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岸和田市の庇工事/劣化して斜めになった庇に受け梁を入れて補強しました!
岸和田市東ヶ丘町のK様より「縁側の前にある庇が、傷んでるせいか斜めに傾いてきてるんです。落ちてきたら危険なので修理してもらえませんか?」とご相談があり現地調査にお伺いしました。
玄関横の庇が下向きに傾いてきており、これ以上傾かないように、小さな木材を玄関庇の上にかませて補強されていました。
庇は住宅の開口部(窓や出入り口)上にある小さな屋根の事で、実は雨漏りしやすい箇所でもあります。ですが、庇があると、日除けになり直射日光を防いだり、雨だれなどによる外壁の汚れを防止したり、窓からの雨の吹込みも防止したりすることができます。
今回の修理は、傾いた庇の下場に受け梁と腕木を設置する方法です。
玄関横で目立つ位置にあるので、見た目を良くするために木材を加工しています。角材の角を丸くカットして磨きました。均等に彫られている溝を庇の垂木にはめ込んで受け梁を固定します。
梁などで使用する木材の加工が終わったので、受け梁を設置します。
受け梁は、長いビスでしっかりと固定します。
受け梁を庇の垂木に向かって固定しました。
受け梁から壁に向かって斜めに設置する腕木を固定するための下地の木材もボルトで壁にしっかりと設置しました。
腕木を設置する前に地面から庇までの空間と玄関庇との空間に長い角材を入れて庇を持ち上げました。
落ちかかていた庇を元の高さまで持ち上げてから補強します。
受け梁・腕木ともに長いビスを木材に埋めこむようなイメージ
で固定しました。そのビス穴を隠すために、接着剤を付けた丸い木材をビス穴に差し込んで、表面からはみ出した分をカットしています。この作業を埋木といい、木材の欠損した部分の補修などにもこの方法が用いられます。
受け梁と腕木を設置し、庇をしっかりと補強しました。
このままでは、新しく設置した木材が白っぽくて目立ってしまうので、既存の木部にできるだけ近い色で塗装します。
庇補強前は、下から支える部材が無いため、経年劣化で斜めに傾いてきていました。
庇が傾くと外壁との取り合いから雨が浸入したり、雨樋の傾斜が変わり雨水が溢れたり、万が一落下すると大変危険です。
受け梁と腕木を設置して、庇を下から支えて補強しました。これで、落下の危険性もなくなり安心して暮らせますね。
もしあなたもお家の庇のことで気になることがございましたらお気軽にご相談下さい。
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0120-169-747