泉北郡忠岡町の玄関庇の錆びついた金属屋根をガルバリウム鋼板に!
泉北郡忠岡町の雨漏り修理で、前回、庇の下屋根にガルバリウム鋼板を施工した様子をお伝えしました。
今回は、上屋根の改修をご紹介します。
Y様邸は玄関の天井に雨漏りが発生し、雨漏りの原因の可能性がある玄関庇を改修することになりました。
玄関庇は上と下の二段に分かれて取り付けられており、上の屋根に落ちた雨水が下の屋根に流れる仕組みだったので、大雨が降った時に下屋根に雨水が大量に集まり、壁際に廻った雨水が溢れて玄関内部に浸入したようでした。
下の屋根に落ちる雨水の量を減らすため、上の屋根に流れてきた雨水は上の屋根で処理できるように雨樋も取付けます。
前回ご紹介した、下屋根にガルバリウム鋼板を施工した様子です。
屋根の形状に合わせてガルバリウム鋼板を箱状に加工してふたつ用意し、屋根の中央に重ね代ができるように前後に配置して屋根を包むように施工しました。
側面の木部も同じようにガルバリウム鋼板で仕上げます。
今回は上の庇の改修をご紹介します。
既存の庇の劣化部分を撤去して歩行し、枠組みまで施工完了していたので、続いて庇の下端を改修します。
庇の下端は玄関に立った時、両サイドが見えてきますので、杉板の無垢材を張りました。
このように、上の庇が下の庇よりも少し横幅が大きいので、両サイドの天井部分が見える状態になります。
下の庇の天井はケイ酸カルシウム板で塗装で仕上げ真っ白の天井になりますので、上の庇はちょっと遊び心を加えて味わいのある杉板の無垢材を採用しました。
上の庇に落ちてきた雨水をスムーズに軒先に流すために、屋根に傾斜を付けます。
屋根の壁際に下地を設置し、その上から垂木(屋根下地をさせる角材)を渡して取付けました。これで傾斜のついた屋根に仕上がります。
垂木の上に屋根下地を設置し、庇全体を合板で包み込みました。この上にゴムアスルーフィング(防水シート)を敷いて、ガルバリウム鋼板を平板葺きします。
平板葺きは板金だけで構成された屋根で、一枚ものの長い板金を屋根の流れに沿って縦方向に葺く方法です。
ゴムアスルーフィングを敷いてからガルバリウム鋼板を平板葺きしました。
軒先に雨樋を取付けて庇の修理完了です。
今までは上の庇に落ちてきた雨水が屋根の真ん中に設けられた排水口により下の庇の上に落ちていましたが、今回の工事で上の庇に傾斜を付け、軒先にスムーズに雨水が流れるようにし、雨樋を取付けたので上の庇の雨水の処理がそこで完結できるようになりました。
最後に板金の継ぎ目やビス頭などにコーキングを充填してしっかりと防水しました。
施工前の庇はカラー鋼板で、劣化が著しく見た目もよくありませんでしたが、屋根材を錆に強いガルバリウム鋼板に替えて施工したので、以前のように錆に悩まされることはありません。
屋根に勾配がほとんどなく、水はけが悪かったことを考慮して屋根の形状も変えたので今後安心して頂けると思います。
街の屋根やさん岸和田店は、庇のみの改修なども行っております。小さな工事でも大丈夫!
心配なことがございましたらまずはお気軽にご相談くださいね。
9時~19時まで受付中!
0120-169-747