這樋ってなに?役割や固定方法をご紹介します!
皆さまこんにちは!街の屋根やさん岸和田店の小南です。
今回のコラムでは
「這樋・はいとい」についてご紹介させていただきます。
這樋の固定方法もお伝えしますので、這樋がズレたり破損してお困りの方は是非参考にしてくださいね(*^-^*)
這樋は雨樋(あまどい)のことです。雨樋は
取付ける場所によって呼び方が異なります。
まずは雨樋について少しお話していきます。
雨樋とは、屋根に落ちてきた雨水を受けて、地上や地下に排出させるための設備のことです。
雨樋はお家の外に取り付けられているので、じっくりと見ることはほとんどないかもしれません。
ですが、雨樋は大切なお家を雨水から守る重要な役割があるので、破損したり不具合を起こして
雨水が
溢れることがあると、お家の劣化を早めてしまいます・・!
雨樋はお家の形状に合わせて様々な形状の部材を組み合わせて取付けられていて、
その取付ける場所や部材によって呼び方が異なります
では「這樋・はいとい」とはどの部分の雨樋なのでしょうか。
這樋とは下屋(下の屋根
)
に取り付ける
長い雨樋のことで、屋根の上に這わせて取付けるた
め、這樋と呼ばれています。
這樋は下屋の軒先まで這わさないといけないので、長さがあります。そのため
、部分的に固定しないと風の影響をまともに受けて、ズレたり飛ばされることがあります。
4年前に関西方面に上陸した大型の台風でも、這樋が飛ばされる被害が多発しました!
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台風被害に遭う前に屋根とお住まいの対策をしておきましょう
今回のコラムで竪樋の固定方法を2つご紹介させていただきますので、
よろしければ参考にしてくださいね(*^-^*)
長い這樋・・・、どう固定したらいいの?
写真を用いて分かりやすくご紹介させていただきます。
写真はスレート葺きの屋根です。
スレートとは厚みが5mmほどの板状の屋根材のことです。
スレート葺きの下屋に渡した這樋の固定方法をご紹介します。
板金を小さくカットして、間に銅線を挟んで折り曲げます。
続いて、板金をスレートの隙間に差し込みます。スレート葺きの屋根は板状のスレートを重ねて葺いていて、下端には隙間があります。
その隙間に板金を差し込んで、仕込んでおいた銅線を這樋にくくり付けて固定します。
銅線を這樋に回して頂点でくるくると巻いて固定します。
銅線には板金が繋がっているので隙間に差し込んだ板金で固定されることにあります。
這樋固定完了!!板金と銅線を用いて這樋を固定しました。
這樋の距離が長い場合は数カ所で固定してあげるとより強風に強くなります。
この方法は、瓦葺きの屋根でも使えます。
写真は瓦葺きの屋根です。瓦の上に釘ある釘は、這樋を固定していた釘です。
釘に銅線を巻きつけて、その釘を瓦の隙間に差し込んで固定する方法です。
釘と銅線を用いて這樋を固定することも可能です。
写真は這樋を固定する際に使用する金物です。名前は
「這樋用控え金物・はいといようひかえかなもの」です。
ステンレスの長い板の部分を瓦の隙間に差し込んで固定します。
ステンレス製の長い板を瓦の隙間に差し込みます。
手前に見えている黒いプラスチックの部分に這樋をのせて、挟み込んで固定します。
プラスチックの部分に這樋をのせて挟み込んで固定しました!
写真は屋根の上に渡していた電気の配線をインシュロックで
這樋にまとめている様子です。
下屋の上には電気の配線が渡されていることがありますが、配線が風でバラバラにならないように這樋でまとめて
ると見た目がすっきりします。
這樋の固定完了です!!這樋用控え金物を使用して固定すると、銅線を用いるよりも長持ちします。
(銅
線は経年劣化で切れることがあるため
)
這樋を固定する方法について、参考になりましたか?街の屋根やさん岸和田店は、這樋の固定のご相談も承っておりますので、お気軽にご相談くださいね(*^-^*)
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