泉佐野市在住のS様から、「台風の影響で玄関の天井の隅に雨染みができている」とご相談をいただきました。

S様邸は平屋建てで、屋根は土葺き瓦屋根です。
台風の強風で瓦が数枚飛ばされ、玄関の天井の隅に雨漏りが発生したため、知り合いの大工さんに応急処置をしてもらったとのことでした。
その後、雨漏りは一時的に止まったものの、根本的な修理を希望され、街の屋根やさん岸和田店にご相談くださいました。

今回の現場ブログは、泉佐野市 S様邸での現場調査の様子をご紹介いたします！

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泉佐野市 S様邸の玄関天井は格天井（ごうてんじょう）と呼ばれる、木材を格子状に組んだ格式の高いデザインです。
その格天井の表面の板が、台風被害による雨漏りの影響で剥がれていました。

谷樋は、屋根に降った雨水を集めて排水する重要な部分のため、穴が開くと雨漏りの原因になります。
泉佐野市 S様邸の谷樋は銅板製でした。
以前は耐久性が高いとされていましたが、近年では酸性雨などにより、穴が開く事例が増えています。

谷樋に穴が開くと雨漏りの原因になる可能性が高いので、屋根調査の際には必ず確認します。

泉佐野市 S様邸の屋根調査を進めたところ、いくつかの損傷が見つかりました。

台風の強風で袖瓦が飛ばされており、板金で応急処置が施されていました。
また、風切り丸の下に積まれている熨斗瓦も飛散していました。

袖瓦（そでがわら）
屋根の端にある三角形の部分（ケラバ）に使われる瓦のこと。
雨水の侵入を防ぐ役割がある。

風切り丸（かざきりまる）
屋根の最も高い部分（大棟）から軒先にかけて並べられた丸い瓦の列のこと。

熨斗瓦（のしがわら）
屋根の平部に取り付ける四角い平らな瓦のこと。

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