忠岡町にお住いの皆さまこんにちは！街の屋根やさん岸和田店の小南です。

この記事をご覧いただいている方の中に外装リフォームをご検討されている方はおられますか？
屋根や外壁は、外気の影響からお住いを守るために塗装して保護されています。
塗膜が傷むと汚れが目立つようになり、美観性を損ねたり、防水性が低下して雨漏りすることもあります。

大切なお住いを守るために、定期的な外装リフォームは欠かせません。

忠岡町にお住いのD様より外装リフォームのご相談をいただき現地調査を行ったので、その様子をご紹介させていただきます。

忠岡町D様邸の外装リフォームの現地調査について

屋根はモニエル瓦葺きです！

D様邸の屋根はモニエル瓦葺きでした。

モニエル瓦ってどんな瓦？？
モニエル瓦は乾式コンクリート瓦とも呼ばれる瓦のことです。
日本モニエル株式会社が製造・販売していた瓦の商品名なのですが、多く普及されたので商品名が屋根材の名前として定着しました。

モニエル瓦の主成分はセメントと砂なので、水を吸収する性質があり、水を吸い込むと劣化してしまうので、表面を塗装しないといけません。
塗膜が傷むと防水性が低下して瓦の劣化が進んでしまうので、そうなる前に塗り替えることをお勧めします。

D様邸の屋根は塗膜が色褪せて苔も生えていたので、高圧洗浄で汚れや塗膜、苔などを落としてから塗装するご提案をさせていただきました。

外壁はチョーキングを起こしていました！

D様邸の外壁はサイディング張りです。

サイディングも雨水から守るために表面を塗装されているのですが、塗膜が傷んでチョーキングを起こしていました！

チョーキングとは、塗膜が傷んで粉状になり、素地から剥がれてきている状態を表しているので、このままでは雨水を吸い込んでしまいます。
雨水を吸い込むようになると、サイデイングが水を含み、乾く時の動きでひび割れたり反ってくる原因になるので、それらの劣化症状を抑えるためにも定期的な塗り替えが必要です。

サイディングを固定している釘頭が見えてきていました！

塗膜が劣化して薄くなったことにより、サイディングを固定している釘頭が見えてきていました！

本来この釘は塗膜の下に隠れているので、ある日突然釘頭を見つけて驚かれる方もいます。
外壁を塗装すると、また塗膜で覆われるので、元通りきれいな状態になります。

外壁には雨だれ汚れが付いていました！

窓の下など、雨だれ汚れが付いて目立ってきている箇所がありました。

塗膜が健全だと雨水を弾くので、雨だれ汚れが付きにくいのですが、塗膜が劣化してくると雨水を吸い込み、湿気が多くなるので汚れが付きやすくなります。また、湿気を含んだことで苔も生えやすくなってしまいます。

苔や汚れは塗装前の高圧洗浄でできるだけきれいに洗浄しますのでご安心ください。


【関連記事】
➡　屋根や外壁の劣化を促進させる苔・藻・カビの放置は絶対ダメ

サイディングの継ぎ目のシーリングがひび割れていました！

サイディングは一定の大きさのものを張り合わせて施工しているので必ず継ぎ目が発生します。

継ぎ目から雨水が入らないように、シーリングを充填して防水しているのですが、そのシーリングが傷んでひび割れていました！
シーリングを充填した当初は弾力がありますが、月日とともに硬化してひび割れてきます。シーリングがひび割れるとそこから雨水が浸入して雨漏りすることがあるので、塗装するタイミングで打ち替えることをお勧めしています。

塗装すると見た目はきれいになりますが、シーリングは元に戻らないので、建物の防水性を向上させるためにもきちんとメンテナンスしましょう。

付帯部分も塗装するご提案です！

外装リフォームでは屋根・外壁以外にも塗装が必要な箇所があります。
その部分を付帯部分（ふたいぶぶん）と言います。

軒天（のきてん）破風板（はふいた）鼻隠し（はなかくし）庇（ひさし）雨樋、雨戸などがあります。
屋根や外壁が塗装できれいになった時に付帯部分が古いままだと悪目立ちしてしまうので、同時に塗装することがほとんどです。

D様邸はシャッター雨戸なので、今回は塗装に含まれないですが、シャッターが傷んで見た目が悪くなっている場合は、美観性を向上させるために塗装することもできます。

シャッターはアルミ製なので、もともと工場で焼き付け塗装されています。もともとの塗膜の方が耐久性があるので塗装はお勧めしていません。また、シャッターは巻き込んで出し入れするので塗膜が傷みやすいという点からも塗装をお勧めしていないのです。

【破風板・鼻隠しなどについてはこちら】
➡　知っておきたいお住まいの各部位の名前

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