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岸和田市で使用した屋根の防水シート・改質ゴムアスファルトルーフィング
岸和田市にお住いのN様邸の屋根葺き替え工事のご紹介です。
地震が発生した時の揺れを少しでも軽減するために土葺きの屋根を軽い屋根材に葺き替えることになりました。
前回、既存瓦のめくり作業を詳しくお伝えしたので、今回はその続き、下地設置とルーフィング(防水シート)敷きまでを分かりやすくご紹介します。
写真は、既存瓦のめくり作業中の様子です。
土葺きの屋根は大量の土を使用して瓦を葺いていますので、屋根が重くなり、地震の揺れが発生した時に不安定になります。
軽い屋根に葺き替えることで、建物の重心が下がり、揺れた時に少しでも有利になります。
今回使用する瓦はカラーベスト、コロニアルグラッサです。
カラーベストとは、スレートとも呼ばれ、セメントと特殊な鉱物物質を主原料として平型に形成した屋根材で、厚さは約5㎜ほどで、着色して仕上げています。
瓦は数枚ごとに束ねられて、このように梱包されて搬入されます。
梱包された屋根材をクレーンで屋根の上まで荷揚げしました。
N様邸は前面道路が広くクレーン車が駐車可能だったので、この方法をとらせていただきました。
対して、前面道路が狭い場合は、昇降機のみで荷揚げし、屋根の解体作業の時も小さな車を使用します。
「家の前、小さな車でも止められない・・・」という場合は、近くの駐車スペースから手運びするなど方法がありますので、まずはご相談下さいね。
既存の瓦・葺き土、桟木を撤去した後、屋根を葺いていきますが、このままでは屋根材を葺けないので下地の設置から始めます。
既存の屋根は洋瓦で土葺きの屋根、桟木を使用しており、今回、桟木を撤去したので屋根の軒先のモルタル部分が高くなっている状態です。(桟木は軒先のモルタルの高さに合わせているため)
そのため、この上に下地の合板を張ると軒先が高くなり、屋根の勾配が悪くなってしまいますので、下地の勾配を調整するための角材を設置しました。
軒先のモルタルの高さに合わせて角材の寸法を替えます。
これで、既存の屋根の勾配と同じように下地を設置することができます。
角材の上に構造用合板(こうぞうようごうはん)という強度のある合板を張って屋根下地とします。
この下地の合板に向かって方らしい屋根材・カラーベストを一枚一枚留め付けていきます。
構造用合板とは、強度のある合板で、構造耐力上、主要な部分に使用されます。主に、木造建築物の、壁や床下地、今回のように屋根の下地として用いられます。
屋根の下地を設置した後、ルーフィング敷きを行います。
ルーフィングとは、屋根本体の下に敷く屋根を防水するシートのことで、「ルーフィング」「アスファルトルーフィング」「ゴムアスルーフィング」「防水シート」「下葺き材」など呼び名は様々です。
ルーフィングにも色々種類がありますが、今回は改質ゴムアスファルトルーフィング(ゴムアスルーフィング)を採用しました。
改質ゴムアスファルトルーフィングは、アスファルトルーフィングを改良した耐久性の高い防水シートです。
屋根瓦の内側に雨水が入ってもこのルーフィングが健全であれば部屋内に水が廻ることはありません。
逆に、ルーフィングが破れたり穴が開いたりすると、雨漏りの原因になりますので、耐久性のあるルーフィングの使用をお勧めします。
下地の構造用合板を設置する際に、屋根の上で合板をカットしたので、作業中の木屑が樋に溜まっていました。
工事の終わりに樋の中や、屋根の上、建物の外構周りや前面道路などを確認して掃除し、安全確認後、一日の工事が完了となります。
屋根の下葺き材、ルーフィングの重要性は伝わりましたか?
街の屋根やさん岸和田店は、今後安心して暮らせるように、耐久性のある改質ゴムアスルーフィングを使用しての葺き替えをご提案させていただいております。
もしあなたも、屋根の葺き替えで、屋根の構造など心配なことがございましたらお気軽にご相談くださいね。
次は瓦葺きをご紹介します。
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