貝塚市で屋根と外壁塗装のご相談をいただき現地調査にお伺いしました。

K様邸は木造・2階建ての住宅で、屋根はスレート葺き、外壁はモルタルの塗り壁です。
屋根・外壁ともに塗膜が傷んで色あせてきていました。外壁にはクラックが発生し、黒ずみ汚れも目立っている状態です。


それでは現地調査の様子をご覧ください。

貝塚市K様邸の屋根・外壁塗装の現地調査について

K様邸の屋根はスレート葺きです！

K様邸の屋根はスレート葺きです。

スレートとは厚みが5mmほどの板状の屋根材のことです。
4年前の台風でスレートが剥がれて業者に修理を依頼したとのことでした。

確認すると、スレートを修理した箇所がありました。その部分は大丈夫なのですが、他のスレートの塗膜が傷んでいる状態でした。

スレートの塗膜が傷むとどうなるの？

スレートはセメントと繊維質が主原料なので、雨水を吸い込んでしまいます。そのため表面を塗装処理しているのですが、塗膜が傷むと雨水を吸い込むようになり、濡れたり乾いたりを繰り返すうちにスレートが反ってきて割れてしまうことがあります。

スレート自体の劣化を防ぐには定期的な塗り替えが必要です。

下屋には苔が生えていました！

下屋を確認すると、大屋根（一番高い屋根）と同様に塗膜が傷んで色褪せてきていました。
また、苔も生えている状態です。

スレートの塗膜が剥がれてくると雨水などの水分を吸い込むようになり、湿気を含むので日当たりが悪い面には苔が生えやすくなってしまいます。
そのため、苔の発生はスレートの塗り替え時期の目安になります。

外壁はチョーキングを起こしていました！

屋根の調査後、外壁の状態も確認しました。

K様邸の外壁はモルタルの塗り壁で、屋根と同じように塗装して防水性を持たせています。
写真は塗料の劣化のサインである「チョーキング」です。

K様邸の外壁はチョーキングを起こしていました！
チョーキングとは、塗膜が傷んで細かい粉状になり、素地から剥がれてきている状態を表しています。
塗膜が健全なら、外壁を手で触っても塗料が手につくことはありません。

外壁雄黒住が目立ってきていました！

誘発目地（ゆうはつめじ）にクラックが発生していました！

K様邸はモルタルの外壁で、誘発目地が一定間隔で設けられています。
その目地にクラック（ひび割れ）が発生していました！

誘発目地とは、ひび割れが起こる箇所にあらかじめ設ける目地のことです。
モルタルの外壁に一定間隔で誘発目地を設けることで、ひび割れを集中させることができます。すなわち、他の部分へのひび割れを抑えることができるのです。誘発目地は割れることが全体なのでクラックが発生しても想定内ですが、このままでは雨水が入ってしまうので、シーリングを充填して防水するご提案をさせていただきました。

外壁にもクラックが発生していました

誘発目地以外にもクラックが発生していました。

外壁のクラックは、幅が広く奥が深いものだと塗装では修繕できないので、塗装前にきちんと補修しないといけません。
外壁のひび割れから雨水が浸入して雨漏りした事例もあるので、ご自宅の外壁に気になるひび割れがありましたら放置せずマチノヤネヤサン岸和田店にご相談くださいね。

付帯部（ふたいぶ）も塗装します！

屋根や外壁以外の部分のことを付帯部と言いい、美観性を向上させて長持ちさせるために塗装をお勧めしています。

雨戸や雨樋、庇、配管カバー、換気カバーなどがあります。外壁がきれいになった時に付帯部が古いままだとその部分が目立ってしまうので、同時に塗装して美しく仕上げるご提案をさせていただきました。付帯部の塗装は美観性だけでなく、保護するためのものなので、塗装をご検討されている方は付帯部の塗装も視野に入れましょう。

K様にお見積書をお預けして後日工事のご依頼をいただきました。
工事の様子は現場ブログでご紹介させていただきますね(*^-^*)