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貝塚市石才の防水を施したバルコニーの散水及び水張り試験を実施しました!
貝塚市石才の雨漏り修理とバルコニー防水で前回、雨漏りしていた箇所の改修をご紹介しました。今回は、防水を施したバルコニーの散水及び水張り試験の様子をご紹介します。
防水したバルコニーに散水して水を張り、雨漏りしていないかを調査します。
K様邸は3階のバルコニーの下端に雨漏りが発生し、下端の板が濡れてめくれ上がってきていました。位置がバルコニーの先端だったこともあり、吹き降りの雨により下端が濡れたのかと思いましたが、板の内側も濡れていたので、上のバルコニーからの雨漏りの可能性が高いということで、バルコニーにウレタン樹脂塗膜防水を施すことになりました。
3階のバルコニーの下端板と外壁タイルの取り合いに段差がほとんど無いため、外壁に伝った雨がバルコニーの下端に少なからず回っているので、今回の工事で水切りを取付けました。水切りは雨水が建物内部に浸入するのを防ぐ役割があり、外壁を伝った雨は水切りを通って下に落ちる仕組みになっています。
3階のバルコニーにウレタン樹脂(青色)を塗布している状況です。
ウレタン樹脂は乾いて硬化すると弾力のある防水膜になります。液状ですので、複雑な形状の場所でも継ぎ目のない防水層を形成できるのが特徴です。
ウレタン樹脂を2回塗布して既定の厚みの防水層をつくります。
ウレタン樹脂は紫外線に弱い性質ですので、表面にトップコート(グレー)を塗布して紫外線から守る必要があります。
トップコートが下の防水層を保護しているので、定期的にトップコートの塗り替えを行いましょう。防水層が傷んでしまうと雨漏りに繋がることもあり、改修の費用もトップコートのみの場合よりもかさんでしまいます。
今回、防水層を壁の立ち上がりまで形成しました。(取り合い部分から雨漏りすることが多いため、防水層で取り合いを保護する意味合いを兼ねて)壁の上部の防水層の端から雨水が浸入しないように、水切り金物を取付けました。水切りは雨水が建物内部に浸入するのを防ぐ役割があります。
3階のバルコニーのウレタン塗膜防水工事が完了したので、雨漏りが止まったか散水及び水張り試験をしてほしいとのご依頼がありましたので、その様子をご紹介します。
今回の工事で、雨漏りしていたバルコニーの下端に点検庫を設置したので、そこから内部を確認しています。
内部には雨が入った形跡はありませんでした。
3階のバルコニーには水栓が無いので下の水栓にホースを繋げてロープで引き上げています。
これからバルコニーに散水し、水を張って経過を見ます。
水を張る前に内部を確認したので、変化があると分かります。
バルコニーに水を貯めるので、排水のドレンに養生テープを貼って、水を止めます。反対側のドレンも同じように水を止めてから散水します。
散水状況です。
バルコニーの全体に散水しながら、雨漏りした箇所周辺から先に水を貯めていきます。
ドレン周辺から水が溜まってきました。
ここの手前にある排水から水が流れるところまで水を張っていきます。
雨漏りしていた箇所周辺に水が溜まったら反対側にも散水して水を張ります。こちらのバルコニーは両側にドレンがあり、そこに水が流れるように勾配を付けています。ですので、真ん中までは水を張れないので、他の部分は散水しながら経過を見ます。
バルコニーで散水及び水張りをしている間、バルコニー下の点検庫から中の状態の経過を見ています。目視で水が浸入していないかを確認し、水が落ちる音がしないかなどにも気を付けています。
一定の時間、水を張り、散水して状経過を確認しましたが、バルコニーから雨漏りはしませんでした。
最後に施主様にも、点検庫の中の様子を見ていただき、張っていた水を抜いて散水及び水張試験完了です。
後日、大雨が降りましたが雨漏りは止まっているとのことです。
バルコニーは雨漏りしやすい場所でもあるので、定期的なメンテナンスを行いましょう。
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