貝塚市の皆さまこんにちは！

皆さまのお家にはバルコニーやベランダが設置されていますか？
バルコニーやベランダは外部に設置されていますので、雨水から守るために必ず防水が施されています。

防水の工法はいくつかありますが、今回の現場ブログでは貝塚市I様邸の事例を参考に「シート防水」についてご紹介したいと思います。


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貝塚市Ｉ様邸のバルコニーから発生した雨漏りの現地調査について

雨漏り箇所の様子

雨漏りしているのはバルコニーの下にある洋室の天井です。

和洋折衷の仕上で、天井には化粧プリント合板を張り、さくらの木の竿縁（さおぶち）が取り付けられていました。
雨漏りの影響で、天井板に水が廻って表面が浮き上がってきている状態です。

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I様邸は先日の長雨が続いた日から雨漏りが発生し、天井から雨水がポタポタと落ちてきたそうです。
入ってくる雨水の量が多かったので、バケツを置いて対処されていました。
また、同じ洋室のFIX窓（開け閉めできない窓）にも雨水が伝って流れてきたので、タオルを敷いていました。

貝塚市Ｉ様邸のベルコニーの調査の様子

バルコニーやベランダ、陸屋根は外部に面している為、必ず防水が施されています。
その防水の工法は大きく分けて「塗膜防水・とまくぼうすい」「シート防水」「アスファルト防水」です。


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シート防水について

シート防水ってどんな防水？？ 

シート防水とは、名前の通り防水性があるシートをして防水する工法のことです。
使用されるシートは「塩ビシート」「ゴムシート」があります。
ゴムシート防水で10年～15年、塩ビシートで10年～15年の耐用年数があるとされています。

シート防水の施工方法はふたつあります。
1．接着材でシートを貼る密着工法
2．機械的に固定する絶縁工法（通気工法、脱気工法とも言います）

☆I様邸のバルコニーは、シート防水の中の「密着工法」で、ゴムのシートを敷いていました。

ブルーシートで覆われていた部分を確認すると、シートの継ぎ目が傷んでいることが分かりました。


シート防水はシートにより防水されていますので、劣化して硬化してくるとひび割れが発生してシート内部に浸入し、雨漏りしてしまいます。
更に雨漏りのリスクが高い部分はシートの「継ぎ目」です。

防水性の高いシートを使っていても継ぎ目に不具合が生じて隙間ができると防水性が著しく低下してしまいます。
I様邸のシート防水の継ぎ目も隙間やひび割れが生じたのか、シーリングを充填して処置されていました。
また、シート自体の劣化も進んでいます。

Ｉ様邸のバルコニーの手すりについて

I様邸のバルコニーの手すりはアルミ製で、後付けされたことから基礎が独立していました。（動く状態です）

アルミ製の手すりの中は空洞になっていて、どこからか雨水が内部に浸入します。
そうすると、手すりの内部から雨水が浸入し、独立基礎に水が廻ると、防水面が膨らむなどの不具合を引き起こすことから、アルミの手すりの中にも防水材を注入しないといけない可能性があります。

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