先が雨水に濡れて板の表面が剥がれてきていました。
軒天の仕上げは「ケイカル板」「化粧合板」「金属板」「モルタル」などがありますが、I様邸の軒天は化粧合板を張っていました。

化粧合板は薄い板を何枚も貼り合わせているので、繰り返し水に濡れたり経年劣化で表面の板が剥がれてくることがあります。
こうなると見た目が悪くなりますし、屋根の構造部分が劣化する可能性があるので、修理してほしいとのご相談をいただきました。

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軒天を張り替えると見た目はきれいになりますが、雨漏りを止めないとまた同じように傷んできてしまいます。

軒天に発生した雨漏りを止めるためにご提案したのは「降り棟の防水」「外壁のひび割れ補修」「壁際水切り」の取付です。
この記事では壁際水切りを取付けた様子をご紹介させていただきます。

壁際水切りって何？どんな役割があるの？

水切りとは、雨水が内部に入るのを防ぐための金物のことです。
そして、外壁と屋根の取り合いに取り付ける水切りを壁際水切りと呼びます。

壁際水切りの役割りは？ 壁際水切りは外壁を伝ってきた雨水、そして外壁と屋根の取り合いから雨水が内部に入るのを防ぐ役割があります。
簡単にお伝えすると、雨水がを屋根面の方に流す役割があります。

また、吹き降りの雨の時に屋根面側から雨水が入るのも防ぐ役割も担っています。

泉佐野市Ｉ様邸の雨漏り修理のご提案内容について

I様邸は外壁と屋根面の取り合いから雨水が浸入して、屋根内部を伝い、軒先で雨漏りした可能性がありました。

外壁との取り合いから雨水が入るのを防ぐために、既存の壁際水切りを覆って処置するご提案をさせていただきました。既存の壁際水切りはそのまま残し、その上に大きな壁際水切りを取付ける内容です。

既存の壁際水切りがあるのにどうしてまた取り付けるの？ I様邸の下屋は勾配（こうばい）が緩やかなので雨水が滞在しやすく、吹き降りの雨や雨の量が多い時に、
屋根面に落ちてきた雨水が外壁側に流れ込む可能性がありました。そのため、大きな壁際水切りを取付けて、
雨水が屋根面側に流れ込むのを防ぐご提案をさせていただきました。

泉佐野市Ｉ様邸の雨漏り修理・壁際水切り取付の様子

それでは泉佐野市Ｉ様邸で行った雨漏り修理で壁際水切り取付の様子を一緒に見ていきましょう！

板金職人が事前に調査を行い、I様邸の壁際の形状に合わせて板金を加工してご用意しました。

使用するのはガルバリウム鋼板という板金で、錆びに強くて耐久性があります。
この板金をビスとシーリングを併用して固定していきます。

【関連記事】
ガルバリウム鋼板いついて➡　屋根材や外壁材の素材であるガルバリウム鋼板とは?特徴とメリットを徹底解説
シーリングについて➡　屋根工事と雨漏り補修に必要なシーリングやコーキングの種類と使用法

屋根面に直接ビスを打ち付けるとそこから雨水が入る可能性があるので、シーリングを点付けして接着固定します。

なぜシーリングを点付けするの？
シーリングを横方向、端から端まで充填すると、万が一雨水が板金の内側に入った時に雨水が抜けなくなって溜まってしまいます。そうすると雨漏りを誘発させる可能性があるので、雨水が流れるように点付けしています。

シーリングを充填した後、既存の壁際水切りの上に被せて外壁に向かってビス留めして固定しました。
（ビス周辺から雨水が入らないようにビスにシーリングを充填してから締め付けています）

外壁のビスの穴から雨漏りした事例があるので、あらゆる可能性を踏まえて気を配り、きちんと雨仕舞（あまじまい）しています。

雨仕舞とは、雨水が建物内部に入らないように処置することです！
【関連記事】
➡　雨漏りをさせないために、雨水を積極的に誘導して排水させる雨仕舞い

数枚の板金を繋ぎ合わせて取付けるので、継ぎ目から雨水が入らないようにシーリングを充填しました。

シーリングは雨漏り修理や防水工事、屋根工事で活躍する充填材です。
防水性があるので、雨水が入る可能性がある部分に充填するといいのですが、充填したことで雨水を堰き止めて雨漏りすることがあるため、ご自身で処置する際は注意しましょう！

壁際水切りと下り棟の棟板金の取り合いにもシーリングを充填して防水します。
棟とは屋根の頂点の水平になった箇所を指し、下り棟とは軒先に向かって斜めに下りる棟のことです。

この部分は形状が複雑なので、美しく仕上げるためにマスキングテープを貼って養生してから充填しました。

外壁との取り合いにもシーリングを充填して防水しました。

この部分は外壁を伝ってきた雨水が流れてくるので、シーリングを多めに充填して防水性を向上させています。
シーリングに厚みを持たせて充填するために、板金の天端を折り曲げて加工しています。

外壁に発生したひび割れからも雨水が入る可能性があるので、シーリングで防水しています。

ひび割れを補修すると補修箇所が目立ってしまうので、気になる方は部分的に塗装することも可能ですのでお気軽にご相談くださいね。
また、ひび割れの数が多かったり、2階の外壁のひび割れを補修するには足場が必要になることがあります。

足場を設置するなら屋根や外壁の塗装、高所での修理などを一緒に行うと足場の費用が一度で済むので経済的です。
そのことを踏まえてメンテナンスの計画をたてるといいですね！

【関連記事】
➡　一度の足場で二度おいしい屋根・外壁工事

壁際水切り取付完了です！

下屋の端から端まで大きな壁際水切りを取付けたので防水性が向上しました。
また今回使用したガルバリウム鋼板は、錆びに強くて長持ちします！見た目もきれいに仕上がっていますね。

今後の雨で様子を見ていただき、まだ雨漏りするようでしたら対応させていただくことになりました！

泉佐野市Ｉ様邸の現場ブログ

現地調査　➡　泉佐野市の軒天から雨漏りが発生！原因と対処方法をご紹介！
下り棟の防水　➡　泉佐野市の雨漏り修理で下り棟をシーリングで防水しました！

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