高石市で行った雨漏り調査の様子をご紹介します。

M様邸は木造・2階建ての住宅で、屋根はスレート葺きです。
スレートとは厚みが約5mmほどの平らな板状の屋根材のことです。

台風で下り棟の板金が飛散していました。
棟とは屋根の頂点の水平部分のことで、軒先に向かって下りる棟のことを下り棟と言います。

M様邸の外観です。
向かって左奥の和室の天井で雨漏りしています。

雨漏り調査にお伺いした時はまずは雨漏りしているお部屋の中を確認させていただきます。
早速M様邸で発生した雨漏りの状況を見ていきましょう。

室内の状況を確認してから雨漏りの原因を探るため屋根の点検を行いました。

屋根に上がると雨漏りの原因がすぐに分かりました。
下り棟の板金が飛ばされている状態です！

棟は屋根面同士の取り合いですので、必ず隙間が生じます。
その隙間を埋める役割を果たしているのが棟板金です。棟板金が飛ばされても下にはルーフィングという防水シートを敷いていますので、ルーフィングが健全であれば雨漏りすることはありません。ですが、ルーフィングが傷んでいるとM様邸のように雨漏りしてしまいます。


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