貝塚市の雨漏り修理で板金屋根を簡易修理し天井板も張替ました
貝塚市の雨漏り調査と簡易修理のご紹介です。平成30年に大阪に上陸した台風21号で雨漏りが発生したとのご相談を受け、調査にお伺いしました。O様邸は木造・平屋建てで、土葺きの瓦屋根と金属屋根があります。雨漏りしているのは、板金屋根の下のお部屋で、天井から雨水が浸入して壁に流れてきたそうです。屋根全体の劣化が進んでおり、きちんと修繕するとなると費用がたくさん掛かってしまいます。火災保険にも入っておらず、費用が限られている為、「簡単な修理でいいのでお願いします」とのご依頼があり、後日簡易修理させていただきました。台風の強風でめくれ上がった屋根の板金を元の形に整えて再固定し、隙間にはシーリングを充填して防水、そして、瓦屋根のほうのズレた瓦はシーリングで」固定させていただきました。
現地調査の様子です。まずは雨漏りしているお部屋を確認させていただきました。
雨漏りしているのは板金屋根の下にある洋室です。壁と天井の取り合いから雨水が浸入し、壁に流れてくるのでタオルを張って応急処置されていました。台風の時に、雨水がたくさん入ってきたので驚かれたそうです。
雨漏りしている洋室の上の屋根を確認すると、ケラバ部の板金がめくれ上がっていました。
板金が折れ曲がっていましたが、飛散はしていなかったので、元に戻して強力な防水テープを貼って固定しました。
O様邸の屋根は板金の瓦棒葺きです。
瓦棒葺きとは、瓦棒と呼ばれる長い角材を一定間隔で屋根面に打ち付け、そこに板金を固定していく工法のことです。
屋根面の板金を折り曲げて瓦棒に立ち上げ、上にコの字型に加工した板金を被せることで雨仕舞(雨水が内部に入らないようにすること)しています。その瓦棒に被せた板金が外れてズレていました。
外れた板金を元に戻して釘留めし、シーリングを充填して防水して処置させていただきました。
O様邸の板金屋根は表面の塗膜が剥がれて錆が発生している状態です。本来は塗装の改修もした方がいいのですが、今回は簡易補修のみさせていただきます。
棟の継ぎ目も割れて隙間があいていたので、シーリングを充填して防水しました。
棟とは屋根の三角になった頂点部分のことで、屋根面同士がぶつかり合う部分ですので隙間が生じます。板金屋根の棟には雨水が入らないように別に板金が取り付けられている(棟板金と言います)ことが多いのですが、O様邸は板金を継いでいる形状でした。その継ぎ目が割れて口を開けている状態でしたので、シーリングにて処置しています。
修理完了後、その後の雨で様子を見ていただきましたが、一度も雨漏りしていない、とのことで安心されていました。
土葺きの瓦屋根にも被害がありました。
風切丸という、棟から軒先にかけて葺かれた丸瓦が強風でめくれ上がっていました。
瓦屋根の方は部屋内には雨漏りしていない、とのことでしたが、目に見えない小屋裏に雨水が浸入している可能性があります。
瓦がめくれたままの状態だと雨水が内部に入る危険性がありますし、葺き土がどんどん流れてしまいますので、ズレた瓦を戻してシーリングで固定させていただきました。
瓦屋根の被害がここだけで済んだのが幸いです。
同時に台所の天井のご相談もありました。
以前雨漏りした時に天井板が傷んで、落ちてきそうになってきたのでガムテープを貼って応急処置されたそうです。
「天井が濡れたので照明も怖くて使えなかったんです」と、不便な思いをされていました。
現在、雨漏り修理は完了していて、今は止まっているそうですので、天井板を張り替えてほしい、とのご希望です。
室内の改修は大工が行いました。
工事中、ホコリが周囲に舞わないように、天井から床までシートを張って養生し、作業させていただきました。
照明器具を取り外し、既存の天井板を撤去しました。
小屋裏を確認しましたが、梁や柱などの重要な木部を含めて、腐食している箇所はありませんでした。
続いてジプトーンという化粧板を張りました。
ジプトーンとは、会社や学校、病院などの天井によく使用されている天井板のことです。(虫が食べたような模様が付いているので虫食い天井とも言います)
天井を張った後、照明器具を復旧し、照明が使えることを確認させていただきました。
「雨漏りも止まったし、不便だった台所の照明も付くようになって安心しました。天井が落ちてきそうで怖かったので、きれいになって本当に嬉しいです」
O様が安心して暮らせるようになり、スタッフ一同嬉しく思っております。
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