高石市にお住いの皆さまこんにちは！街の屋根やさん岸和田店の小南です。

皆さまの中に屋根に雑草が生えてきてお困りの方はおられますか？
屋根に雑草が生えると見た目が悪くなるだけでなく、雨漏りの原因になることがあります。
雑草を放置し続けるとどんどん成長して根を張るので、撤去する際に大掛かりになる可能性があるので、雑草を見つけたらできるだけ早めに街の屋根やさん岸和田店にご相談くださいね(*^-^*)

高石市K様邸の屋根に生えた雑草撤去の現地調査の様子

「屋根に雑草が生えてきたので、どうしたらいいか困ってるんです」
高石市にお住いのK様よりご相談をいただき現地調査にお伺いしました。

K様邸は木造・平屋建ての住宅で、土葺きの瓦屋根です。
棟はのし瓦を15段積み上げた立派な形状です。

棟とは屋根の頂点の水平部分のことで、屋根と屋根が重なり合います。その取り合いから雨水が浸入するのを防ぐために瓦を積み上げています。
棟に瓦を高く積み上げると豪華に見えますし、雨水が入りにくいのでいいのですが、逆に地震の揺れや台風の風をまともに受けてしまいます。

調査にお伺いすると、玄関側の屋根は雑草が生えておらず、きれいな状態でした。
逆に、家の裏側の屋根に雑草が集中して生えている状況です。

片方の屋根面だけに雑草が生えているので、その方角から植物の種子が飛ばされてきた可能性が高いことが分かります。

では、屋根に雑草が生えるとどうなるのでしょうか・・・。

土葺きの屋根は瓦を葺く時に土を敷いています。さらに、棟部分には漆喰（しっくい）が使われています。

土と水、太陽光があれば植物が育つので、種子が飛ばされてきて瓦の隙間から土の中に根付くことがよくあるのです。
屋根に雑草が生えると建物の美観性を低下させたり、下地の土に根を張ることで雨水が根を伝って雨漏りしてしまいます！

雑草が若いうちは根まで撤去することもできますが、成長して根が伸びると撤去するのに瓦をめくらないといけないことがあります。そして、雑草を抜く時に下時の土や漆喰を傷める可能性があるので、工事が大掛かりになる可能性もあります。

このことから、屋根に生えた雑草は放置せず、できるだけ早めの対処が必要だということが分かります。
ですが、種子が飛ばされてくる箇所だと繰り返し雑草が生える危険性があるので、土を使用しない屋根に葺き替えることも視野に入れることをお勧めします。

K様邸の屋根に生えた雑草の状況

K様邸の家の裏側の様子です。
隅棟（すみむね）に雑草が生えているのを確認できました。

屋根の頂点の水平の棟を「大棟・おおむね」と言い、軒先に向かって斜めに下りる棟を「隅棟」「降り棟」と言います。
棟には漆喰が詰められていて、雑草が生えやすい箇所です。


【漆喰について詳しくはこちら】
➡　傷んだ漆喰の詰め直し、棟瓦の取り直しで瓦屋根を健全に保つ

大棟全体に雑草が生えていました

立派な大棟にも端から端まで雑草が生えていました！
のし瓦（四角くて平らな瓦）の取り合いから短い雑草が顔を出しています。

のし瓦はシーリングでラバーロックされているので、動かすことができません。棟を解体するとかなりの費用がかかるので、根っこまで受ける範囲でのご提案をさせていただきました。

すべての棟に雑草が生えていました！

玄関側の屋根はきれいに見えましたが、棟には雑草が生えていました。

雑草撤去と漆喰補修のご提案をさせていただきました！

現地調査を行い、屋根に生えた雑草の撤去と漆喰の補修のご提案をさせていただきました。

雑草を抜く際に下地の土や漆喰を傷める可能性があるので、きちんと補修させていただく内容です。
雑草を撤去しても、立地状況で植物の種子が飛ばされてくるとまた雑草が生えてくる可能性があります。
そのことをお伝えし、どのようなメンテナンスをするかご検討されるとのことでした。

屋根に生えた雑草の撤去のご相談も街の屋根やさん岸和田店にお任せください