岸和田市で塀のひび割れと石張りの巾木の補修を行ったので、補修の手順などをご紹介します。

ブロック塀のコーナー部分の継ぎ目に大きなひび割れが生じて心配になり街の屋根やさん岸和田店にご相談をいただきました。
また、石張りの巾木も倒れてきている状態です！

巾木とは、床と壁との取り合いに取り付ける見切り材のことです。

ご相談があった塀です。

U様邸の塀はブロックを積み上げて表面にモルタルを塗って塗装した形状です。
ブロック塀の継ぎ目となるコーナー部分に大きなひび割れが生じていました！

ブロックを積み上げる時に鉄筋で繋いでいますが、地震の揺れや車が通った時の振動で、ひび割れが発生することがあります。
また、ブロック塀の耐久性が低下すると、それらの影響で傾いたり倒れる危険性もあります！

巾木にもひび割れが生じて倒れてきていました。

巾木とは床と壁との間に取り付ける見切り材のことで、U様邸の塀の巾木は美しい石張りです。
この巾木はモルタルで貼られていましたが、経年で剥離してきている状態です！

このままでは塀が傾いたり、巾木が完全に剥がれる可能性があるため、ひび割れを補修して巾木も接着固定することになりました。

ブロック塀のひび割れの補修

プライマーを塗布してからエポキシ樹脂モルタルを詰めてひび割れを補修しました。
その後、ヘラで押さえてひび割れの奥までしっかりと充填して完了です！

エポキシ樹脂モルタルは、モルタルにエポキシ樹脂を配合した補修材で、軽量なので天井面や垂直の壁にも厚塗りで補修することができます。
撹拌機で主剤と硬化剤を規定量よく混ぜ合わせて使用します。

ブロック塀の石張りの巾木の補修

次に巾木の補修の様子をご紹介します。

U様邸の塀の巾木は美しい石張りですが、経年で石が剥離してきている状態でした。
石をしっかりと密着させるために、一度めくってから接着固定します。

石は密着力が低下していたので簡単に剥がすことができました。このまま放置し続けるといつかは完全に剥がれてしまったでしょう。

プライマーを塗布した後、下地となる面と石の裏面に樹脂系の接着剤を塗布しました。

この接着剤で剥がれた石をしっかりと密着させて固定します！
下地と石の間に隙間ができないように、接着剤を多めに塗布しました。

石を元の位置に戻して接着固定した後、目地にはエポキシ樹脂モルタルを詰めました。

以前はモルタルを詰めていましたが、より強度のあるエポキシ樹脂モルタルを詰めることで、目地が割れるのを防ぐことができます。
石を剥がす時にきれいに剥がせたので、元通りに復旧することができましたが、剥がす際に石が割れてしまうと見た目が変わってしまったり、代用の石を使用して復旧することになります。

ブロック塀のコーナー部分に生じたひび割れと巾木の剥離の補修完了です！

エポキシ樹脂モルタルは高強度なので、同じ箇所がひび割れてくる心配がありません。また、巾木の接着にも樹脂系の接着剤を塗布したので以前よりもしっかりと固定できています。

このままでは補修した箇所が目立ちますが、U様邸は塀の塗装も行うので、見た目も美しく仕上がります(*^-^*)
塀の塗装の様子は次の現場ブログでご紹介させていただきますね！

【岸和田市U様邸の現地調査の様子】
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