泉北郡忠岡町で下屋の屋根葺替とキッチンに耐力壁を設置します!
K様邸は耐震改修をする前に耐震診断をされ、瓦の屋根葺き替えや耐力壁の設置、内装工事などを行っています。
前日の工事で、大屋根(おおやね)の屋根にカラーベスト、コロニアルグラッサを葺きました。
本日は、引き続き下屋(げや)の瓦を葺きます。
大屋根とは建物の主要部をおおう大きな屋根の事で、下屋とは母屋(もや・建物の主体をなす部分)に差しかけて造った小屋根の事です。
前日の工事で、大屋根の瓦と葺き土を下すと同時に下屋の瓦と葺き土もすべて下しました。
瓦を葺くために野地板を設置し、その上にゴムアスルーフィング(防水材)を敷きました。
K様邸の屋根材はカラーベスト、コロニアルグラッサで、屋根材は写真のように小分けにしてまとめた状態で屋根の上まで運びます。
下屋の瓦を葺いています。
屋根の形状に合わせて屋根材をカットしながら下から順に葺きます。真ん中に置いているのが屋根材を切断する工具です。
カラーベストの屋根の構造は瓦などと大きく変わらず、野地板の上に防水シート(ルーフィング)を設置して、その上に屋根材を敷きつめていきます。
屋根材はステンレスの釘を使用して固定します。
瓦屋根との一番の違いは桟木を使用する必要がないため、防水シートを施工した後に施工ができることです。
下屋のケラバにはケラバ水切りを取付けました。
ケラバとは部材名ではなく、場所を示す名称で、屋根の端の雨樋がついていない側をケラバといいます。
通常は屋根材と破風板、水切り金具などで覆われています。
水切りは、雨天時などに屋根からの水を切る役割を果たし、外壁や窓への雨水の吹き込みを防止する役目があります。
K様邸は古くなった雨樋、軒樋を入替えます。
外壁塗装をする前に先に既存の雨樋・軒樋を撤去しています。
雨樋は、雨水の侵入で建物が腐食することを避けるという重要な役割を担っています。
もしも、雨樋がなかったら雨水が屋根の軒先から外壁に直接伝わり外壁内部を腐食させます。
キッチンの窓を入替え、その両側に耐力壁を設置するので、前日の工事でキッチンを仮撤去し、キッチン廻りの壁タイルも解体・撤去しました。新しい窓は小さくなりますが、出窓仕様です。
耐力壁(たいりょくへき/たいりょくかべ)とは、建築物において、地震や風などの水平荷重(横からの力)に抵抗する能力をもつ壁のことです。
キッチンには横長の窓があり明るかったですが、その分窓が無く耐震診断で構造的に数値が低く出ていました。
ここに耐力壁を2カ所に設置することで、耐震診断での数値が上がります。
写真の黄色い点線の部分に耐力壁を設置し、真ん中にリクシルのデュオPG面格子付サッシ2枚建窓を取付けます。
窓はアルミサッシ複層ガラス窓です。
耐力壁は、木造住宅だけでなく、プレハブ住宅でも使われ、鉄筋コンクリート造でもコンクリートの強い壁を作って耐力壁としたりしています。
そして、これらすべては、地震や台風に対して、より強くなるように設けられています。
外部から見たキッチンの出窓下です。
耐力壁を設置する箇所の既存の壁を撤去しています。
9時~19時まで受付中!
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